イングランド銀行博物館で金塊を持ち上げるという初体験
イングランド銀行博物館は、ロンドンの金融街、Bank にあります。(←バンクって、そのままじゃんって感じw)
銀行に併設されている博物館なので規模は大きくありませんが、さすがはイギリスの中央銀行!内容はかなり充実しています。
私は難しいことは得意じゃないので(汗)、もっぱら興味があったのは、ゴールドバーを持ち上げることができるということ!金塊なんて、触ったこともなかったのである意味貴重な経験でしたw
イングランド銀行博物館へのアクセスと開館時間・入館料など
住所:Bartholomew Lane, London EC2R 8AH
最寄りの地下鉄駅:Bank(一番近い), Cannon Street, Mansion House, Monument
開館時間:10:00~17:00/月~金(Bank Holiday を除く。入館は閉館時刻の30分前まで)
入館料:無料
補足情報:イングランド銀行のエントランスからは入れません。数メートル先のコーナーを渡曲がったドア(写真)から入ります。(私は間違ってエントランスから入ろうとしたら、警備のおじちゃんに「何の用?」と聞かれてしまったw)
館内にカフェはありません。小さいですが、ギフトショップはあります。
イングランド銀行博物館の個人的な印象と見どころ
イングランド銀行では、貨幣の歴史や仕組み学ぶことができます。
正直、「市場の仕組み」的な話は難しくてよく分からかったのですが・・・^^;
↑このようにゲーム感覚で遊んで学べるような仕掛けがあったりして、子供でも難しい内容を理解できるような工夫がされていました。(実際に、社会科見学中と思われる子供たちがいましたし、親子連れの見学者もちらほら見かけました。)
また、歴代のコインや紙幣、イギリスらしく小切手なども展示してあって、見ているだけで面白いです。
個人的に一番興味を惹かれたのは、やっぱり金塊!そして、紙幣に描かれるのデザインに関するものや、最新の技術を使った次世代のお札などに関する展示がよかったです。
イングランド銀行博物館で気になった展示物
硬貨や紙幣のコレクションは、銀行博物館の名にふさわしいほど膨大な数があって、見ごたえ抜群です!
ロイヤルファミリーの記念硬貨などもあるので、マニアには嬉しいのではないかと。
初期のころの小切手。
肝心な年号が光で見えなくなっていますが、1660年?12月8日のものが、現存する最古のものだそう。
なんかこれ・・・このクオリティでいいのか?制作者が不敬罪で逮捕されないか心配なレベルw
博物館は奥までつながっています。
市民生活とお金のつながりに焦点を当てたコーナーですが、金塊もこの部屋にあります!
こちら。本物です!ちなみに、London Good Delivery Bar とは、「ロンドン金現物市場での受渡適合品」を意味するそうですよ。(こちらのページ参照)知らなかった!
この金塊一つの重さは約13キロで、金は鉛より70パーセントも重い金属だそうです。私は片手では持ち上げられませんでした。
ちなみに頭上には監視カメラがあって、厳重に警備されていますw
「金の価格は日によって変わるので、今日の価値がいくらくらいなのか、隣のコーナーでチェックしてみよう!」と書いてあったのですが、チェックし忘れましたw
金塊1個分って、大体どのくらいの値段がするのでしょうか。
奥に進むと、お金の製造技術について紹介するコーナーが現れます。
面白かったのが、このお札。
「50」と「FIFTY」の部分をよく見ると、不自然な感じがしますよね?
そうなんです。これ、5ポンド札を50ポンド札に偽造した偽札なんですw エリザベス女王がお若いのは、70年代のお札だから。
説明には、「5ポンド札に見慣れている人にとっては偽札だってすぐにばれちゃうけどねw」みたいなことが書かれていましたww
紙幣のデザインって、手書きで行われていたんですね。とても緻密に描かれています。
エリザベス女王の顔の部分は、目の描き方のデザインが何通りかあったりして、すごく細かいな~なんて思いました。
ほんと、職人技です!
こちらは最新技術を使ったお札についての説明。
私が在英中の2016年は、ちょうど5ポンド札と10ポンド札が新しくなった時期だったのですが、その紙幣を初めて触った時、おおおって思ったのを覚えていますw
これは紙じゃなくて、薄いプラスチックでできているんですよ!
イギリスで手にする機会があったら、是非触ってみてくださいね^^
2020年には、画家のターナーの絵がプリントされた20ポンド札が発行される予定だそうです。こちらも楽しみ^^
イングランド銀行博物館の見学のポイントまとめ
- 銀行の歴史と貨幣について学べる
- 金塊を持ち上げて重さを感じることができるという、ユニークな博物館
- 貨幣がどのように作られるか、最新の技術を用いた紙幣づくりについてのコーナーは必見です!