渡英してすぐのころ、ロンドン市内にあるナショナルトラスト管轄の建物を見学しに行きました。
2月下旬だったのでまだまだとても寒く、訪れている人もほとんどいなかったので、ちょっと得した気分w
バスのみを乗り継いでいったら片道3時間くらいかかりましたwww ワーホリで来てるからできることですよね。でも、ロンドンの街並みを眺めながらの旅は結構面白かったです。イギリスって、地域によって景色が全然違うんですね。
最寄りのバス停から10分程度歩くと、入り口が見えてきます。
立派な門。
この椅子は玄関の横に置かれているのですが、とても雰囲気があります。
中を見学したかったのですが、私が行った冬の時期は館内の保守作業のため、ツアーガイド付きで決められた部分しか見学できませんでした。残念。でもせっかく来たので、ツアーに参加してみることに。
ツアーは2回に分けられていて、一つはこのハムハウスの持ち主とその家族についてのお話。(こちらは正直あまり興味がなかったw)
しかしもう一つがとても面白くて、ボランティアの方々が、普段どのようにして調度品や書物などの保存に努めているかということの実演でした。
例えば本なんかは、1ページずつ専用の筆みたいなブラシでほこりを払いながら、きれいな状態を保ちます。さらにすごいのが、その埃や虫の死骸を捨てずにとっておき、分析するそうです。それらは見学者の運んできたほこりや髪の毛である場合もあるし、当時の年代のものである場合もあったりするそうです。
歴史的建造物の管理って、ただ劣化・破損を防ぐというだけでなく、研究や分析という作業も含まれるんですね~。とても興味深かったことを覚えています。
そしてツアーでは館内の一部を見ることができたのですが、調度品の中に、日本からもたらされた飾り棚などもありました。この時代はシノワズリ・ジャポニズムと言った東洋的なものがもてはやされた時代でもあるそうです。
保存状態も非常によく、中国から視察団が来た時に、「この時代のもので中国にあるものは状態が悪いものが多く、ここでは当時のままの姿を見ることができるのが素晴らしいと感心された」と、学芸員の方は自慢していましたw
見学を終えたので、屋敷の外を見て回ることにしました。裏側はこんな感じになっています。
これはラベンダー畑ですね。見ごろの時期はとてもきれいなんだろうな~。
私の実家のラベンダーも、枯れていないことを祈ります・・・。
そして!同じく私が興味を持ったのは、このStill House です。
ハーブやスパイスなどが、当時どのように使われていたかが再現されています。
クローブって歯の治療に使われてたの?マジ?w
こういう風にポマンダーづくりに使われるのは知ってたけど・・・。
年季の入ったラベンダーバンドルズです
これは何でしょうか。
なんて書いてあるか読めないw
最後はキッチンガーデンを眺めながら、フラップジャックを頂きました。
当然のごとく、まだ植物を楽しむには早すぎる時期だったので、食べたら急いで帰りました。(寒かったしw)
屋敷の中ももっと見学したかったですが、ツアーガイドさんのお話を聞けたのと、ハーブ関連のお部屋を見学することができたのは興味深かったです。
このHam House を見学した次の日には、Osterley というロンドンにある別の建物を見学したのですが、明日はその時の話をしようと思います!