ロンドン観光でおすすめの美術館や博物館を中心に、主に無料で楽しめる場所をレポートします。定番から穴場まで!

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ウィリアム・モリス・ギャラリー(William Morris gallery)ー作品を通して、モリスの人となりを知る

ウィリアム・モリスが青年時代を過ごした、ロンドンの家

ウィリアム・モリス(1834-1896)は、イギリスのアーツ&クラフツ運動を主導した人物です。

デザイナーとしての活動が有名ですが、そのほかにも詩人、ライター、思想家など、様々な顔を持つ人物でもありました。

今回ご紹介するウィリアム・モリス・ギャラリーは、イギリスで唯一の、ウィリアム・モリスの生涯と偉業をたたえることがテーマとなっている公共の博物館です。

モリスが 1848 年から1856年 までの8年間を過ごした家がそのままギャラリーとなっており、1950年に開館しました。

その後、2012年に1年間の修復作業を経てリニューアルオープンし、現在に至ります。

ウィリアム・モリス・ギャラリーへのアクセスと開館時間・入館料など

住所:Lloyd Park, Forest Road Walthamstow, London, E17 4PP

最寄りの地下鉄駅:Walthamstow Central, Blackhorse Road(徒歩15分ほど)

開館時間:10:00~17:00 水~日

入館料:無料

公式ホームページhttp://www.wmgallery.org.uk

補足情報

ウィリアム・モリス・ギャラリーまでのおすすめの行き方は、ヴィクトリア線の Blackhorse Road 駅から123番のバスに乗り、Lloyd Park / William Morris Gallery で下車と言う方法です。(ギャラリーは目の前にあります。)

Walthamstow Central 駅からは 34, 97, 215, 275, 357 のバスに乗り、Bell Corne で下車、そこから5分ほど歩くとギャラリーに到着します。

ちなみに Walthamstow Central 駅から行く場合は、プラットフォームにウィリアム・モリスのデザインのタイルが使われているので、そちらもお見逃しなく!

ウィリアム・モリス・ギャラリーの個人的な印象と見どころ

ギャラリー自体は小規模ですが、プリントや刺繍、織物などで装飾が施された布やカーペット、壁紙、家具、ステンドグラスやタイルなどのモリス自身によるに加えて、彼の会社「モリス商会」にかかわった人々( 有名どころでは Edward Burne-Jones, Philip Webb, Dante Gabriel Rossetti など)の作品も展示されています。

また、モリスの生涯や作品に特化したギャラリーと言うだけあって、デザイナーとしての側面だけでなく、彼の人となりを垣間見ることができるようなギャラリーになっていて、個人的には、この点がこのギャラリーの最大の見どころだと思いました。

と言うのも、作品を生み出す工程で、モリスがどのようなことを考えていたか、どのようなこだわりを持っていたのかなどについてまで詳しく解説してくれているので、作品のその奥にあるものなども学べて、より深い理解を得ることができたからです。

また、モリスのインスピレーションとなった植物などが育てられているガーデンもあります。6月のバラの時期には、花を観賞しながら歩くのも気持ちがよさそうです。

ちなみに、「William Morris」という名前のバラもあるみたい!私が訪れた時は少し時期が早くて、まだ咲いていませんでした。

また、居心地の良いカフェもあるので、見学後はここでお茶をするのもいいですよ。

私もお菓子をいただきましたが、なかなかおいしかったです。

屋根のガラスにも、モリスのデザインが取り入れられています。

ウィリアム・モリス・ギャラリーで気になった展示物

モリスに興味がある私としては、ほとんどすべてのものが気になったのですが、とてもじゃないですがすべてはあげられず^^;

そこで、他ではあまり見ることができないものを中心にご紹介したいと思います。

まずこちらは、ステンドグラスの一部です。モリスのデザインで、Fulham にあった Burne-Jones の家のために作られたものです。

この作品は “Minstrel” がテーマになっています。ミンストレルとは中世の吟遊詩人のことだそうです。

モリスが中世に強い憧れを抱いていたということが窺い知れる作品の一つです。

こちらの作品は、モリスがデザインをして、娘のメイが刺繍を担当した作品です。

デザインは全て手描きで制作されていたことがうかがえます。

モリスが興した「アーツ&クラフト運動」は、産業革命によってもたらされた低品質な商品を否定し、中世の世界のように、手仕事を通して生活とアートを統一させることを目的とした運動でした。

