1か月ほど前のことになりますが、Leeds と言うイギリス北西部の都市に、日帰りで旅行をしました。
旅の目的は、Leeds のとある博物館で開かれる、Wool Festival とそのワークショップに参加すること!
Leeds までは、Virgin Train East Coast の電車1本で行くことができます。値段もチェスターと変わらず、一番安い価格で15ポンドくらい。
East Coast の線を利用するので、出発駅はキングスクロス駅になります。(ちなみにWest Coast はユーストン駅。)
ちなみに同じ Virgintrains でも、West と East は別物として扱われている感じがします。
「初めてEast Coast を利用してくれてありがとう!」と、ドリンクとスナックをプレゼントしてくれました。ラッキーw
2時間ほどでリーズにつくので、意外と気軽に行けちゃいます。
ところでLeeds と言えば、秋篠宮家の次女、佳子様が留学なさる大学がある場所ですよね。
行ったことのある人に「どんな場所だった?」と聞いたら、「ロンドンより全然小さい。」と言われたので、チェスターみたいな感じかなと思っていたのですが・・・
いやいや、結構大きかったですよ。少なくとも駅前は、私のロンドンの地元よりにぎわってたw
写真のように、駅も普通に栄えています。
バスも2階建てが走ってるしw
あ、でもやっぱりバスの中に次のバス停を案内する電光掲示板はありませんでした^^;(正確にいうと、あるんだけど表示されてないw意味ないじゃんwww)
でも、Hitchin の時と違って同じ目的地の人が多かったので、降りるときに困ることはありませんでした。運転手さんも知らせてくれました。
バス停から博物館までの道のりには、こんなに可愛らしい編み物のバンティングが!
バンティング(Bunting)とは、お祭りの時などに使われるデコレーションのことで、イギリスでは結構いたるところで見かけたりしますよね。
布や紙でできているものが多いですが、もともとは写真のもののように、毛糸で編まれたものがオリジナルだそうです。知らなかった。
この Wool Festival に参加するために来たのですが、毛糸関連のことやワークショップの様子などは別ブログに書きました!
http://cosythings.introvertful.com/marlisle-workshop-in-leeds/
ここでは、博物館の様子がどんな感じなのかをご紹介していきます!
この博物館は、イギリスの発展にに大きく貢献した産業革命の時代の機械などを展示している博物館です。
リーズはもともと織物業や羊毛産業が盛んだった場所だそうで、効率化のために様々な機械が導入されました。
糸つむぎの道具も、このような手動のものから・・・
機械化することによって作業効率も上がり、大量生産が可能に!
この機会は今も現役で動き、時間帯によってはデモンストレーションを見ることができます。
しかしそのような発展は、同時に様々な問題も引き起こしました。
この博物館では、上の写真のように、当時の従業員たちがどのような待遇で働いていたのかを知ることができるパネルも併せて展示されていたのですが、機械に指を巻き込まれて切断せざるを得なくなった、あるいは工場内のほこりや塵のせいで肺を悪くして病気になった、など、労働環境は劣悪なものだったことが伺えます。
他にも織物の機械?や、
ミシンなども展示されています。
建物内にはなぜか教室が。でも、この部屋は中の見学はできないようです。
建物の外の小屋?みたいなところには、織物以外の機械もありました。
結構大雑把な配置w
一つ一つの機械に対する詳しい説明とかはあまりなかったので、何の目的に使うものかはわかりませんでした。
外には線路と電車?がありましたが、こちらもどういうものだったのか不明。
この博物館はロンドンの大きな博物館や美術館と違い、説明パネルがあまりなかった気がする^^;
ここは一番天井が低い場所だとかいてありました。
建物の古さもあって、ちょっと怖かったです。この日は晴れてたからまだよかったけど、冬や雨の日に一人で観光をするのは、ちょっと勇気がいるかもw
当時の人はこんな風にして働いていたのかな?
併設のカフェはお庭もかわいかったです。ハーブやイチゴの苗がありました。
アルパカを初めて生で見ました!かわいい・・・w
数ポンドでお散歩をさせることができます。
博物館はこんな感じでした。
小さな博物館なので、これを目当てにリーズに行く人はあまりいないと思いますが、イギリスの産業革命の一翼を担ったであろうこの工場を見学することは、なかなか面白かったです。
電車の時間までちょっとあったので、帰りは駅前のショッピングセンターをぶらぶらしていたのですが、こんな素敵なアーケードなどもありました。
ちなみにイギリスのお菓子の一つに「Parkin」と言う、日本の麩菓子に少し似たお菓子があります。特にリーズのあるヨークシャー地方で有名なものだそうです。(と言うか、この地域以外ではあまり見かけることができないw)
私はお菓子教室の先生が作ったものを味見させてもらったことがあるのですが、せっかく来たのだから、本場で売られているものを食べてみたいと思って探しました。でも、なかなか見つからず。
カフェの店員さんに聞いてみたところ、1件目のお店の人にはそもそも名前すら聞いたことがないと言われ、Wikipedia の写真を見せても、ブラウニー?と言われてしまう始末w
2件目で聞いたら、「この通りを挟んで右よ。」みたいなことを言われたのですが、その後の話の流れで、(あるいは私の発音のせいもあるかも) Parking と勘違いしていたことに気付きました。(Parking=駐車場。イギリス英語では Car Park が一般的だけど、私は明らかに外国人なので駐車場のことだと解釈されたと思います。)
(と言うか、Parkin のアクセントは最初の a にあるかと思っていたら、i の上にあるそうです。駐車場じゃなくて、お菓子のパーキンを探しているんです!っていったら、ああ、ぱーきんね!と言われました^^;)
で、何を探しているかを分かってもらえたのはよかったのですが、そのお店では扱っていないと言われました。
「ヨークシャーショップにならあると思うわよ。」と言う情報をゲットし行こうとしたのですが、あいにく閉店時間が過ぎていたので叶わず。
オンラインショップで発見しましたが、わざわざ取り寄せるまではないかな^^;
初めて行ったイギリスの地方都市がチェスターだったので、地方都市はこじんまりとしたものというイメージがあったのですが、リーズは想像とはちがい、ワーホリでも全然暮らせそうな、便利そうな都市だと思いました。
博物館での Wool Festival も面白かったし、今回の旅では、そうした意外な発見もできてよかったです^^
おまけ:これは博物館で見かけた「非常時にけが人を運ぶための道具」なのですが、日本で働いていた時の職場にもあり実際にこれを使った訓練もしたことがあったので、こんなところで見かけるなんてびっくりしました・・・と言う、超どーでもいい話でしたw