ロンドン観光でおすすめの美術館や博物館を中心に、主に無料で楽しめる場所をレポートします。定番から穴場まで!

カテゴリー: 博物館 (page 2 of 3)

グラント動物学博物館(Grant Museum of Zoology and Comparative Anatomy)ーまるで映画に出てくるセットのよう?動物が好きな方におすすめです

動物の標本ばかりを集めた、遊び心のある博物館

グラント動物学博物館は、ロバート・エドモンド・グラント教授によって、ロンドン大学(のちのユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)の指導教材を保存する場所として、1827年に設立された博物館です。

先日ご紹介した Petrie Museum と同じように、 UCL の中にある大学博物館なので、規模はかなり小さいです。どのくらいの小ささかと言うと、ちょっと広めの1部屋分くらいのスペースしかありません。

しかし、その小さい部屋には 68,000体もの動物の検体が保存されていて、中でもシマウマに似たクアッガと言う動物やフクロオオカミなどの珍しいものが多くあります。

動物学博物館へのアクセスと開館時間・入館料など

住所:​Rockefeller Building University College London 21 University Street  WC1E 6DE

最寄りの地下鉄駅:Euston Square, Warren Street

開館時間:10:00~17:00/月~土 クリスマスとイースターの時期は閉館

入館料:無料

公式ホームページhttps://www.ucl.ac.uk/culture/grant-museum-zoology

動物学博物館の個人的な印象と見どころ

壁一面・・・いや、3面+天井にわたって展示されたプレパラートは必見です!

これだけたくさんのプレパラートが並んだ様子は、アーティスティックですらあると思う。

いろんな動物の骨やホルマリン漬けの標本も必見!(ちょっと気持ち悪いかも・・・というものもありますので、気分を悪くなさらないように注意です。)

また、この博物館のユニークな点として「養子縁組」の制度があり、博物館の “Friend of the Grant Museum” の制度に参加してアニュアル会員になると、好きな標本の里親になることができるんです。(一般は15£)

すると、「養子縁組の証明書」がもらえて、博物館にはこのように 自分の名前が入った “ADOPTED BY” の札と一緒に「子供」が展示されます(*´Д`)(ところでこの Guitarfish の顔、すごくないですかww いや、顔じゃないか。)

他にも動物学に関連するイベントのお知らせなども定期的に送られてくるなどの特典があるそうですよ!

面白い取り組みですよね^^

動物学博物館で気になった展示物

展示物1つ1つも面白いのですが、この博物館そのものがいい雰囲気を醸し出しているんですよ!

一番気に入った部分は、中二階(?)から1階を見下ろすスケルトンたち!

柱にぶら下がっているスケルトンまでいて、手が込んでいます^^

象の心臓。20キロから30キロで、1分間に30回ほどしか鼓動しないそうです。

両方ともいい表情ですw

グラント動物博物館、小さいながらも映画に出てくるような素敵な博物館なので、ぜひ足を運んでみてくださいね^^

動物学博物館の見学のポイントまとめ

  • 色んな動物の標本を鑑賞することができる
  • おしゃれでちょっとおもしろい内装
  • 標本の「里親」に慣れる制度も!

ピートリー・エジプト考古学博物館(Petrie Museum of Egyptian Archaeology)ーエジプト考古学に関する膨大な資料を保管・展示する、小さな博物館

大学の中にある、エジプト考古学についての博物館

ピートリー博物館は UCL(University College London)の大学博物館で、エジプトとインドネシアのスンダ族と言う部族についての研究を行い、80000点以上の関連物を所蔵・展示しています。

エジプト考古学の学部と博物館は、両方とも1892年に設立されましたが、教授の William Flinders Petrie(ピートリー)が個人的に所有していたコレクションを大学に売却したおかげで、この博物館のエジプト考古学コレクションは、世界でも有数のものになっています。

今日では、エジプトやスーダンから採掘物を持ち出すのは違法となっているため、コレクションが増え続けることはないのですが、その重要性はイギリス政府によって “Outsianding Importance”=極めて重要なものとして認定されているそうです。

ピートリー博物館へのアクセスと開館時間・入館料など

住所:University College London Malet Place London WC1E 6BT

最寄りの地下鉄駅:Euston Square, Warren Street

開館時間:10:00~17:00/火~土。月曜日は研究者向けにオープン(要アポイント)。 クリスマスとイースターの時期は閉館

入館料:無料

公式ホームページhttps://www.ucl.ac.uk/culture/petrie-museum

 

 

 

ピートリー博物館の個人的な印象と見どころ

80000点もの歴史的遺物自体はもちろん見ごたえがあり、見る人によってはとても価値のあるものだとは思うのですが、私は、大学の中にあるこじんまりとした博物館そのものに興味を惹かれました。

2階に上がるまでの階段。モダンな感じです。

ピートリーの言葉。

「未来の利益のために過去を守るという点において、「現在」は歴史に対して最大の義務を負っている。」

つまり、今現在を生きる私たちがしなくてはいけないことは、未来の利益のために過去を保存することだ、と言うことでしょうか。

館内はこのように、とても小さいです。確か3部屋くらいしかありませんでした。

展示ケースや照明、ラベルなども普通の博物館に比べると手作り感があるというか、温かい感じがして個人的には素敵な空間だと思いました。

ピートリー博物館で気になった展示物

肝心の所蔵品は、大英博物館で見かけるような遺跡から装飾品などのこまごまとしたものまで鑑賞することができます。

特に、ネックレスのような装飾品の数は3000点以上に及び、どれも見ごたえがありました。

これなんか、歴史の教科書に出てきそうな感じ。

↑この写真、奥に机が写っているのですが、子供の見学者向けのワークショップに使うようなものがありました。(子供も見学に来たりするんですね~と、ちょっとびっくり。)

このお皿の模様、今でも通用しそうじゃないですか?

このネット、クオリティが高いと思いますw

櫛などの装飾品もありました。

これ、すごい精巧にできてるけど何に使うものだろう?と思ったら、Opium Measures と書いてありますね。

Opium はアヘンのことらしいです。アヘンを量るための道具?

上でも書いたのですが、ネックレスのような装飾品のコレクションもとても充実していました。

一つ一つのネックレスをよく見ると、かなり精巧に作られてるのがわかります。

例えばこれなんか、魚の形をしているんですよ!

目やえらの部分まで細かい模様がほられています。

こちらはよくわからないのですが、花と人?・・・っぽいモチーフのネックレス。

こちらはかなり重厚な感じのネックレスですね。重そう^^;

このように、とても見ごたえのある展示物がたくさんありました。

ピートリー博物館の見学のポイントまとめ

  • 大学の中にあるこじんまりとした博物館
  • エジプト考古学の珍しいコレクション

おまけ・・・館内では学生さんと思われる方たちが研究中でした。

そのうちの一人に実験に協力してくれませんか?と頼まれたのですが、エジプト考古学の知識なんて全然ないし、英語で答えられる自信がなかったので断ったのですが、断るときに

I’m not interested in….(興味ない)

と言ってしまい、あ、間違えた!ってあたふたしてしまいましたw(知識がないので~と言おうとしたのですが、なぜか not interested と言う言葉が出てきてしまった(>_<))

なんだか悪いことしてしまった気分でしたが、後から協力者を見つけることができたみたいでよかったです^^;

ウォレス・コレクション(The Wallece Collection)ーロンドンでも1,2を争うゴージャスさ!珍しい武器のコレクションも!

