Ham House を見学した次の日は、Osterley Park and House に行ってきました!オスタレー駅から歩いて5分くらいのところにあります。
余談ですが、オスタレーはインド系の人が多く住んでいるところでもあるそうですね。交通量の多い道を渡りたかったけど信号が見当たらなくてどうしようかとおろおろしていたら、インド系の女性の方が「地下道があるからそこから渡れるわよ!」と親切に教えてくれました。
このような看板もあるので、目的地までは迷わず行けました。
しばらく歩くと、大きな門が見えてきます。お屋敷までは、ここからさらに10分弱歩きます。
途中には馬が草を食んでいたり・・・
ハトがえさを求めて来たり・・・・(笑)
この動物、「マガモ」というんですね。思わず調べてしまった。「緑の顔」と「黄色いくちばし」で画像検索したら、一発でしたw
こんな感じで、のどかな風景が続きます。
そうしてようやく、建物が見えてきました。
Osterley は、・・・これは何式の建物というのかな。インドのタージ・マハルのようなドーム型の屋根は、あまり見かけないですよね?なので、とても新鮮です。
柱はパルテノン神殿風?
早速、建物の隣にある受付所で手続きをして、中に入ります。ちなみに、大きな荷物は預かってもらえます。(というか、預けることが推奨されているみたいです。私は大きめのリュックを背負っていたので、貴重品だけ持って預かってもらうことにしました。)
中に入ると早速、係の人が見学ルートを一通り説明してくれます。写真はフラッシュをたかなければとってもいいということだったので、たくさん撮りました。
昨日のハムハウスも、同じくフラッシュなしだったら撮っても良かったのですが、撮るものがなかった。肖像画を撮っても・・・ねぇ、(笑)
ハムハウスで受けた印象とは違い、Osterley は室内装飾も個性的でした。そう感じたのは、おそらく東洋の調度品が多く飾られていたからだと思います。
この壺や棚は、おそらく中国や日本のものだと思います。
学芸員の方に伺ったところ、この時代は東洋的なものがすごく流行ったそうで、この館の持ち主も、職人にそのようなものを作らせていたそうです。
例えばこのチェストは、日本のモチーフを取り入れて、イギリス人の職人が作ったものだそうですが、両端に金のライオンが見えますか?ただそっくり模倣するのではなく、西洋のモチーフが組み合わせられているんです。このほかにも、その家の家紋や紋章をミックスさせたものなども好まれたそうです。
私はこういう和洋折衷の概念が大好きなのですが、そういうものは何百年も前から受け入れられていたんですね。
何もかもが豪華w でも、配色やスタイルなどは、現代のお金持ちの家にもありそうな感じではあります。
建築家のロバート・アダムの紹介もありました。彼の設計した館にふさわしい調度品を作るために、熟練工が重用されたとのこと。
ちなみにロバート・アダムは、ハーブの研究で有名なベニシアさんの母親の実家である、ケドルストンホールを手掛けた人物でもあるそう。確かに!なんとなく雰囲気が似ています。
キッチンは地下にあって、結構広かったです。
このオーブンとか、温度調節機能はもちろんついていませんよね?
そしてこれは、貴族たちの衣装?w
かつらなんかもありましたw
これは、Mrs. Bunce という家政婦さんの部屋にある隠し金庫です。ここに、商人や召使たちに支払うお金を隠していたそう。
こんな感じで屋敷の見学を一通り終えて、今度はお庭(というか公園?)の見学を・・・と思ったのですが、やはり時期が3月はじめということもあり、お花がほとんど咲いていませんでした。
水仙と
スノードロップ
これはクロッカスかな?
このくらいしか色がなかった^^;
お庭自体はとても広大で、歩いてまわると結構な時間がかかりました。でもせっかく来たのでぐるっと一周してみることに。
こんな小屋?があったり、
途中にはブランコなどがある、子供用のプレイランドもありました。この辺まで来ると、庭というよりちょっとした森って感じです。
屋敷がだいぶ小さく見えます。
30分くらい歩いてスタート地点まで戻ってきて、小さな達成感w
最後はお土産屋さんをちらっと覗いて帰りました。ナショナルトラストのお土産屋さんって、どこも似たような感じですよね。当たり前かもしれませんが。
オーストリーは建物だけでなくお庭も広いので、家族連れにも楽しめそうな場所だと思います。特にこの時期は、ブルーベルが見ごろを迎えていて、とてもきれいだそうですよ!
そして!ロンドンには、ほかにもたくさんのナショナルトラストがあるので、また時間を見つけて行くつもりです!
おまけ・・・これ、旧式のセントラルヒーティングだそうです。ホストファーザーが小学生の時、学校にあったのがこれで、部屋全体が温まりくかったそうです。みんなこの周りに集まっていたそうですよw