しかし結果的には、モリス商会の商品は裕福な人にしか手の届かないものになってしまったそうです。そりゃ、そうだよね・・・。

Edward Burne-Jones による作品。

彼はこのほかにも、モリスや彼の妻のジェーンの落書き・・・もとい、スケッチを残しました。

こちらは、染色のための材料についての解説。

モリスは、当時普及し始めていた化学染料は、安価で使い勝手はいいものの、けばけばしくて個性に欠けるものだと感じていたそうです。

そこで、Thomas Wardle と言う科学者と協力し、10年がかりで、インディゴなどの自然の染料を使って好みの色に染める方法を編み出しました。

有名な「イチゴ泥棒」のデザイン。

ふと天井を見上げてみると、こんな素敵なディスプレイが!

その隣には、パターンを作るのにつかわれたと思われるスタンプのようなものが。

この連続模様のパターンは、パーツごとに作られていたんですね。

全体の滑らかな曲線から葉の部分のドットに至るまで、とても丁寧に彫られたスタンプ。

こういう感じのモリスのデザインは、あまり見かけないタイプのものだと思います。

壁紙の部屋。写真中央は、モリス商会の壁紙のカタログです。

写真の色味のせいでちょっとよくわからない感じになっていますが(汗)とても見ごたえがある展示でした。

モリスは「ケルムスコット・プレス」と言う印刷工房で、装飾なども手掛けていました。こちらのものは、「ケルムスコット・プレス設立趣意書」です。

モリスが出版した本の中には、その意図があまりにも不明慮だったために「失敗に終わったプロジェクト」もあったとか^^;

ところで、展示されている作品はもちろんなのですが、このギャラリーでは、建物自体にも、モリスのテイストがちりばめられていて、とても魅力的なんです。

例えばこのカーペットの柄、私、すごく好きです。

女性らしいイメージの花を挟むように、大胆でスタイリッシュな矢印のような模様が両脇にデザインしてあって、全体としてまとまった印象のカーペットだな~と思います。

階段を上った先にある窓から見えるガーデン。

この日は5月初旬で天気も良く、とてもいい眺めでした。

カフェ近くのトイレのドアにも、モリスのパターン。

このディスプレイも素敵。お土産ショップの商品が展示されていました。

ガーデン側から見たモリスの家。

ちなみにモリスの生家は Elm House と言って、同じ Walthamstow 地区にあるのですが、そちらはもっと豪華で広々とした家だったそうです。

モリスの両親は裕福でしたが父親が突然他界してしまったため、こちらの Water House に移ってきたとの事ですが、こうしてみるとこの建物も十分広いですよね^^;

ウィリアム・モリス・ギャラリーの見学のポイントまとめ

  • ウィリアム・モリスが幼少期を過ごした家。モリスファンは必見!
  • モリスの作品だけでなく、彼に影響を与えた友人たちや、アーツ&クラフツ運動の時代についても学べる
  • テキスタイルやデザインに興味のある方にもおすすめのギャラリーです。刺繍などのクラフト系ワークショップも要チェック!

ホワイトチャペル・ギャラリー(Whitechapel Gallery)ー若者が集まる、東ロンドンのおしゃれでモダンなギャラリー

東ロンドンのおしゃれでモダンなアート・ギャラリー

ホワイトチャペル・ギャラリーは1901年に、東ロンドンの人々がアートに触れることができるようにと言う目的でオープンしたギャラリーです。

このギャラリーには多くの「初めて」が存在し、とりわけ興味深いものとして、あのピカソの「ゲルニカ」が1939年にイギリスで最初に展示されたのが、このホワイトチャペル・ギャラリーだったそうです。

他にも近代美術の分野においては、ジャクソン・ポロック、マーク・ロスコ、フリーダ・カーロ、現代美術においてはソフィ・カル、ポール・ノーブル、トーマス・シュトゥルート、サラ・ルーカス、マーク・ウォリンジャーなどのアーティストの作品が展示されています。