アクセス良好!ウォレス・コレクションの所蔵品は、ここでしか見ることができません!

ウォレス・コレクションは、4代のハートフォード侯爵と、4代目の侯爵の息子、リチャード・ウォレスによって集められた、18世紀から19世紀の美術品を所蔵するミュージアムです。

ウォレスの未亡人によってイギリスに遺贈されたので、国立博物館となっているため、常設展の入館料はかかりません。

また、ウォレス・コレクションの所蔵品は他のミュージアムに貸し出されることがないので、ここでしか見ることのできない貴重なものになっています。

オックスフォード・ストリートに近くアクセスも良好なので、ロンドン観光の際はぜひ訪れて欲しい場所の一つです。

ウォレス・コレクションへのアクセスと開館時間・入館料など

住所:​Hertford House Manchester Square London W1U 3BN

最寄りの地下鉄駅:Oxford Street, Baker Street, Bond Street

開館時間:10:00~17:00/土・日以外の毎日。12月24~26は休館

入館料:無料

公式ホームページhttp://www.wallacecollection.org

補足情報

  • Selfridges と言うデパートのすぐそばにあります。(徒歩5分ほど)

ウォレス・コレクションの個人的な印象と見どころ

館内に足を踏み入れてまず思ったのは、なんてゴージャスなんでしょう!と言うこと(笑)今までに見てきたイギリスの美術品に比べて、きらびやかなものが多いと言いう印象を受けました。

その理由の一つに、ウォレス・コレクションの美術品の多くが、フランスのものだからというのもあると思います。

一つ一つの作品自体はもちろん、部屋の装飾もフランス的だな~と言うことが感じられるので、その辺も鑑賞ポイントの一つだと思います。(あ、でも、フランス的の定義をしろと言われるとできないので、あくまでも私の中の印象と言うことでご勘弁を^^;)

また、中庭のレストランは広々としていて開放的なので、ギャラリーを見学した後はこちらで食事をとったりお茶をするのもおすすめです。

ウォレス・コレクションで気になった展示物

ウォレス・コレクションは全部で25のギャラリーから成っています。

なんと言っても一番の目玉はフランスの絵画なのですが、個人的にはやはり、インテリアのほうに興味が沸きました。

入り口の階段からして豪華です(◎_◎;)

ドアや壁紙も、とても豪華で輝いています( ゚Д゚)

絵画のコーナーは、フランスの画家による絵が多く飾られていました。

鍵やブローチなどの、細かな装飾品のコーナー。陶器製の食器などもありました。

展示品だけでなく、こういったデコラティブな装飾も非常に見ごたえがあります。

このデコレーション、すごく好き!

部屋中がこのような家具でいっぱいでした。

光によって劣化しないように、カバーがかけられている展示物も多かったです。(もちろん、カバーをめくって鑑賞可能です。鑑賞した後は元に戻しておきましょう!)

また、これはあまり知られてはいないそうですが、ウォレス・コレクションは、鎧や盾、剣やライフルと言った武器のコレクションがとても充実しています。

ここにあるコレクションは、主に第4代ハートフォード侯爵の逝去の前、1870年ごろに集められたもので、主に15世紀~19世紀のインド、ペルシア、トルコの武器と、18~19世紀ごろのインド-ペルシアンの鎧が展示されています。

色んな種類の剣がいっぱい!

こういう細かい部分の装飾は、とても見ごたえがありました。

こういうのを見ると、中世の歴史映画を観たくなりませんか?(笑)

こちらは ドイツ製の Field Armour。

こんなのもありました。

ウォレス・コレクションのポイントまとめ

  • ここでしか見ることのできない美術品を、ロンドンの中心部で堪能できる
  • 武器や防具のコレクションが充実している
  • ガーデンのレストランが素敵です

ウェルカム・コレクション(Wellcome Collection)人体とアートの融合。モダンでおしゃれな博物館です

医療とアートを融合させた、ユニークなギャラリー

ウェルカム・コレクションは、ユーストン駅近くにあるギャラリーで、ヘンリー・ウェルカム卿と言う人物によって集められたコレクションです。

ウェルカム卿は薬剤師、実業家、慈善家、コレクターなどいろいろな顔を持っていた人で、特に医療とマーケティングに興味を抱いていた人物です。

彼が集めた医療に関するコレクションは、西洋のものだけでなく東洋のものまで広範囲にわたり、その数は100万点以上に及び、この Wellcome Collection は、その貴重でユニークなものを鑑賞することができる場所となっています。

ウェルカム・コレクションへのアクセスと開館時間・入館料など

住所:​183 Euston Rd, Kings Cross, London NW1 2BE

最寄りの地下鉄駅:Euston Square

開館時間:10:00~18:00/木曜を除く火~日 10:00~20:00/木 ※月曜日は休館

入館料:無料

公式ホームページhttps://wellcomecollection.org

補足情報

  • 上の開館時間はギャラリーのものです。変更の場合もあるので、事前にホームページやツイッターで確認することをお勧めします。
  • 最寄り駅は地下鉄駅のユーストン・スクエアで、駅の隣にあります。または、ナショナル・レールのユーストン駅からも徒歩5分ほどです。

ウェルカム・コレクションの個人的な印象と見どころ

見どころはなんと言っても、ほかの博物館や美術館ではなかなか見ることができないような、医療や人体の体に関する展示品です。

常設展は “Medicine Man” と “Medicine Now” に分かれていて、他にも図書館などがあります。

↑こちらが Medicine Now。モダンなアート作品が多く展示されています。

こちらは企画展で、無料で鑑賞できましたが、写真撮影は NG  でした。

“Can Graphic Design Save Your Life?” と言うテーマで、医療に関するもののデザイン(例えば薬のパッケージや病院の案内など)について、そういったものがどういう目的でつくられているかなどについての興味深い展示でした。

それだけではなく、人体をテーマにしたアート作品などもあり、また、館内の装飾もおしゃれな感じになっているので、アートの面からも面白い場所だと思います。

ユーストンと言う大きな駅の近くにあるので、アクセスしやすい場所にあるのも便利です。

ウェルカム・コレクションで気になった展示物

本当にバラエティーに富んだ、「なんだこれw」と言う感じのコレクションが多かったです。

↑Medicine Man のコーナーでは、こちらのデジタルガイドを借りることもできます。(無料)

絵画は医療や人体・健康がテーマになっているもの。

色々と興味深いものはたくさんあったのですが、個人的にはこちらが気になりました。

40 stone って、約254kg らしい。

美顔ローラーって、こんなに古い時代からあるものだったんですね!

こちらは日本のもの。中国や日本の医療に関する展示もいくつかありました。

そしてこちらは、Medicine Now のコーナー。

アート作品が多く展示してありました。

これはいったい何 (゚д゚)!?

Viewing Room では、自分でパソコンを持ち込んで研究?や調べものをしている方もちらほらいて、こんな素敵な空間でそういうことができるっていいよな~なんて思いました。

日本ではあまり聞いたことがありませんが、イギリスではほかの美術館や博物館でも、意外とそういう人を見かけます。

 

↑このプリクラのような機械、中に若者が入って何かやっていたけど、何だったんだろう。

ウェルカム・コレクションの見学のポイントまとめ

  • 医療とアートが融合した、モダンな場所
  • 洋の東西を問わず、人間の身体と健康に関する展示物が充実している
  • 珍しいものを鑑賞したい方にお勧めです

イギリス空軍博物館(Royal Air Force Museum)ー様々なタイプの航空機が展示されている姿は、圧巻です!

