ファッションや装飾に興味のある人は必見!そうでない人も行くべき!(笑)
Victoria and Albert Museum (V&A) 、大好きです!
ロンドンの美術館で一番見ごたえがある美術館だと思っています。住んでいた場所が近かったこともあり、これまでに10回以上は通いました^^;
ファッションや装飾品関連に強い美術館なので、そう言った分野に興味がある方にとってはまさに楽園と言っていいくらいの場所ですよ!!
V&A へのアクセスと開館時間・入館料など
住所:Cromwell Road, London, SW7 2RL
最寄りの地下鉄駅:South Kensington(Tunnel Entrance 直結なので、雨でもぬれずに済みます!)
開館時間:10:00~17:45(月~木、土・日・祝。12月24~26は閉館。)一部のギャラリーは金曜日に限り22:00までオープン
入館料:無料(寄付が推奨されています。)
公式ホームページ:https://www.vam.ac.uk
補足情報:
- 入り口について。V&A には入り口が3つあります。Cromwell Road にある Grand Entrance(写真) からの入館では荷物チェックがありますが、
こちらのExhibition Road からの入館はチェックがありません。
↑地下鉄直結のTunnel Entrance からは、一応係の人が立っていますが、私はチェックされませんでした。また、どの入り口からでも並ぶことなく入場できました。)
- マップは1ポンドで購入するか、公式ホームページから同じものをダウンロードすることもできます。かなり広いので、マップはあったほうがいいです!
- 金曜日は開館時間が夜の10時までと長いのですが、一部の展示室しか開いていません。(特に、人気のジュエリー、セラミックの展示室は17時半には閉まってしまうのでご注意を。)
V&Aの個人的な印象と見どころ
V&A は、デザインの分野のコレクションが特に素晴らしい博物館です。(素晴らしいという言葉では言い表せないくらい素晴らしいんです!!)
特に印象に残っているのは、ファッション、ジュエリー、ガラス製品、陶器、家具 のコレクション。・・・多すぎですね(笑)
また、自然史博物館なんかと同様で、建物の装飾それ自体も非常に美しいので、その点も注目ポイントです。
↑例えばこちらは、通路の天井に描かれた宗教画(?)もはやこれも作品の一部ですよね~。
ウィリアムモリスを含む3人のデザイナーによってデザインされた V&A Cafe にも足を運ぶことをお忘れなく!小さいですが、とても美しい内装は必見ですよ~^^
V&Aで気になった展示物
上でも書いた通り、気になるコレクションが膨大過ぎて、とてもここではご紹介できません。でも紹介したい!(V&A 関連の記事で5本は書ける勢いですw)
なのでいつか個別の記事にまとめることにして、ここではほんの一部だけを載せようと思います。
ファッション
ファッションのコーナーは、年代別のドレスや洋服が解説とともに展示されています。
イギリスだけでなくフランスなどのヨーロッパ中から集められた作品もあり、洋服を通して当時の流行や歴史を知ることができるのも面白いですよ!
ちなみに中央のブースでは企画展が開催されていることが多く、見学したい場合、メンバー以外はチケットを購入する必要があります。
手刺繍のすばらしさを間近で見ることができるという幸せ。
60年代のファッション、大好きなんです♡
ジュエリー
ジュエリーの部屋は、輝きが美しく見えるように(?)薄暗くなっています。
この部屋は大変人気があるようで、一つ一つをじっくり鑑賞している人が多いのが印象的でした。
こちらもヨーロッパを中心に世界中から集められたジュエリーが、年代順に展示されています。
時代や地域によって特徴がはっきりとしている作品も多く、違いを比較しながら見るのも面白いですよ^^
でもやっぱり、キラキラ光っているものに一番最初に目が行くけど(笑)
ガラス製品
ガラス製品のコーナーはあまり人気がないのか、いつ行ってもそんなに人がいないのですが(笑)、個人的にはおすすめスポットの一つです!
私はガラス製品にそんなに明るくないのですが、まとまった数のベネチアングラスやボヘミアングラスなどを一度に見ることができます。
中でも私が知っている数少ないガラス工芸家、ルネ・ラリックの作品は素晴らしかった!!(ちなみにラリックはジュエリーデザイナーとしても有名で、ジュエリーのコーナーにも作品が何点かあります。)
アールヌーボーのものは、ガラスに限らず何でも好き♡
陶器
陶器のコレクションは最上階の6階にあります。
長ーい廊下のような場所にいったいどれほどあるんだと思ってしまうくらいの、膨大な量のセラミックが展示されています。
チャリティショップではなかなかお目にかかれないような、ゴージャスな食器がたくさん!
イギリスが地震大国でなくてよかったわ~と、これを見ると思ってしまいます(笑)
ちなみにセラミックの部屋にはヨーロッパだけでなく、アジアや中東の作品も集められています。日本の作品もたくさんありましたよ!
家具
家具の部屋は、地味だけど細かく見ていくと面白い作品がたくさんあります。
インテリアデザインに興味がある方は絶対に立ち寄るべし!
テクニックを紹介するパネルや、職人がデモンストレーションをしているビデオなどもあるので、より深い理解を得たい方にはとても有益なんじゃないかな~。
やっぱり、こういうものは実際に実物を見るのとそうでないのとでは受ける印象だったり学べる内容だったりが違ってくると思うんです。
オペラやミュージカル
この部屋は、エンターテイメントが好きな人にとってはたまらないと思います。
有名人が実際に着たコスチュームなども飾られていました。
(そういえば最近、ABBA が数十年ぶりに新曲を発表すると話題になりましたよね。)
舞台美術に興味がある方にもお勧めのコーナーです。
シルバー
シルバーの部屋は、やっぱり豪華の一言に尽きますね~(*´Д`)
中にはなぜこれをモチーフにした!?という面白い作品も見つけたので、いずれ違う記事でまとめたいと思います!
他にも、アイロン(鉄)のコーナーや・・・
絵画のコーナー
絨毯のコーナー(↑この作品は期間限定の展示だったようです)
日本のコーナーもあります!
この作品好き。
ところで、写真を見てお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、V&A は人気の博物館にも関わらず、あまりごみごみしていないんです。
特に開館直後の10時ごろや、閉館時間が2時間ほど遅くなる金曜日の夜に行くと、場所によっては、周りには自分のほかに誰もいないということが結構あります。コレクションと空間を独り占めしているみたいでとても気分がいいので、ぜひその雰囲気を味わってみてくださいね!(笑)
↑お土産ショップで見つけた可愛いティータオル。
V&A オリジナル商品もたくさん売っているので、ここでイギリス土産を購入するのもおすすめです^^
V&Aはこんな感じです!
「見どころは全て」と言っても過言ではないくらい素敵な場所なので、一人でも多くの方に足を運んでほしい博物館です。
イメージが少しでも伝わったらいいなと思っています!
V&Aの見学のポイントまとめ
- 大英博物館などと同様、広くて所蔵品数も多いので、見たいものをあらかじめ絞ってから見学するのがベター。
- 金曜日の夜は人が少なくて作品をじっくりと鑑賞することができますが、場所によっては閉まっている部分もあるので注意。
- カフェではケーキやサンドウィッチなどの軽食のほか、ランチやディナーも楽しめます。ウィリアム・モリスデザインの内装は必見!