前日に勘違いから「国立歴史博物館」ではなく、「歴史と海運の博物館」を見学してしまったせいで、この日の見学は気合を入れて朝一で入れるように開館前に門の前で待っていました。
と言うのも、リトアニアのヴィリニュスに移動するため12時のバスを予約していたので、見学時間が1時間半くらいしかなかったからです。
博物館系は隅から隅までじっくり見たい派なので、1時間半でも時間は足りないなと思いつつ門の前で待っていたのですが、10時になってもドアが閉まったままです。
どうしたものかと途方に暮れていると、後ろから職員の方らしき人が来て、中にいた人に開けてもらって入っていくのを見たのですかさずオープンしているか聞いてみると、11からと言われました。
日曜日は10時から開館って、ホームページに書いてあったのに~。
でも文句を言っても通してはくれないので、時間になるまで付近を散策することにしました。
近くの公園で見かけた銅象。ラトビアの詩人、Rainis と言う方だそうです。
自由の記念碑。今ググったら、そばに立っている衛兵は身長6フィート(182cm)じゃなきゃなれないそうですよ!まじかーw
ちなみに中央に書いてある文字は、”For Fatherland and Freedom.”(祖国と自由のために) と書いてあるそうです。
近くには軍人さんが何人かいたのですが、そんなものかなと思ってました。
自由の記念碑の近くには、ラトビアのテレビ局の車が!
そうこうしているうちに時間になったので戻ってみると、中から鍵を開ける音がしたので入りました。一番乗りw
博物館の外観は一見博物館だとは思えないようなものですが、中に入ると結構重厚感があります。
で、大人用のチケットを一枚ください、と言うと、
「今日は無料で見学できますよ!」との答えが。この博物館は写真を撮るのにもお金がかかるのですが、それも無料でした。
この時点でもまだなぜ無料かわかってなかったのですが、とりあえず時間がない!と言うことで駆け足で展示を見て回りました。
博物館はこんな感じ。全体的にこじんまりとした感じです。
子供用に楽しみながら学習できるスペースがあるのがいいな~と思いました。
このポスターはすごく共産圏っぽいですが、風景画は普通w
もっとじっくり見たかったのですが、とにかく時間がないので急ぎます。
コスチュームも、いわゆる民族衣装以前のものなどもあって見ごたえがあります。
展示ケースもおしゃれじゃないですか?
ファンタジー系のゲームに出てきそうな石w
ちなみにこの博物館も、英語での説明は併記されていなかったので、内容を知りたいときは備え付けのパンフレットと照らし合わせる必要があります。
ただ、私にはその時間すら惜しい!(笑)
アールヌーボー風のディプロマ。これとよく似たものを、アールヌーボー博物館で作ることができますよ^^
当時の生活を再現したコーナーなどもありました。
とにかく民族衣装!と思って次の部屋に移ろうとしたとき、職員の方があるものを指さして話しかけてきました。
案内されたのがこちらのメダルです。
Order of Lāčplēsis (読めないw)と言って、ラトビア独立戦争の時に活躍した兵士たちに贈られたもので、年に一度だけ、11月11日に国立歴史博物館で展示されるメダルだそうです。
それを聞いて、ようやく今日が特別な日で、開館時間が1時間遅く、入場料が無料だったり、来る途中で軍人さんをたくさん見かけたり、テレビ局の車を見たりした理由がわかりました。(ヒントはたくさんあったのに気づかない私って・・・w)
予備知識が全くなかったので、これがどれほど貴重なものなのかはわからなかったのですが、少なくともラトビアの歴史について調べてみるきっかけにはなりました。
私はラトビア人の知り合いは1人しかいませんが、彼の話を聞いていると愛国心や民族の誇りがなぜそれほどまでに強いのか不思議に思っていたし、ロシア人に対してネガティブな感情を持っているのかもわからなかったのですが、ドイツやソ連の支配を受けてきた苦難の歴史があるからなんだなと納得。
そしてそれは彼だけでなく多くのラトビア人にとってもそうなんだろうというのが、たった3日間の滞在でしたが現地の人たちとの会話から感じられました。
私の興味はどうしてもテキスタイルとかそっちのほうが大きいのですが、バックグラウンドを知ってこそ真の理解が深まるというものですよね!
上手くまとめられませんが、とにかくとても印象に残る体験でした。
そしてこの後、念願の民族衣装を見ることができましたが、それは別ブログに・・・。
ここら辺、じっくり読みたかった(泣)
この部屋は通貨の部屋で博物館の目玉の一つらしいのですが、いよいよ時間が無くなってしまい見ることができませんでした(笑)
最後にこの方に挨拶をして、職員の方に「全然足りないのでまた来年戻ってきます!」と言ったら笑ってくれました^^;
急いでバス乗り場に向かいます。この時点で、出発予定時刻まであと20分!
なんとか5分前にバスに滑り込んで、無事リトアニアのヴィリニュスに出発することができました。
次回はいよいよ最終国、リトアニアでの滞在記です!
バルト三国旅行記、楽しく拝見しています。
すごい、貴重なものが見れたんですね。よかったですね!
博物館や編み物など、よもぎさんの好きなものがつまっていて、
とても楽しそうなので、こちらも読んでいて楽しいです。
通貨の部屋の写真でふと思い出しましたが、
ラトビア銀行が発行している、おとぎ話をモチーフにした
5ユーロの記念硬貨がすごくかわいいんですよね。
私もいつか行ってみたい場所です。
ノエルママさん
ご無沙汰しております^^
バルト三国記・・・もはやイギリスのワーホリブログではなくなっている感がハンパないですが^^;
とても素敵な国々で素晴らしい経験ができたので、記録を残そうと記事にすることにしました。
楽しんでくださってありがとうございます^^
記念通貨のこと、知らなかったです!!
ああ・・やっぱり無理してでも見ておくべきだったかも~(泣)
あの通貨の部屋は博物館の目玉でもあるらしいですよ!
博物館は小さいですが、隅から隅までじっくり見たら
ラトビアの歴史についての知識が深まりそうな展示になっていて、とても魅力的でした^^