余談ですが、私はピカソ以外のアーティストの名前を誰一人として知らなかったのですが、最後のマーク・ウォリンジャーの作品をいくつか見たことがあったということに、今回この記事を書いている途中で判明しました。

その作品は、ロンドン地下鉄の全ての駅に飾ってある “Labyrinth” という作品です。

↑この写真のようなものが、駅のホームや改札付近に飾られているのですが、もしかしたら見覚えがある方もいらっしゃるかも。

私は在英中ず~っと、「これなんだろう?」と思っていたのですが、今回やっとその謎が解けました(笑)

ちなみに写真のものは、 Rayners Lane と言う駅のものです。あまり行かない場所だったから、撮ってみたw

ホワイトチャペル・ギャラリーへのアクセスと開館時間・入館料など

住所:​77-82 Whitechapel High St London E1 7QX

最寄りの地下鉄駅:Aldgate East(徒歩1分)

開館時間:11:00~18:00/木曜以外の火~日 11:00~21:00/木 ※臨時休館することがあるので、事前に要確認

入館料:無料(いくつかの企画展ではチケットが必要)

公式ホームページhttp://www.whitechapelgallery.org

補足情報

  • 地下鉄駅 Aldgate East のすぐ隣にあります。
  • 最寄りのバス停は Aldgate East Station で、15,25,67,115,135,205,254があります。
  • 毎月第一火曜日は、東ロンドンにある150以上のギャラリーが共同で開催するスペシャルイベントが開催されます。(詳しくはホームページを参照ください。)

ホワイトチャペル・ギャラリーの個人的な印象と見どころ

ホワイトチャペル・ギャラリーを訪れたのは、確か土曜日でした。

そのせいもあってか、館内は多くの人、特に若者で賑わっていたのを覚えています。

また、ギャラリーがあるイーストロンドンは、モダン・アートやコンテンポラリー・アートが盛んな場所で、ロンドンの若者文化の最先端の地でもあるそうです。

ホワイトチャペル・ギャラリーからも、そういったロンドンのおしゃれで最先端のアートの雰囲気が感じられました。

ホワイトチャペル・ギャラリーで気になった展示物

時間がなくてじっくり見ることができなかったので、ほんの一部だけご紹介します。

あ、あとギャラリー内の展示は2つのエキシビションを除いて無料なのですが、どこが有料だったかちょっとわかりにくかったです。

有料のブースはチケットが必要なので、マップなどでご確認ください。

この部屋はオブジェが中心の部屋です。

おしゃれな感じ…と言うしか特に感想がないw

こういう感じの作品、好きです。

ビニール袋でできたアート作品。

こちらは廊下の部分に展示してあったのですが、光が透けてきれいでした。

ホワイトチャペル・ギャラリーの見学のポイントまとめ

  • 東ロンドンのモダンなアートギャラリー
  • ロンドンの最先端のアートを鑑賞できる

ブルネイ・ギャラリー(Brunei Gallery)ーSOAS の中にある静かな空間。屋上には日本庭園も!

ブルネイ・ギャラリーは University of London の SOAS (School of Oriental and African Studies) に所属するギャラリーで、大英博物館から徒歩5分の場所にあります。

古代から現代までの幅広いアジアやアフリカ、そして中東のアートを展示しているギャラリーで、これらの文化の促進と、ここで学ぶ学生や一般の人たちに役立つ事を目的として設立されました。

Foyle Special Collections Gallery と呼ばれる常設展と企画展の鑑賞はどちらも無料で、屋上には Japanese Roof Garden もあり、ゆったりとした時間が流れています。

ブルネイ・ギャラリーへのアクセスと開館時間・入館料など

住所:​Brunei Gallery, SOAS, Thornhaugh Street, Russell Square, London WC1H 0XG

最寄りの地下鉄駅:Russel Square(徒歩4分), Goodge Street(徒歩9分)

開館時間:10:30~17:00/火~土 ※木曜日は20時まで開館。日、月と休日、クリスマスの時期は閉館

入館料:無料(10人以上のグループ見学は予約が必要。)