ミリオタの聖地!(たぶんw)日本の「五式戦闘機」もここに展示されています!

Royal Air Force(RAF)博物館は、イギリス軍の歴史と使命を伝えるために、1972年にオープンした博物館です。ロンドンのほかに Cosford と言う場所にもあります。

この博物館の魅力は、なんと言っても魅力的な戦闘機やヘリコプターなどのコレクション!

イギリスのものだけでなくドイツやフランスのエアークラフト、さらには日本の「五式戦闘機」も、ここで見ることができます。

私はこのジャンルには全く詳しくないので、「戦闘機だ~大きい!」くらいの感想しかなかったのですが、ミリタリー系の趣味をお持ちの方は、帝国戦争博物館、国立軍事博物館の2つと共に、併せて訪れるべき場所の一つだと思いますよ!

そのくらい、充実した展示内容になっています。

RAF博物館へのアクセスと開館時間・入館料など

住所:​Grahame Park Way London, NW9 5LL

最寄りの地下鉄駅:Colindale

開館時間:10:00~18:00/毎日(3月~10月)  ※11月~2月は17:00まで。

入館料:無料

公式ホームページhttps://www.rafmuseum.org.uk

RAF博物館の個人的な印象と見どころ

RAF Museum には、いろいろなブースがあります。

一番の見どころはやはり、日本の戦闘機がある Milestones of Flight と言うブース….なのですが、↑この写真の通り、私が訪れた日はオープンしていませんでした。残念 (/_;)

それでも、こんなにたくさんの航空機を見ることはなかなかないので、館内を歩くだけでも面白かったです。博物館と言うより倉庫な感じも新鮮でした。

また、2018年の夏には “RAF: First to the Future” と言う、RAF の100年の歴史とこれからを紹介する新しい展示コーナーもオープンするということなので、そちらも必見です!

RAF博物館で気になった展示物

↑こちらがミュージアムの入り口です。航空機は、左の矢印の方向に進むと見えてきます。

まず目に飛び込んできたのが、この飛行機!

こんなにお茶目な飛行機、見たことない・・・(笑)

飛行機の近くには脚立みたいなものがあって、このように操縦席をのぞき込んだり、実際に座ることのできるものもあります。

コックピットって、想像していたより狭いんだな~と言う感じ。

こんなかっこいいヘリコプター?もありました。

こちらも、実際に中に入ることができるもの展示されています。

外観はこんな感じ。かっこいい・・・。

こんなのゲームとか映画の中でしか見たことなかったけど、実際に軍で運用されているものなのだと思うと、なんだか不思議な気分。

この日は「調整中」でしたが、1回数ポンドでフライトを体験できるようなアトラクションもありました。

高いところから見渡すと、本当にいろいろな航空機があります。

あ、ちなみに見学者はご覧の通りほぼいませんw

でも、熱心に説明のパネルを読んでいる方や、一眼レフで一生懸命写真を撮っている方がちらほらいました。

中国人(?)と思われる、貸し切りバスで来ていた団体さんもいたかな。

航空機のほかに、パイロットの制服や身の回りの物・・・

バッヂ?なんかも展示されていました。

このヘタウマな感じ・・・w

こちらはお土産ショップです。

航空機の博物館らしく、飛行機をモチーフにしたお土産が多かったです。

限定のテディーベアもありました。アヒルさんは、イギリス各地のご当地ダックがあるそうですよ!大英博物館の人気商品でもあるそうです。

他にもプラモデルのキットやキーホルダー、シルバーのアクセサリーなど、ここでしか手に入れることのできないようなものがたくさんあって、なかなかユニークでした。

RAF博物館の見学のポイントまとめ

  • 日本の五式戦闘機が展示されている
  • 色んな種類の航空機を間近で見学できる。
  • お土産コーナーにはユニークなものがたくさん!

国立軍事博物館(National Army Museum)ーイギリス軍の歴史と軍隊の役割を楽しく学ぶことができる良博物館

知的好奇心が満たされる博物館。おしゃれでモダンなディスプレイも見どころです!

国立軍事博物館は、1642年のイングランド内線から現在に至るまでのイギリス軍の歴史と役割について広く一般の人に伝えるという使命のもと、1971年にオープンした博物館です。

ロンドンでイギリスの軍隊や戦争などに関連する博物館は、ほかにも帝国軍事博物館(Imperial War Museum)と イギリス空軍博物館 (Royal Air Force Museum) があり、どれもクオリティが高いのですが、その中でも特にこの国立軍事博物館は、展示品と解説の両方がとても充実している、ロンドンの隠れた名博物館だと思います。

今回は、2017年3月にリニューアルオープンしたばかりの新しい博物館に行った時の様子をレポートしたいと思います!

国立軍事博物館へのアクセスと開館時間・入館料など

住所:​Royal Hospital Rd, Chelsea, London SW3 4HT

最寄りの地下鉄駅:Sloane Square(徒歩10分)

開館時間:10:00~17:30/水曜以外の月~金、毎月第1水曜日は8時までオープン。12月25,26と元旦は閉館

入館料:無料

公式ホームページhttps://www.nam.ac.uk

補足情報

  • 博物館の目の前のバス停(National Army Museum)に170番のバスが通っています。
  • チェルシー薬草園は徒歩5分ほどの場所にあるので、興味がある方はそちらもどうぞ!

国立軍事博物館の個人的な印象と見どころ

軍事博物館ってもっと堅苦しいものなのかな?と思っていたのですが、個人的に、とても興味深い博物館でした。

軍の役割はもちろん、市民との関わりなどを展示するコーナーは、とても見ごたえがあるものが多かったので、無知な私でも楽しむことができたのが良かったです。

また、この博物館には子供たちがスクールトリップの一環として訪れることが多いようです。

そのためか、展示の多くがクイズやゲーム方式のものになっていたり、内容も「軍での食べ物」とか、「軍人さんは暇なとき何しているか」など、子供でも興味を持てるようなものになっているのがいいなと思いました。

例えばこんなものとか。

解説が易しめの英語でされていて、個人的にもよかったです(笑)

こういう展示は、「軍の役割って、戦地で戦うだけじゃないんだな~」と言うことが良く分かる内容になっています。

また、公式ホームページには

“The National Army Museum is for everyone, no matter what they think about the British Army.”(国立軍事博物館は、すべての人のためのものです。彼らがイギリス軍に対してどんな考えを持っているかにかかわらず。)

と言う言葉があるのですが、その言葉の通り、「イギリス軍の輝かしい栄光」みたいなものに偏らず、事実を客観的に述べて、どちらかと言えば見る人に問いかけるような展示が多かったです。

その点からもすごくいい博物館だな~と感じました。

国立軍事博物館で気になった展示物

国立軍事博物館のメイン部分は1階(Ground Floor)と2階(First Floor)にあります。

どのコーナーも良かったのですが、特に見ごたえがあったのは、コスチュームのコーナーと、「軍と市民のかかわり」についてのコーナーでした。

デザインとしてもすごく美しいイギリスの軍服。

ちなみにWikipedia の軍服のページの解説が詳細で面白いです。

こちらはおそらく、エリザベス2世が戦時中に戦地を慰問されたときに着ていたユニフォーム。

とにかくコレクションの数が多くて、見ごたえがありました。

First Aid Kit も、古いものから・・・

最新のものまでいろいろとあって、とても興味深かったです。

小さい子供でも楽しみながら学習できる仕組みがたくさん。

↑このように、軍に関する事実をそのまま伝えているパネルや、「爆弾で敵を倒すのはいいのに、なぜ毒ガスを使うのは良しとされないのか?」など、思わず考えてしまうような文章がいたるところにありました。

