ロンドンの中心で名画を鑑賞できる場所はここ!ローマ人が作った演技場もあります!
Guildhall Art Gallery は、次回紹介する予定の London Police Museum の後に、偶然立ち寄ったアートギャラリーでしたが、この場所は当たりでした。
なぜなら、イギリス滞在中に見た絵画のトップ3に入る、お気に入りの一枚に巡り合うことができたからです!
その絵は後ほどご紹介したいと思います^^
ギルドホール・アートギャラリーへのアクセスと開館時間・入館料など
住所:Guildhall Yard, London EC2V 5AE
最寄りの地下鉄駅:Moorgate, Bank, St Paul’s(いずれも徒歩5分程度)
開館時間:10時~17時/月~土、12時~16時/日
入館料:無料
補足情報
- すぐ近くに City of London Police Museum、 徒歩圏内に Bank of England Museum があります。
- 入り口で持ち物のセキュリティチェックあり。(空港のチェックと同じような感じで、本格的でしたw)
- 時間によってはガイドツアー(無料)あり。
ギルドホール・アートギャラリーの個人的な印象と見どころ
実はこのギャラリーでは、見学を始める前にちょっとしたハプニングがあったんです。
荷物検査を終えてさっそく鑑賞しようと階段を登り始めたら・・・なんと、大音量のアラームが鳴り始めたんです!(◎_◎;)
え?え?私何かした?と思っていたら、
係の人が「みんな外に出て!!」・・・と。
中にいた人たちは建物の外に追い出されました。
↑外で再び入館できるのを待っている人たち。
こんなことは初めてだったのでどうなってるんだ!って感じでしたが、意外とみんな動じていませんでしたw
10分ほど経って、中から係の人が出てきて「入っていいよ」、と。
結局、ただの警報機の誤作動だったようです。
タイミングが私が入ってすぐの時だったから、何も悪くないのにになぜか焦ったわ~。←チキンなのでw
見どころは、数こそ少ないですが、イギリスの有名画家の作品を間近で見ることができること。
この日は「オープンハウス」と言って、ロンドン中の普段は一般に公開されていない建物の内部を見学できるイベントの日だったせいか、人が多かったです。(ギルドホール・アートギャラリー自体は普段も一般公開されているんですけどね^^;)
普段はもう少し落ち着いていた感じだと思われます。
時間帯によってはボランティアの方によるツアー(確か30分ほどでした)に参加することができます。事前予約なし、途中参加オッケーでした。
私も参加してみたのですが、英語なので完全に理解はできなかったものの、「へ~、この絵の描かれた背景にはそんなことがあったのか~。」とか、面白い発見がありました。
ガイドツアーってあんまり参加したことないけど、やっぱり作品への理解度は深まりますね。
・・・と言いながら、今この記事を書いている時から半年以上たっているので、すっかり忘れています!(ダメじゃん…。)
ギルドホール・アートギャラリーで気になった展示物
このギャラリーで特に気になったのは、「LOVE」がテーマの作品。
ガイドさんがこの絵にまつわる興味深いお話をしてくれたのは覚えているのですが・・・内容はすでに忘却の彼方に去ってしまった (/_;)
でも、この絵からは甘酸っぱさが伝わってきますよね (*´Д`)
私的には後ろのおじさん(女の子のお父さん?)が気になるw
そしてこちらの絵!
William Henry Gore の『Listed』と言う作品で、この絵こそが、私がイギリスで見た絵の中で特に気に入っている絵です。
この青年の服装から、タイトルの “Listed” とは、”Enlisted”、つまり入隊を意味していると思われます。
で、この少女は彼の身を心配し悲しみに暮れているという、とてもシンプルでわかりやすい構図なのですが、そのシンプルさが逆に、胸にぐっときます。
全体的な色合いも好きです。淡い色を使いながらも写実的で、まるで絵の中の彼らが生きている人のような感覚に陥りました。そして、夕日に赤く染められた湖の描き方がすごく効果的!
「あ、この絵いいな」と思う絵はたくさんありますが、1枚の絵にここまで思いを馳せることが私にはあまりないので、この絵は私をそういう気持ちにさせてくれる、数少ない絵の一つです。
この絵に出会えただけでも、ギルドホール・アートギャラリーに行ってよかったと思います^^
Dante Gabriel Rossetti『La Ghirlandata』
ロセッティの描く女性の絵って、唇に特徴がありますよね。
Frederic Leighton『The Music Lesson』
この少女が手を入れているもの、Muff(マフ) と言うハンドウォーマーのようなものだそうで、16世紀ごろから使われていたものだそう。
歴史映画で見たことがあったので目に留まりました。
ギャラリーは地下にも続くのですが、なんと、こんなものまでありました!
Amphitheatre とは「円形演技場」のことで、ロンドンがローマ人の支配を受けていた5世紀ごろに作られたものが、1985年の改装工事で発掘されたそうです。
当時の雰囲気が今に伝わって・・・るのかな?w
そして、このGuildhall Art gallery では、ギャラリー以外のホールの部分も見学することができるんです。
建物は教会や劇場に似た雰囲気ですが、こういうただっぴろいホールを見学することってあまりないので、ちょっと新鮮でしたよ~!
こんな場所で会議とか・・・すごい。
やっぱりステンドグラスが美しいんですよ~!
これはもっと新しい感じのものですね。一番上の紋章は City of London のもので、他にもこのギルドホールの入り口など、いろんなところで見かけました。
カタツムリがかわいい(*´Д`) 似たようなステンドグラスが、ウィリアム・モリスの Red House にもありました。
ギルドホール・アートギャラリーの見学のポイントまとめ
- 17世紀から現代にかけての絵画が展示されている
- 5世紀にローマ人によって作られた演技場
- ギルドホールの素敵な内装とステンドグラス
- 私のお気に入りの絵がある!(笑)