公式ホームページhttps://www.soas.ac.uk/gallery/

補足情報

ブルネイ・ギャラリーの個人的な印象と見どころ

ブルネイ・ギャラリーではアフリカや中東、中国などのアジアに関する様々なものが、巻物から楽器まで展示されています。

誰もが見たことのあるものや、すごく目を惹くものはあまりないのですが、あまりなじみのない地域の民族や文化のイメージを、展示物を通して思い浮かべることができるのが良かったです。

また、屋上にある日本風の庭園はとても小さいのですが、大学の中にあるにもかかわらずとても静かで、穏やかな時間が流れている場所だな~と思いました。

ブルネイ・ギャラリーで気になった展示物

上の写真は、University of London 構内です。

こちらの SOAS と書いてある建物が、学生たちの授業や研究が行われる場所ですね。

ブルネイ・ギャラリーはその反対側にあります。

入り口には受付があるので、そこでギャラリーを見学したいことを伝えます。

ギャラリーはいくつかのパートに分かれていて、私が最初に見学したのは、中東やアジアに関するものが展示されているコーナーでした。

例えばこんなものや・・・

こういったものを鑑賞することができます。

こちらは企画展のコーナー。

Usakos と言う、ナミビアの都市の様子を写した写真が展示されているコーナーです。

街の様子だけでなく、アフリカの人々の生活の様子なども垣間見ることができました。

Usakos はアフリカの多くの地域同様、貧困にあえぐ人が多い都市なのですが、その中にあってっても写真に写っている人々の顔が笑顔だったのが印象的でした。

そしてこちらが、屋上の日本風庭園。誰もいない、とても静かな空間でした。

私がここの学生だったら、お気に入りの場所にしていただろうな~と言うくらい居心地のよさそうな場所でした^^

日本庭園ではなく、あくまでも日本風と言うのがポイントです(笑)

ブルネイ・ギャラリーの見学のポイントまとめ

  • あまり馴染みのない、アフリカや中東の作品を鑑賞できる
  • 屋上の日本庭園でゆっくりするのもいいですね!

クイーンズ・ハウス(Queen’s House)ー幽霊が出る螺旋階段で写真を撮ってみましょう!

螺旋階段がある素敵な建物。アルマダ・ポートレイトもお見逃しなく!

クイーンズ・ハウス(Queen’s House)は国立海洋博物館の隣に位置する建物で、ゲインズバラ、レノルズ、ターナー、ホガースなどのイギリスを代表する画家の絵が所蔵されています。

この建物は、イニゴー・ジョーンズと言う建築家によって1616年から制作が開始され、イングランド王・ジェームズ1世が、王妃のアン・オブ・デンマークに贈り物として与えられたものだと考えられています。

何のための贈り物かと言うと、狩猟の際、王妃がジェームズ1世のお気に入りの犬を誤って撃ってしまったことに対し、ジェームズ1世が王妃の前で悪態をついたことに対する謝罪のためのものだそうです。ちょっと変わってますよね。

しかしながら、王妃は建物を見ることがないまま逝去しました。

1936年ごろにやっと完成したのちしばらくは王族所有の家だったのですが、チャールズ三世が亡くなった船乗りたちの子供のための孤児院として Royal Naval Asylum と言うチャリティー協会に貸し出しました。

孤児院が東イングランドのサフォークに移転してからは、国立海洋博物館の一部となっています。

クイーンズ・ハウスへのアクセスと開館時間・入館料など

住所:​Romney Road, Greenwich, London SE10 9NF

最寄りの地下鉄駅:Greenwich, Maze Hill(補足情報参照)

開館時間:10:00~17:00/毎日 休日も開館。

入館料:無料

公式ホームページ:https://www.rmg.co.uk/queens-house

補足情報

最寄りの駅はナショナルレールの Greenwich と Maze Hill です。ほかにもアクセス方法はいくつかあるのですが、そちらは国立海洋博物館の補足情報も参照ください。

セントラルロンドンからのおすすめの行き方は、地下鉄駅の North Greenwich から129番または188番のバスで National Maritime Museum のバス停まで行き、そこから歩いていく方法です。