この写真、きれいすぎてあんまり現実味がないけど、実際に起こったことなんですよね。

そしてこちらが SOCIETY AND THE ARMY のコーナー。

ここにはポスターやおもちゃ、洋服など、いろいろなものが展示されています。

迷彩柄のほかにもいろいろあるんですね。

戦争に関連する、その時代ごとに流行った歌なども聴けます。

子供のおもちゃ。

他にも、ここには載せきれないほどたくさんのものが飾られていました。

国立軍事博物館の見学のポイントまとめ

  • 子供から大人まで、楽しみながらイギリス軍の歴史と役割を学ぶことができる
  • 軍と文化をテーマにした展示がたくさん
  • ミリタリー物が好きな人にもおすすめです!

庭園博物館(Garden Museum)で、イギリスのガーデンの歴史とスタイルを学ぶ

イギリスのガーデンの歴史に興味がある方は、この博物館へGo!

庭園博物館は、ロンドンのランベス地区にある博物館です。

建物はもともと教会だったものを改装して博物館にしているので、普通の博物館とはまた少し違った雰囲気の中で鑑賞することができるのも特徴です。

↑ステンドグラスが美しい。

また、131段の階段を登った先にあるタワーからは、ロンドンの眺めを一望できるそうです。

私が行ったときはオープンしていなかったので、たぶん最近になってはじめたことなのかと思います。(行ってみたかった!)

ちなみにタワーだけの見学も可能で、その場合は3ポンドで入場できます。博物館を見学の方は、チケットにタワーの見学分も含まれているので、改めて購入する必要はありません。

庭園博物館へのアクセスと開館時間・入館料など

住所:Lambeth Palace Road London SE1 7LB

最寄りの地下鉄駅:Lambeth North

開館時間:10:30~17:00/日~金、10:30~16:00/土
毎月第一月曜日と12月25、26日は休館(その他のバンク・ホリデーは開館)

入館料:大人:10£(その他の入館料はこちらの「Prices」をチェック)

公式ホームページhttps://gardenmuseum.org.uk

  • ハンドバッグより大きいサイズのバッグは館内には持ち込むことができません。カウンターで預かってもらう必要があります(無料)

  • チケットを購入すると、この中からバッジを一つとって、胸元につけておくように言われます。(ガーデン側の入り口からは入ろうと思えば誰でも入れてしまうため、チケットを購入したことがわかるようにするためだそうです。)

庭園博物館の個人的な印象と見どころ

イギリスのガーデンの特徴や歴史が事細かに解説してあります。イギリスのガーデンがどのように発展してきたか、イングリッシュガーデンのデザインの特徴などを詳しく学びたい方には、とても充実した内容の博物館だと思います。

展示物も充実していて、かなり見ごたえがありました。

しかし、この博物館の入館料は有料(10ポンド)なので、正直興味のある方以外には、その辺はどうなのかな~と思います^^;

ただ、ロンドンパスと言う、ロンドン市内の60か所以上の観光地に入場できるチケットがあるのですが、そちらを持っている方は無料で入ることができます。

↓こちらから購入すると、キャンペーン中で安くなっていることもあるのでぜひ!

庭園博物館で気になった展示物

博物館の内部は2階建てになっていて、メインの展示は2階にあります。

1階の “A Cerecbation of Botanical Art” の部屋では、素晴らしいボタニカルアートの数々を鑑賞することができます。

パイナップルって、こういう風になっているんですね。ちなみに実際に育っている様子は、Chelsea Physic Garden で見ることができます。

イギリスは「ガーデナーの国」と呼ばれることがあるそうです。

かつて庭を持つことが「お金持ちの特権」であった時代において、人々は工夫してプランターなどで花や野菜を育て、極貧にある人でさえ、稼ぎの一部を植物に費やしていたそうです。

17世紀になると、上流階級の人々は公園で音楽鑑賞をしたり、お食事をしながら会話を楽しんだりするようになってきました。

こちらは、ガーデンミュージアムの近くにあった Vauxhall Garden の入場パスです。お値段は1シリング。

ちなみにデザインは、ナショナル・ギャラリーにも絵が飾られている、William Hogarth(ウィリアム・ホガース)によるものとのことです。

ガーデングッズなども飾られているのですが、個人的にとても気になったのがこちら!ディズニーの「白雪姫」に出てくる7人の小人がついた鉢!表情とかジェスチャーもかなりツボったw

私もこんなの欲しい!

これもかわいい。

花の種。パッケージのデザインも素敵なものが多いです。

そしてこれ、なんだかわかりますか?

“Cucumber Straightener” と言う名前がついていて、きゅうりをまっすぐに育てるためのものらしいw

ジョージ・スチーブンソン と言う発明家が開発しました。(ちなみに彼は、蒸気機関などの分野で有名な人物らしい。)

効果があったのかどうかは書いていませんでした^^;

日本のこんなものまでありました。レトロでかわいい♡

お土産ショップは本当に小さいのですが、ここでしか見たことのないものが結構ありました。

展示品のポストカードなども、珍しくておすすめです。

外には中庭を眺めながらお食事ができるレストランもあり、地元の人たちでにぎわっていました。

庭園博物館の見学のポイントまとめ

  • イギリスのガーデンの歴史やデザインに興味がある方は必見!
  • タワーはロンドンの景色が見渡せる絶好のスポット
  • ちょっと珍しい博物館に興味がある方にもおすすめです。

おまけ・・・見学してたらリスと遭遇!

たくさんの博物館に足を運びましたが、生きた動物と館内で会ったのはこれが初めてでしたw

ジェフリー博物館(Geffrye Museum)ーロンドンの中流家庭の家とガーデンが専門の博物館

イギリスの家の歴史とガーデンに関する博物館

ジェフリー博物館は、1914年にオープンした「ロンドンの中流家庭の家とガーデン」をテーマにした博物館です。

2020年の9月まで改装工事中のため休館中ですが、今回は私が2017年に訪れた時の様子をレポートしたいと思います。

ジェフリー博物館へのアクセスと開館時間・入館料など

住所:​136 Kingsland Road, London, E2 8EA

最寄りの駅:Hoxton(Hoxton はオーバーグラウンドの駅です。博物館は駅のすぐ裏側にあります。)

開館時間2020年まで修復作業のため閉館中。(Almshouse は特定の日だけ、フロントガーデンは常時オープンしています。(詳しくはホームページをご確認ください。)

入館料:博物館とガーデンは無料、Almshouse は有料(5ポンド)

公式ホームページhttps://www.geffrye-museum.org.uk

ジェフリー博物館の個人的な印象と見どころ

この博物館の魅力は、17世紀~現代にかけてのロンドンの中流家庭がどのような暮らしをしていたかを、建築様式やインテリア、ガーデンを通して知ることができるところにあります。

実際に使われていたものなどの展示物はもちろん、このような、時代ごとのロンドンの住環境を解説したパネルもあるので、より深い知識を得ることができます。

4月から10月の間だけオープンしている、Period Garden と言う年代別のガーデンはそれぞれ特徴が違っていて、比べながら散策するのも面白いですよ!カフェもあるので、天気のいい日は外でお茶をしながら庭を眺めることもできます。

また、この建物はもともと “Almhouse” と言う、貧困にある高齢者のための家だったのですが、ロンドンの経済発展と人口過密により、入居者たちはロンドン郊外に移住させられたという歴史があります。

今日では、Almohouse は復元され、当時の入居者たちの生活を知ることができるツアーも日にち限定で行われています。(ちなみにツアーは有料で、博物館の休館中の現在も行われています。)

ジェフリー博物館で気になった展示物

やはりなんと言っても、ロンドンの家とインテリアの変貌を見るのが面白かったです!

