素敵なインテリアの中で、優雅なティータイムを過ごす。ディナーもお手頃です!

V&A(ヴィクトリア&アルバート博物館) には、カフェやレストランが3つあります。

The Garden Cafe。暖かい時期はピクニックもできます。また、中央の入り口の先にあるのが The Period Rooms です。

Exhibition Road 側にある The Courtyard Cafe、池の周りの The Garden Cafe、そしてその先にある The Period Rooms(または The Garden Rooms) です。

その中でも Period Rooms は、美術館の中にあるレストランとしては世界最古のもので、ウィリアム・モリス、ジェームス・ギャンブル、エドワード・ポインターの、3人のイギリス人によってデザインされた部屋があり、それぞれの名前をとって、Morris room, Gamble Room, Poynter Room と呼ばれています。

Morris Room

向かって左の部屋が Morris room. モスグリーンの壁紙がモリスっぽいです。

(ピンボケ気味で失礼します^^;)この感じも、すごくモリスらしい!

モリスにとってこの部屋は、初めての公共事業的な仕事だったそうです。モリスはこの部屋をデザインするとき、この時代に作られた「新しい」美術館の多くと違って、中世にインスピレーションを求めました。

制作にあたっては友人たちに協力を仰ぎ、フィリップ・ウェブが 左官工事を、エドワード・バーン=ジョーンズが壁の装飾やステンドグラスを製作したそうです。

Pornter Room

向かって右側の部屋、Poynter Room は立派な絵画が目を惹きます。

もともとはチョップやステーキを焼いたりする部屋だったため、Grill Room と呼ばれていたとか。

タイルは白と青のシンプルな感じ。どこかセラミック(陶器)を感じさせるような仕上がりです。

こちらは、地元のアートスクールに通っていた女学生たちによって製作された、オランダ式のタイル。

とても学生が作ったとは思えないような、素敵な作品です。

また写真には写っていませんが、ストーブには日本のモチーフが使われているそうです。

Gamble Room

そしてこちらが中央の Gamble Room. 柱や中の装飾もすごく凝っているのですが人がたくさんいたので撮影は断念。

次回は開館直後を狙って行ってみます!^^;

やはりこのお部屋の装飾が一番豪華ですね。広さも一番広いです。

セラミックタイルや天井のエナメルでコーティングされた鉄など、水洗い可能な素材でできているそうです。

日にち限定でピアニストがピアノを弾いていたりするので、タイミングが合えばラッキーかも!

V&Aのディナー

V&A のディナーは、正直味は特別おいしいというわけではないのですが、博物館と言う雰囲気込みで(時間を選べば)人があまりいない中でゆっくりとお食事ができるという点が気に入っていました。

食事のシステムは、カウンターで好きなものを頼み、先にお会計をして着席するというスタイルになっています。

スタッフとのやり取りはこのときだけなので、チップやマナーにドキドキすることがなく(そういう場所に慣れてないので・・・w)、素敵なインテリアのなかで気軽にお食事ができるのが気に入っています。

(ちなみにこれは少し余談ですが、イギリスでは先払いのレストランやセルフサービスのお店ではチップを払う必要はないみたい。また、 レシートに Service Charge と書かれているときは、すでにサービス料を含んだ額が請求されているので、チップを払わなくてオッケーだそうです。(サービスが素晴らしかった場合は・・・もらう側としてはいただけるととても嬉しかったです(笑)))

カウンターでは常に数十種類のお料理が並べられています。(人気のものは売り切れていたりするので注意です!)

通常はメインを1つ、副菜を2つ選びます。

カウンターは入り口の左右に2か所あります。ホットミールのコーナーともう一つあるので、どちらの食事がいいか先にチェックしてから決めるといいと思います。

ちなみに私は、両方のコーナーに食べたい副菜が1つずつあったので、「あっちのコーナーーから1品選んでいい?」と聞いてみたら、「本当は駄目だけど、今は忙しくないからいいよ!」と言われたことがあったので、交渉してみるのもありだと思います^^

イギリス料理とはちょっと違うような。でも味付けは、全体的にイギリス風(=薄味)です。

こちらのびっくりするような色の食べ物は、ビートルート(ビーツ)です。

日本ではあまり食べることのないようなものをいただけるのも、面白い経験でした^^

こちらはティータイムの時にいただいたケーキとティー。

お値段は7ポンドくらいだったと思います。美術館のカフェにしては、そんなに高くない印象。

V&A の小さな紙コップが可愛い♡

そうそう、紙コップと言えば、ちょっと前までテイクアウトで頼むとウィリアム・モリスのカップに淹れてくれていたそうです。

今は違うアーティストのものになってしまったそうで・・・ちょっと残念。

私もゲットしようと思いつつ後回しになっていたら、なんと、V&A カフェで働いていたフラットメイトが新品のものをくれたんです!モリス好きとしては超ラッキーでした。ありがとう Kさん!(ここで言ってもって感じだけどw)

持って帰るときに少し潰れちゃったけど、今でも大切に飾ってあります♡


こんな感じで、今回は V&Aカフェのご紹介でした。

ここまで美しいカフェを併設している博物館は、なかなか珍しいと思います。私は V&A に行くときはほぼ毎回立ち寄っていたくらい、好きな場所の一つでした(笑)V&A は大きな博物館なので、休憩場所としてもとてもいい場所なんですよ!

本当に、本当に素敵なカフェなので、V&A 見学の際は、是非こちらに足を運ぶことをお忘れなく~^^