また、バス停からクイーンズハウスは見えるのですが、門から入り口まで少し距離があるので、徒歩5分ほどかかると思います。

クイーンズ・ハウスの個人的な印象と見どころ

この家の展示品の一番の見どころは、「アルマダ・ポートレイト」と言う、エリザベス1世の肖像画です。

こちらがその絵です。

作者は不詳で、同じテーマのものが3つ現存します。残りの2つは ベッドフォードシャーのWoburn Abbey、ロンドンのナショナル・ギャラリーでそれぞれ展示されています。

クイーンズ・ハウスに展示されている物は個人所有のものだったのですが、2016年にロイヤル・ミュージアムズ・グリニッジ※がおよそ14億円で購入しました。

※ロイヤル・ミュージアムズ・グリニッジは、国立海洋博物館、カティーサーク、クイーンズ・ハウス、ロイヤル・オブザバトリーの、グリニッジにある4つの名所のことを言います

この絵がクイーン・ハウスに飾られるようになったかについての理由はいくつかあるのですが、エリザベス一世がグリニッジで生まれであること、そして、この絵のテーマがアルマダの海戦(=船の戦い)でスペインに勝利した時の様子のものであるという理由などから、国立海洋博物館の絵画のコレクションを展示する場所であるクイーンズ・ハウスに飾られているそうです。

チューダー時代の絵の特徴に、モチーフ一つ一つにいろいろな暗喩が込められているそうです。

一番わかりやすいのは、エリザベス1世の手が地球儀に置かれている様子ですよね。その下にはアメリカ大陸があります。

イングランドによるアメリカ大陸の植民地化は、エリザベス女王の治世から本格化したそうです。

この Armada Portrait を購入後、博物館は9か月に及ぶ修復作業と綿密な調査を行ったそうです。

その際に分かったことなどの解説も、パネルやビデオで紹介されていました。

また、この家には “Tulip Stairs” と呼ばれる螺旋階段があるのですが、そこで写真や映像をとるとお化けが写るという噂話があるそうです。

私はこのことを知らずに行ったのですが、結構有名な話のようで、人が途切れることなくみんな次々に写真を撮っていました(笑)

私も何枚か撮ったのですが・・・

私の前には・・・・

姿を見せてくれませんでした^^;

ちなみにゴーストの写った写真は、こちらのページで見ることができます。

クイーンズ・ハウスで気になった展示物

メインの展示物が絵画だということで、船や海をモチーフにした作品をたくさん見ることができました。

個人的に気になったのが、この部屋の人物画です。

先の2つの大戦では、政府が戦争画家を雇って軍人の肖像画を描かせていたのですが、その対象となったのは将校以上のランクの人がほとんどで、1916年までは一般の兵士が描かれている肖像画はほとんどなかったと言う、初めて知ったこともありました。

「年金受給者の一日」を説明したパネル。

少ないながらも、絵画以外の展示品もあります。

なぜか伊万里焼のお皿がありました。

また、建物のインテリアは螺旋階段だけでなく、いたるところが美しいです。

私、こんな感じの床好きかも。

天井も豪華なので、お見逃しなく!

門も素敵です。碇のマークが効いてますよね^^

奥に見える2つのドーム型の建物は、Old Royal Naval College と言う世界遺産の建物。(ちなみにグリニッジのこの辺一帯が世界遺産に登録されています。)

これは・・・ライオン+人魚?^^;

細かく見ていくと面白いものがたくさんあるので、ぜひいろいろと探してみてくださいね!

クイーンズ・ハウスの見学のポイントまとめ

  • 修復されたエリザベス女王の肖像画、「アルマダ・ポートレイト」を鑑賞できる
  • お化けが出るという螺旋階段で、写真を撮ってみよう!
  • 豪華な内装も要チェックです!

サーチ・ギャラリー(Saatchi Gallery)時代の最先端を行く博物館。スマートフォンを使った参加型の展示もあります

若手作家のコンテンポラリー・アートが中心の、SNSを意識した新しいタイプのギャラリー

Saatchi Gallery は、現代美術(コンテンポラリー・アート)の展示をメインとした革新的なギャラリーで、所蔵作品は、他のイギリスの美術館ではなかなか見ることのできない、海外やイギリスの若手作家のものを中心としています。