中流家庭とは言え、かなりいい家に住んでいたんだな~というのが第一印象。でも、召使いさんの部屋もあったりして、たぶん私が想像する「middle-class」より、少し上のほうの家庭のものなのかも。

↑こういったものが、当時どのように使われていたかなどの説明とともに展示してあります。

ここで初めて Japanning と言う言葉を知りました。

17世紀当時、日本の技法はイギリスやフランスを中心としたヨーロッパでもてはやされたそうです。Japan という言葉自体に漆器と言う意味があるくらいですしね。

そしてその、「ジャポニズム」が西洋文化に与えた影響が想像以上に大きかったということは、イギリスのほかの美術館や博物館を見学していても感じ取ることができます。日本人としては嬉しいですよね^^

こちらは「1890年代、とあるカップルが住む家の応接間」という設定を再現したもの。Aesthetic Movement(耽美主義)の人々に愛されたスタイルだそうです。

1800年代のものの展示はここで終わり、20世紀以降の物に関する展示は奥のギャラリーに続いています。

先ほどまでは廊下のような場所に一直線に展示ルームがあったのですが、ここでは円形状のホールのようなところに、モデルルームと家具が展示されています。

こちらは Mid-Century Period Room と呼ばれる部屋。1950年代から60年代のものです。

なんだかイギリスっぽくないな~と思っていたら、この時代はスカンジナビア(特にデンマーク)の影響を強く受けたデザインが流行ったそうです。

暖炉の代わりにセントラルヒーティングが普及し、テレビが新しく部屋の必需品になってきた時代でもあります。

このテレビ、逆に新しい感じw

螺旋階段を下っていくと、”Living in London” がテーマのコーナー

ホワイトボードに、来館者が「自分にとって家とは」を書き込めるスペース。

「姉がおならよくをする所」なんていうのまでありますw

室内の見学を終えて、ガーデンへ。

実はこの日は、博物館のスタッフによるガーデンツアーが行われていたので参加してみたのですが、お話を伺っていると、イギリスがガーデニング大国である理由がわかる気がしました。

ツアーは無料なので、都合がつけば参加してみるのもおすすめです。

すごくかわいい、小さな温室。

こんな絵になるディスプレイも。

お土産ショップは、小さいですが博物館オリジナルの商品もいくつかあったので、覗いてみてくださいね!

ジェフリー博物館の見学のポイントまとめ

  • 17世紀以降のロンドンの中流家庭の家とガーデンについて学べる
  • おしゃれなカフェでくつろぎながら、ゆったりとした時間を過ごすことができる

ホー二マン博物館と庭園(Horniman Museum and Gardens)ーロンドンの中心で動物に出会える博物館。珍しい楽器のコレクションも!

ロンドンで生き物に出会える素敵な博物館。珍しい楽器のコレクションも!

ホーニマン博物館は、Frederic Horniman と言うお茶の貿易商人によって、世界各地から集められた動物や昆虫の標本を所蔵している博物館です。

日本ではさほど知られていない博物館ですが、地元の人、特に小さい子供がいるご家庭の方には人気の場所のようで、私が訪れた日もたくさんの子供がお庭で遊んでいました。

ホーニマン博物館では、アクアリウムやButterfly House と呼ばれる蝶を飼育している部屋を見学することができます。(どちらも有料)また、Animal Walk と呼ばれる道では、動物たちを近くで眺めることができます。

ちょっと珍しい楽器のコレクションも見どころの一つです。

ホー二マン博物館へのアクセスと開館時間・入館料など

住所:​100 London Road, Forest Hill, London, SE23 3PQ

最寄りの駅:Forest Hill(徒歩5~10分程度)※注:地下鉄ではなくオーバーグラウンドの駅です。

開館時間:10:00~17:30/毎日(12月24~26を除く。)アクアリウムは10:30~17:30 ガーデンのオープニング時間は季節によって異なるので、詳しくはホームページを参照してください。

入館料:無料(アクアリウム・バタフライハウスは有料)

公式ホームページhttps://www.horniman.ac.uk

補足情報

  • Forest Hill から博物館までの距離は徒歩10分程度ですが、上り坂なのでお子様連れの方はバスなどを使ったほうがいいかもしれません。目の前のバス停には、176, 185, 197, 356, P4 のバスが停車します。

ホーニマン博物館の個人的な印象と見どころ

ホーニマンによって集められた世界各地の動物のはく製は、すごく迫力があります。

また、楽器のコレクションの部屋は小さいながらもユニークで、なぜか日本のひな人形や和楽器が展示されていていました。

博物館を見学した後は、Animal Walk で動物を見学するのも面白いですよ!

お庭がとても広いので、暖かい日はランチやおやつをもってピクニックをするのもいいかもしれません。

私は今回は見学しなかったのですが、アクアリウム(博物館の地下にあります)や生きた蝶を見学できる部屋などとにかくいろいろあるので、1日中いても飽きない場所です!

ホーニマン博物館で気になった展示物

最初に目に飛び込んでくるのは、動物のはく製。特に、大型動物のものはかなり迫力があります。

まるで生きているかのようです・・・。

カラフルな鳥のはく製もあります。

こちらは、「Horniman Merman」

Merman とは半魚人のことで、18世紀初頭から19世紀にかけて、船乗りたちによってアジアからヨーロッパに持ち込まれたそうです。

最初はアジアの海に住む実在の生き物だと思われていたそうですが、すぐに科学の力で偽物だと見破られてしまったそう^^; ちなみに、サルと魚をつなぎ合わせて作られたものが多かったようです。

こちらの Horniman Merman は、Wellcome Institute( Wellcome Collection と関連のある機関だと思います)からここに移されたもので、 “Japanese Monkey-Fish” と呼ばれていました。(私も子供の時テレビで見たことがあったので、日本のものとして有名なのかもw)

CT スキャンの結果、猿は使われておらず、木や粘土、魚の骨やうろこなどからできていることが分かったそうです。

great crested grebe(日本語ではカンムリカイツブリと言うそうです。聞いたことないw)という動物から作られた Muff(マフ=ハンドウォーマーのようなもの)。Guildhall Art Gallery で、このマフを使っている女の子の絵が展示されていました

階段を上がった先の廊下には、膨大な数の、昆虫の標本のコレクションが飾られています。

とても美しい色と模様をした蝶々がたくさんありました。

これはすごい種類のカニ!

