Hyde Park でブルーベルを見るという目標は達成したのですが、やっぱりブルーベルと言ったら鬱蒼と茂った森の中に咲いているイメージが強く、それを見たいという欲が出てきました。
そこで今度は、ロンドンに居ながらにして気軽に訪れることができる Ancient Woodland (自然林)のひとつである、Highgate Wood (ハイゲート・ウッド) に行ってきました!
地下鉄の Highgate Station からもアクセスしやすいとのことですが、私はバスで行きました。バス停の名前は Highgate Wood で、43番と134番のバスが停まります。バス停のほぼ目の前にこんなかわいい門があります。
Highgate っておしゃれな高級住宅街のイメージがありますが、門もそんな感じですw
門をくぐるとさっそくブルーベルを発見!ベンチの下で単体で咲いていました。
Highgate Wood に足を踏み入れた瞬間、心の中ですごーい!と言ってしまいました(笑)だって、本当に森なんですよ!ロンドンほどの都会に森があるなんて、感動です。
よく整備されていて、散策がしやすかったのも高ポイントでした。
中心に進むにつれて車の音がしなくなり、聞こえてくるのは鳥のさえずりや動物の気配を感じさせる音のみになります。
Highgate Wood には Conservation area と言って、植物が成長しやすくするためにその場所をフェンスで囲い、人の立ち入りを禁止しているエリアが何か所かあります。
いつからいつまでと言うのは場所によって違うのですが、10年したら解除されるみたいです。(しかしマップでは 1987年の Conservation area は永久に立ち入り禁止となっているのですが、なんでだろう。)
さて、この Highgate Wood は 28ヘクタール(東京ドーム約6個分)の広さを持つ森ですが、ブルーベルの群生が見られる場所は、Bridge gate と言う門の近くにあります。
バス停近くの門、New Gate からはだいたい対角線上にあり、少し歩きます。
(公式ホームページからマップを手に入れることができます。)
しばらく歩いているとブルーベルの群生がちらほらと現れてきました。
これだけでも、ハイドパークで見たものより数が多いです。そして、薄暗い森の中に咲いているブルーベルこそ、やっぱり本来の姿かな~なんて思います。
私はマップがない状態で散策していたのですが、運よくブルーベルのビューポイントにたどり着くことができました。(ちなみにもしこれから行かれる場合、事前にマップで確認してからのほうがいいと思います。なんと言ったって広いし案内板などもほぼないので、今自分がどこを歩いているのかが分からないw)
そしてついに・・・ブルーベルの群生を見ることができました!!
ブルーベルを保護するために、このような木のフェンスで囲われているのですが、(これがまた、人工的でなくて素敵ですよね!)フェンスとフェンスの間には小道があり、そこを通るときに両サイドにブルーベルが!感動!!(笑)
この場所は Highgate Wood の中でも特別の場所のようです。
ブルーベルで有名なガーデンに比べたら「一面のブルーベル!」とまではいきませんが、木々との調和が素晴らしいと感じました。これはこれで好きかも。
この日は曇りでしたが、時々日の光が注ぎ込むときがあって、その瞬間は本当に美しい。それは、実際にその場にいないと味わえないものだな~と感じました。
でも、この森のブルーベルはどこを切り取っても素敵すぎて、つい写真が多くなってしまいます(笑)
ところで Highgate wood のブルーベルですが、Hyde Park で見かけたブルーベルとちょっと姿が違うんです。
具体的にはどう違うかと言うと、色が濃くて花の長さが長いんです。花びらの先端も反り返るように「くるっ」てなってるし、香りもします。
↑たこさんウィンナーみたいだと思ったのは私だけ?w
どうやら、私がハイドパークで見かけたブルーベルは、ほとんどがスパニッシュのブルーベルとのハイブリッドだったみたいです。(汗)今写真を見返してみたら、1枚だけしかネイティブと思われるブルーベルがなかった (◎_◎;)
・・・子供たちがネイティブのブルーベルを植えたんじゃなかったのか・・・w
スパニッシュは繁殖力が強く、イングリッシュを駆逐してしまうことがあるそうなので、ハイドパークのブルーベルも交雑してしまったのかな~。
スパニッシュの形もかわいいですけどね。でも、イングリッシュをこの目で見て、匂いを嗅いでしまったら、やっぱりこっちのほうがいいなと思ってしまいます^^; 上品な感じ。
ちなみにイングリッシュかそうでないかの見分け方はこのページやウィキペディアに詳しく書いてありますが、一番の特徴はやはり花の形と、イングリッシュは茎の片側に集中して花をつけることが多いのに対し、スパニッシュ(との交雑)は全体につけるといったところが見るからに違いますね。
これも交雑種っぽいけど、一番下の花はイングリッシュっぽくもある・・・どうだろう。
これは正真正銘のイングリッシュ・ブルーベルですね。色もこの濃い紫が美しい・・・。
Highgate Wood でのブルーベルウォッチングは、こんな感じでした。個人的には大満足。
北ロンドンに住んでいる人はもちろん、セントラルロンドンからも遠くはないので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。春の散策にお勧めしたい場所です^^
はじめまして!
いつも楽しく拝見しおります。
Highgate woodとてもステキな場所ですよね。
実はすぐ近くに住んでいて、よくジョギングしに行っているのですが恥ずかしながら全く気付きませんでした…
こんなにたくさんキレイに咲いているとは!
さっそく明日にでも探しに行ってみようと思います!
みかんさん
はじめまして。コメントありがとうございます^^
Highgate wood の近くにお住まいなんて、うらやましいです!
とてもきれいに整備されていて、ジョギングや散策しがいがある場所ですよね。
実は、ブルーベルを追い求めるのにすっかりはまってしまい、最近はほぼ毎日のように
新しい森や公園を見つけては足を運んでいるんです。
(なのでしばらくは、ブログの内容がそのことばっかりになるかも(笑))
今までに少なくとも6か所は訪れたのですが、Highgate Wood は今のところ 1,2を争うくらい好きな場所です。
特にブルーベルの咲いている辺りは、そこだけなにか特別な空間になっているみたいでしたよ~!
ぜひ、ブルーベルを心ゆくまで堪能なさってくださいね(#^^#)