1985に開館して以来、ロンドン市内のいくつかの場所への移転を経て、2008年に現在のチェルシー地区にリニューアルオープンしてから、今年で10年目を迎えます。

1985年の開館当時は、ごく少数の現代美術愛好家向けの博物館でしたが、今では年間150万人以上の一般客が訪れ、学生のスクールトリップの場所としても非常に人気のあるギャラリーとなっています。

また、ここに作品を展示することによって、一般にも美術界にも名を知られていないアーティストが脚光を浴びるきっかけになることも多いそうなので、これから注目されるであろう作家の作品を、いち早く見つけることができるのも面白いかもしれません。

サーチ・ギャラリーへのアクセスと開館時間・入館料など

住所:​Duke of York’s HQ King’s Road London SW3 4RY

最寄りの地下鉄駅:Sloane Square(徒歩3分)または Victoria(徒歩10分)

開館時間:10:00~18:00/毎日  ※最終入場:17:30

入館料:無料

公式ホームページhttps://www.saatchigallery.com

補足情報

  • バスは、11,19,22,49,211,319 (最寄りのバス停:Duke of Square) と、11,137,211,360,452(最寄りのバス停:Lower Sloane Street )があり、バス停はどちらもギャラリーの目の前にあります。
  • 大きめの荷物は預けるように指示されることがあります。(私はリュックサックで行きましたが、肩からかけずに手で持つように言われました。)
  • ギャラリーにはカフェとレストラン併設されています。(Gallery Mess Café/Bar)

サーチ・ギャラリーの個人的な印象と見どころ

このギャラリーは、建物内部に光が降り注ぐモダンな作りのギャラリーで、見学者も若者が多く生き生きとした印象を受けました。

なんか、普通の大学みたいな感じw

展示ルームも、ゆったりとした感じで居心地が良かったです。

またこちらのコーナーでは、作品の隣にあるスマートフォンを操作して、自分の気に入った作品に「いいね!」を付けられるような展示の方法が新鮮でした。

見学者は自由にスマホを操作することができます。

お土産ショップも充実していて、「美術館のお土産」っぽいちょっと珍しい商品が多く、見ているだけでも面白かったです。

サーチ・ギャラリーで気になった展示物

写真のコーナーでは、いろんな「著名人のセルフィ―」を集めた作品が展示されていて、中にはエリザベス女王がスマホで家族と自撮りをしている作品や、キャサリン妃が、ジョージ王子を出産した直後の自撮り(正確にいうと、実際に写真を撮っているのは、出産に立ち会ったウィリアム王子だったけど。)なんていうものもありました^^;

こちらは、ジョージ・ハリスンが60年代にインドのタージマハルでとったセルフィ―。

日本人のセルフィ―もありました!宇宙飛行士の星出彰彦さんが、宇宙で撮ったセルフィ―。

これは普通の人がなかなか真似のできないセルフィ―ですよね^^

このギャラリーでは、初めて見るようなタイプの作品に出合いました。

(ちなみに作者は Her Highness Sheikha Khawla Bint Ahmed Khalifa Al Suwaidi と言う方で、アラブ首長国連邦の政治家?の奥様らしいのですが、なんと読むのか分からないお名前です(汗))

アラビア語の詩ととても精密なタッチの模様が描かれています。

こんな絵が描いてある作品も。すごくアラブっぽい!

この繊細なタッチの模様がすごく素敵でした。色がゴールドやシルバーなので華やかな感じもします。

アラブ地域の美術は、V&A博物館のコーナーも充実していますが、こういった作品を見るのは初めてだったので新鮮でした^^

サーチ・ギャラリーの見学のポイントまとめ

  • モダンなディスプレイの、一風変ったギャラリー
  • お土産屋さんが充実しています。

おまけ・・・お土産ショップのかわいいけど謎な商品w

ナショナル・ポートレート・ギャラリー(National Portrait Gallery)ー肖像画ばかりを集めたギャラリー。誰もが知っているあの人の顔まで!

様々な人の肖像画ばかりを集めた美術館。見たことのある人から誰この人?まで!