これは・・・なんでしょうかw Sea-Urchin って書いてあるから、ウニ?しかも食用らしい。

標本のコーナーを後にして別の部屋に移ると、楽器のコレクションがありました。

部屋自体はそれほど大きくないのですが、かなりの数と種類の楽器が展示されていました。実際に音を出してみることができる体験コーナーや、デジタル資料も。

これだけものをコレクションしているところって、なかなかないのではないでしょうか。

日本人的に気になったのは、お雛様。

なぜここに?と思って説明を読んでみると、五人囃子が和楽器について解説されていました。

アコーディオンもこの形だけでなく丸型のものまで、いろんな種類があるんですね。

アコーディオン弾きってかっこいいですよね。ロンドンの街中でもたまに見かけました。

館内の見学を終えて、Animal Walk に立ち寄ってみました。

ここでは動物に餌やりをすることはできないのですが、近くで眺めることができます。

このヤギ、ずっと体を着にこすりつけていました。痒かったのかなw

ウサギは子供たちに特に人気がありました。

ホーニマン博物館の見学のポイントまとめ

  • 動物・昆虫の剥製のコレクションが充実していて、動物や海の生物も観察できる
  • 楽器のコレクションもユニーク
  • 家族連れが多く、お庭はピクニックにも最適な場所

イングランド銀行博物館(Bank of England Museum)ー金の延べ棒って、どのくらい重いと思いますか?

イングランド銀行博物館で金塊を持ち上げるという初体験

イングランド銀行博物館は、ロンドンの金融街、Bank にあります。(←バンクって、そのままじゃんって感じw)

銀行に併設されている博物館なので規模は大きくありませんが、さすがはイギリスの中央銀行!内容はかなり充実しています。

私は難しいことは得意じゃないので(汗)、もっぱら興味があったのは、ゴールドバーを持ち上げることができるということ!金塊なんて、触ったこともなかったのである意味貴重な経験でしたw

イングランド銀行博物館へのアクセスと開館時間・入館料など

住所:​Bartholomew Lane, London EC2R 8AH

最寄りの地下鉄駅:Bank(一番近い), Cannon Street, Mansion House, Monument

開館時間:10:00~17:00/月~金(Bank Holiday を除く。入館は閉館時刻の30分前まで)

入館料:無料

公式ホームページhttps://www.bankofengland.co.uk/museum

補足情報:イングランド銀行のエントランスからは入れません。数メートル先のコーナーを渡曲がったドア(写真)から入ります。(私は間違ってエントランスから入ろうとしたら、警備のおじちゃんに「何の用?」と聞かれてしまったw)

館内にカフェはありません。小さいですが、ギフトショップはあります。

イングランド銀行博物館の個人的な印象と見どころ

イングランド銀行では、貨幣の歴史や仕組み学ぶことができます。

正直、「市場の仕組み」的な話は難しくてよく分からかったのですが・・・^^;

↑このようにゲーム感覚で遊んで学べるような仕掛けがあったりして、子供でも難しい内容を理解できるような工夫がされていました。(実際に、社会科見学中と思われる子供たちがいましたし、親子連れの見学者もちらほら見かけました。)

また、歴代のコインや紙幣、イギリスらしく小切手なども展示してあって、見ているだけで面白いです。

個人的に一番興味を惹かれたのは、やっぱり金塊!そして、紙幣に描かれるのデザインに関するものや、最新の技術を使った次世代のお札などに関する展示がよかったです。

イングランド銀行博物館で気になった展示物

硬貨や紙幣のコレクションは、銀行博物館の名にふさわしいほど膨大な数があって、見ごたえ抜群です!

ロイヤルファミリーの記念硬貨などもあるので、マニアには嬉しいのではないかと。

初期のころの小切手。

肝心な年号が光で見えなくなっていますが、1660年?12月8日のものが、現存する最古のものだそう。

なんかこれ・・・このクオリティでいいのか?制作者が不敬罪で逮捕されないか心配なレベルw

博物館は奥までつながっています。

市民生活とお金のつながりに焦点を当てたコーナーですが、金塊もこの部屋にあります!

こちら。本物です!ちなみに、London Good Delivery Bar とは、「ロンドン金現物市場での受渡適合品」を意味するそうですよ。(こちらのページ参照)知らなかった!

この金塊一つの重さは約13キロで、金は鉛より70パーセントも重い金属だそうです。私は片手では持ち上げられませんでした。

ちなみに頭上には監視カメラがあって、厳重に警備されていますw

「金の価格は日によって変わるので、今日の価値がいくらくらいなのか、隣のコーナーでチェックしてみよう!」と書いてあったのですが、チェックし忘れましたw

金塊1個分って、大体どのくらいの値段がするのでしょうか。

奥に進むと、お金の製造技術について紹介するコーナーが現れます。

面白かったのが、このお札。

「50」と「FIFTY」の部分をよく見ると、不自然な感じがしますよね?

そうなんです。これ、5ポンド札を50ポンド札に偽造した偽札なんですw エリザベス女王がお若いのは、70年代のお札だから。

説明には、「5ポンド札に見慣れている人にとっては偽札だってすぐにばれちゃうけどねw」みたいなことが書かれていましたww

紙幣のデザインって、手書きで行われていたんですね。とても緻密に描かれています。

エリザベス女王の顔の部分は、目の描き方のデザインが何通りかあったりして、すごく細かいな~なんて思いました。

ほんと、職人技です!

こちらは最新技術を使ったお札についての説明。

私が在英中の2016年は、ちょうど5ポンド札と10ポンド札が新しくなった時期だったのですが、その紙幣を初めて触った時、おおおって思ったのを覚えていますw

これは紙じゃなくて、薄いプラスチックでできているんですよ!

イギリスで手にする機会があったら、是非触ってみてくださいね^^

2020年には、画家のターナーの絵がプリントされた20ポンド札が発行される予定だそうです。こちらも楽しみ^^

イングランド銀行博物館の見学のポイントまとめ

  • 銀行の歴史と貨幣について学べる
  • 金塊を持ち上げて重さを感じることができるという、ユニークな博物館
  • 貨幣がどのように作られるか、最新の技術を用いた紙幣づくりについてのコーナーは必見です!

ロンドン警察博物館(Police of London Museum)ロンドン市警察について知ることができる、小さな博物館

City of London を管轄する、ロンドン市警察の博物館

City of London Police Museum は、ロンドンの中心地、City of London にあります。

ロンドンには、ロンドン警視庁(Metropolitan Police Service)もあるのですが、こちらが City of London 以外のロンドン全域を担当するのに対して、 City of London Police は、City of London のみを管轄する警察組織だそうです。ここを見学して初めて知りました!

ロンドン警察博物館へのアクセスと開館時間・入館料など

住所:​Aldermanbury, London EC2V 7HH(ギルドホール図書館の入り口(↑この写真の入り口)から入館。)

最寄りの地下鉄駅:Southwark (600m), Blackfriars (800m), St Paul’s (1100m)

開館時間:9:30~17:00/水曜以外の月~金、9:30~19:30/水 ※土曜日は日にち限定でオープン(補足情報参照。)

入館料:無料

公式ホームページhttps://www.cityoflondon.police.uk/about-us/history/museum/Pages/default.aspx

補足情報

2018年は 6月9日、6月23日、7月7日、7月21日の土曜日に限り、10:00~16:00まで開館。

ロンドン警察博物館の個人的な印象と見どころ

この博物館はすごく小規模なのですが、ロンドン市警察の歴史を知ることができます。個人的には、歴代の制服を見るのが面白かった。

ロンドン警察博物館で気になった展示物

↑ドアがなかなかこじゃれてるw

入り口付近には、警察手帳などのこまごまとしたものが展示されていたのですが、この日はOpen House と言うイベントのせいか、ちょっと込んでいたため写真をあまりとることができませんでした。

小さい博物館なので、道も狭いんですよね^^;

でも、この日が特別だっただけで普段は混んでいないと思います。

これ、警察直通の電話ボックスだそうです。なぜこれが気になったかと言うと・・・

ギルドホールの近くにもあったからです!

しかし、これはただの飾りで今は使うことができませんと書いてあります。

こちらは「Suffragettes:サフラジェット」と呼ばれる、女性の参政権を求めて戦ったメンバーたちが、活動が過激化していくうちに使うようになった爆弾。

解説には、「彼女たちの行為は、今日ではテロ行為として定義されるものもあるけど、あなたはどう解釈するだろうか。」と書かれていました。

犯罪者が使っていた凶器の例。真ん中のねずみ色のくし、確かに鋭いけど・・・。

そして、ここからは制服のコーナー!歴代の ロンドン市警察の制服と服飾品が展示されています。

↑こちらは一番古いタイプのもの。ジャケットの裾が燕尾服みたいになっていますか?

コート長くね?w

ガスマスクは、戦時中のものでしょうか。

こちらは1930年代後半から40年代前半にかけて作られたヘルメットの試作品。一度も使われることはなかったそうです。

ロンドン警察博物館はこんな感じでした。

博物館と言うよりは小さなギャラリーって感じですが、先日ご紹介した Guildhall Art Gallery と、Bank of England Museum の近くにあるので、そちらに行かれる方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

ロンドン警察博物館の見学のポイントまとめ

  • ロンドン市警察の歴史と仕事内容が分かる
  • 歴代の制服が展示されているのが、おすすめポイントです

ヴィクトリア&アルバート博物館(Victoria and Albert Museum)私がロンドンで一番好きな博物館の見どころをご紹介します

ファッションや装飾に興味のある人は必見!そうでない人も行くべき!(笑)

Victoria and Albert Museum (V&A) 、大好きです!

ロンドンの美術館で一番見ごたえがある美術館だと思っています。住んでいた場所が近かったこともあり、これまでに10回以上は通いました^^;

ファッションや装飾品関連に強い美術館なので、そう言った分野に興味がある方にとってはまさに楽園と言っていいくらいの場所ですよ!!

V&A へのアクセスと開館時間・入館料など

住所:Cromwell Road, London, SW7 2RL

最寄りの地下鉄駅:South Kensington(Tunnel Entrance 直結なので、雨でもぬれずに済みます!)

開館時間:10:00~17:45(月~木、土・日・祝。12月24~26は閉館。)一部のギャラリーは金曜日に限り22:00までオープン

入館料:無料(寄付が推奨されています。)

公式ホームページhttps://www.vam.ac.uk

補足情報

  • 入り口について。V&A には入り口が3つあります。Cromwell Road にある Grand Entrance(写真) からの入館では荷物チェックがありますが、
    こちらのExhibition Road からの入館はチェックがありません。

↑地下鉄直結のTunnel Entrance からは、一応係の人が立っていますが、私はチェックされませんでした。また、どの入り口からでも並ぶことなく入場できました。)

  • マップは1ポンドで購入するか、公式ホームページから同じものをダウンロードすることもできます。かなり広いので、マップはあったほうがいいです!
  • 金曜日は開館時間が夜の10時までと長いのですが、一部の展示室しか開いていません。(特に、人気のジュエリー、セラミックの展示室は17時半には閉まってしまうのでご注意を。)

V&Aの個人的な印象と見どころ

V&A は、デザインの分野のコレクションが特に素晴らしい博物館です。(素晴らしいという言葉では言い表せないくらい素晴らしいんです!!)

特に印象に残っているのは、ファッション、ジュエリー、ガラス製品、陶器、家具 のコレクション。・・・多すぎですね(笑)

また、自然史博物館なんかと同様で、建物の装飾それ自体も非常に美しいので、その点も注目ポイントです。

↑例えばこちらは、通路の天井に描かれた宗教画(?)もはやこれも作品の一部ですよね~。

ウィリアムモリスを含む3人のデザイナーによってデザインされた V&A Cafe にも足を運ぶことをお忘れなく!小さいですが、とても美しい内装は必見ですよ~^^

V&Aで気になった展示物

上でも書いた通り、気になるコレクションが膨大過ぎて、とてもここではご紹介できません。でも紹介したい!(V&A 関連の記事で5本は書ける勢いですw)

なのでいつか個別の記事にまとめることにして、ここではほんの一部だけを載せようと思います。

ファッション

ファッションのコーナーは、年代別のドレスや洋服が解説とともに展示されています。

イギリスだけでなくフランスなどのヨーロッパ中から集められた作品もあり、洋服を通して当時の流行や歴史を知ることができるのも面白いですよ!

ちなみに中央のブースでは企画展が開催されていることが多く、見学したい場合、メンバー以外はチケットを購入する必要があります。

手刺繍のすばらしさを間近で見ることができるという幸せ。

60年代のファッション、大好きなんです♡

ジュエリー

ジュエリーの部屋は、輝きが美しく見えるように(?)薄暗くなっています。

この部屋は大変人気があるようで、一つ一つをじっくり鑑賞している人が多いのが印象的でした。

こちらもヨーロッパを中心に世界中から集められたジュエリーが、年代順に展示されています。

時代や地域によって特徴がはっきりとしている作品も多く、違いを比較しながら見るのも面白いですよ^^

でもやっぱり、キラキラ光っているものに一番最初に目が行くけど(笑)

ガラス製品

ガラス製品のコーナーはあまり人気がないのか、いつ行ってもそんなに人がいないのですが(笑)、個人的にはおすすめスポットの一つです!

私はガラス製品にそんなに明るくないのですが、まとまった数のベネチアングラスやボヘミアングラスなどを一度に見ることができます。

中でも私が知っている数少ないガラス工芸家、ルネ・ラリックの作品は素晴らしかった!!(ちなみにラリックはジュエリーデザイナーとしても有名で、ジュエリーのコーナーにも作品が何点かあります。)

アールヌーボーのものは、ガラスに限らず何でも好き♡

陶器

陶器のコレクションは最上階の6階にあります。

長ーい廊下のような場所にいったいどれほどあるんだと思ってしまうくらいの、膨大な量のセラミックが展示されています。

チャリティショップではなかなかお目にかかれないような、ゴージャスな食器がたくさん!

イギリスが地震大国でなくてよかったわ~と、これを見ると思ってしまいます(笑)

ちなみにセラミックの部屋にはヨーロッパだけでなく、アジアや中東の作品も集められています。日本の作品もたくさんありましたよ!

家具

家具の部屋は、地味だけど細かく見ていくと面白い作品がたくさんあります。

インテリアデザインに興味がある方は絶対に立ち寄るべし!

テクニックを紹介するパネルや、職人がデモンストレーションをしているビデオなどもあるので、より深い理解を得たい方にはとても有益なんじゃないかな~。

やっぱり、こういうものは実際に実物を見るのとそうでないのとでは受ける印象だったり学べる内容だったりが違ってくると思うんです。

オペラやミュージカル

この部屋は、エンターテイメントが好きな人にとってはたまらないと思います。

有名人が実際に着たコスチュームなども飾られていました。

(そういえば最近、ABBA が数十年ぶりに新曲を発表すると話題になりましたよね。)

舞台美術に興味がある方にもお勧めのコーナーです。

シルバー

シルバーの部屋は、やっぱり豪華の一言に尽きますね~(*´Д`)

中にはなぜこれをモチーフにした!?という面白い作品も見つけたので、いずれ違う記事でまとめたいと思います!

他にも、アイロン(鉄)のコーナーや・・・

絵画のコーナー

絨毯のコーナー(↑この作品は期間限定の展示だったようです)

日本のコーナーもあります!

この作品好き。

ところで、写真を見てお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、V&A は人気の博物館にも関わらず、あまりごみごみしていないんです。

特に開館直後の10時ごろや、閉館時間が2時間ほど遅くなる金曜日の夜に行くと、場所によっては、周りには自分のほかに誰もいないということが結構あります。コレクションと空間を独り占めしているみたいでとても気分がいいので、ぜひその雰囲気を味わってみてくださいね!(笑)

↑お土産ショップで見つけた可愛いティータオル。

V&A オリジナル商品もたくさん売っているので、ここでイギリス土産を購入するのもおすすめです^^


V&Aはこんな感じです!

「見どころは全て」と言っても過言ではないくらい素敵な場所なので、一人でも多くの方に足を運んでほしい博物館です。

イメージが少しでも伝わったらいいなと思っています!

V&Aの見学のポイントまとめ

  • 大英博物館などと同様、広くて所蔵品数も多いので、見たいものをあらかじめ絞ってから見学するのがベター。
  • 金曜日の夜は人が少なくて作品をじっくりと鑑賞することができますが、場所によっては閉まっている部分もあるので注意。
  • カフェではケーキやサンドウィッチなどの軽食のほか、ランチやディナーも楽しめます。ウィリアム・モリスデザインの内装は必見!

自然史博物館(Natural History Museum)ー大人も子供も楽しめる、見どころ満載の博物館です

子供と一緒に楽しめる博物館の筆頭と言えば、自然史博物館!

自然史博物館は、ヴィクトリア&アルバート博物館、科学博物館と同じ South Kensington 地区にある博物館です。

この自然史博物館、何がすごいって、大人も子供も楽しめる博物館なんです。

特に、恐竜の化石や動物の実物大模型は子供受けすること間違いなし!鉱物や宝石の展示も見逃せないスポットです。

自然史博物館へのアクセスと開館時間・入館料など

住所:Cromwell Road London SW7 5BD

最寄りの地下鉄駅: South Kensington Station(地下道でつながっているので、雨の日でも濡れる心配なし!)

開館時間:10:00~17:50/毎日(12月24~26は閉館。)

入館料:無料(企画展は有料)

公式ホームページhttp://www.nhm.ac.uk

補足情報

自然史博物館はかなり人気の高い博物館なので、特に旅行シーズン中は、列に並ばなくてはいけないことがあります。

Exhibition Road 側の比較的空いている入り口にも並んでいるのを見かけたことがあるので、余裕をもっていったほうが賢明です。

込み具合などは、公式ツイッターで確認できます。

自然史博物館の個人的な印象と見どころ

私は自然史にそれほど興味があるわけではないのですが、館内を見渡すと目に飛び込んで来る恐竜の化石や鳥の標本などは、まるで映画で出てくるような西洋の建物と非常にマッチしているということも相まって、見ていて飽きることがありません!

個人的には、鉱物(Minerals)のコーナーが地味に楽しかった!どこまで行っても鉱物、そしてさらに、この部屋の奥には宝石のコーナーになっていて、その膨大なコレクションの数に圧倒されました。

そして、阪神淡路大震災の揺れを体感できるコーナーや、東日本大震災に関する展示は、日本人としても必見の場所だと思います。(後ほど写真とともにご紹介します。)

また、自然史博物館の魅力は展示物だけにとどまらず、建物にも表れていると思います。

重厚な作りで、歴史を感じさせる建物のなかに・・・

↑こんな感じの、テーマパークのような場所もあったりして、色んなテイストを楽しむことができます。そこにいるだけでワクワクしました (≧▽≦)

自然史博物館で気になった展示物

やはり、実物大と思われる動物や恐竜の模型や標本は見入ってしまいますね~。

奥のコーナーには、海の生物や動物の模型、標本などもありました。

人類の進化の歴史のコーナーもなかなか面白かったのですが・・・

やっぱり鉱物のコーナー!

これも鉱物なの?と思っていたら、「マラカイトでコーティングされたワイヤー」と書いてありますね。

まさに、自然が作り出す美しさ!

イギリスだけでなく、世界中から集められた膨大な数の鉱物が展示されています。

なにこれ小さい!w

世界最大のブルートパーズ。

自然史博物館の隣の V&A では、ジュエリーに加工された宝石をたくさん見ることができますが、ここで展示されているものは原石のものが中心で、また違った印象を受けます。

こちらは楽しみながら人体について学習できるコーナー。

英語が苦手でも、なんとなく内容が理解できるのがうれしいところです(笑)

そしてこちらは、阪神淡路大震災の揺れを体験できるコーナー。(でも、同じ規模ではないと思います。そりゃそうだよね・・・。)

「神戸スーパーマーケット」と名前がついていて、日本のスーパーが再現されていました。

こちらでは3.11の映像とともに、「地震の後に来る危険」について解説されています。

私はあの地震が起こるまで、お恥ずかしながら津波がこれほどまでに恐ろしいものだとは知りませんでした。

地震と津波の危険は日本だけでなく世界中にあるので、いろんな国の人が訪れるロンドンの博物館で一人でも多くの人がそういった知識を得られるのは、とても重要なことですよね。

館内一通り見学し終えて外に出てみると、こんなスペースが。

午前中に降っていた雨が上がったばかりだったので人がいませんでしたが、夏はここでピクニックを楽しむ人がたくさんいそうです。

反対側を見渡すと、ガーデンがあります。

Wildlife Garden なので、お花が満開と言うことはないのですが、私が訪ねた時は羊が2頭いて、お食事中でした^^

再び館内に戻って、一休憩。

自然史博物館のカフェスペースは比較的ゆったりしているので、疲れたらここでちょっと一息するのもいいかもです。

ただ、お値段は博物館価格でちょっとお高め。

それでも、こんなに素晴らしい博物館を無料で見学できることを思えば、逆にすみませんって感じですけどね~^^;

最後にお土産コーナーちらっと見て、自然史博物館の見学は終了。

ちなみに、お土産コーナーも充実しています。特にこの↑博物館のロゴ入りのキーホルダー、いろんな動物のモチーフがあってとても素敵でした。買っておけばよかったかも!

↑雨に濡れたガーデンのホップが美しい♡

自然史博物館は、自然科学や人間の体に興味のある方だけでなく、また、博物館という枠を超えたテーマパークのような場所でもあるので、いろんな年代の人が楽しめる場所になっていると思います。

このページだけではとても紹介しきれないものばかりなので、ぜひ、実際に訪れてみてくださいね^^

自然史博物館の見学のポイントまとめ

  • 大人から子供まで、万人が楽しむことができるテーマパークのような博物館
  • 地震の揺れを体験できるコーナーは必見です!
  • ユニークな博物館限定商品がたくさん!お土産ショップもお見逃しなく。