ナショナル・ポートレイト・ギャラリーは、ナショナル・ギャラリーのすぐ近くにある美術館です。

ナショナル・ポートレイト・ギャラリーへのアクセスと開館時間・入館料など

住所:St Martin’s Place London WC2H 0HE

最寄りの地下鉄駅:Charing Cross(徒歩5~10分ほど), Leicester Square

開館時間:10:00~18:00/土~水、10:00~21:00/木・金 (12月24~26は休館)

入館料:無料(企画展は有料)

公式ホームページhttps://www.npg.org.uk

補足情報

  • マップは1ポンドの寄付で入手可能です。

ナショナル・ポートレイト・ギャラリーの個人的な印象と見どころ

またこのギャラリーは、絵画だけでなく歴史に詳しい方にとっても見ごたえがあるギャラリーだと思います。

なぜなら、歴史上の有名な人物がモデルになっている絵がたくさんあるからです。

ただ・・・

正直言って、私は絵画にも歴史にも明るくないんですよね^^; なので、つまらないかな~と思ったのですが・・・意外にも、と言うのは変ですが、歴史上の人物だけでなく、だれもが知っているモデルや俳優などの絵や写真も飾られているので、私のような人でも必ず「あ、この人知ってる!」と言う人を見つけることができると思いますよ!

また、私が訪れた日は金曜日だったので、開館時間が21時まででした。

V&A もそうですが、夜は音楽がかかる中、シャンパンを飲みながら楽しめるスペースなどもあるので、友人や恋人同士で行くのもいいかも。

窓から光が差し込まないので、館内の光の加減もいつもとは少し違った感じなのがまたよかったですよ!

ナショナル・ポートレイト・ギャラリーで気になった展示物

これ、誰だかわかります?

あの、「吸引力が変わらないただ一つの掃除機」を発明した、ダイソンさんです。

製作者は Julian Opie と言う有名な方だそう・・・。

エリザベス女王の・・・写真?

こちらは同じエリザベスでも、1世の方です。

足元にはイングランドの地図が。

こちらは Thomas Jones Barker と言う画家による『The Secret of England’s Greatness』

ヴィクトリア女王とアルバート公です。

John Keats by Joseph Severn

ジョン・キーツの過ごした家がロンドンのハムステッドという所にあるのですが、そこに行ったことがあったので、なんとなく写真に収めるw

絵画以外にも、写真や石像などの作品も展示されていました。

夜だったこともあり人がほとんどおらず、落ち着いた館内で、ゆっくりと見学できましたよ!

ナショナル・ポートレイト・ギャラリーの見学のポイントまとめ

  • 歴史上の人物からコンテンポラリーの有名人・著名人まで、さまざまな人の肖像が所蔵されている
  • 夜のナショナルポートレイト・ギャラリーは、昼とは雰囲気が違っておすすめです!

ナショナルギャラリー(National Gallery)ヨーロッパ中の名画がここに!トラファルガースクエアの見学と一緒にどうぞ

誰もが知っているゴッホのひまわりは、ここにあります!

ナショナル・ギャラリーはトラファルガースクエアにあるギャラリーです。

1200年代から1900年代前半までの、西洋の著名な画家による絵画が展示されています。

画家の名前の一部を挙げると、ボッティチェリ、ゴッホ、ダヴィンチ、モネ、フェルメール、ミケランジェロ、レンブラント、ターナー、ドラクロワ、セザンヌなど、教科書に出てきた画家ばかりです。

そんな有名画家の絵を無料で鑑賞することができるので、あまり興味のない方も一度は行く価値があるギャラリーだと思います!少なくとも私はそうでした!(笑)

ナショナル・ギャラリーへのアクセスと開館時間・入館料など

住所:Trafalgar Square, London WC2N 5DN

最寄りの地下鉄駅:Charing Cross, Leicester Square(徒歩5分程度)

開館時間:10時~18時/土~木、10:00~21:00/金(12月24~26は閉館)

入館料:無料

公式ホームページhttps://www.nationalgallery.org.uk

補足情報

  • トラファルガー・スクエアにある美術館です。すぐ近くには National Portrait Gallery もあります。
  • 入り口は4つありますが、トラファルガースクエア側(正面)から入るのが一番わかりやすいと思います。
  • 荷物チェックを受ける人の列のほかに、荷物を持っていない人用のレーン(すぐに入場できる)がある場合も。
  • マップは2ポンドの寄付で入手可、またはホームページからダウンロード。
  • 日本語のオーディオガイドあり(大人/4ポンド)

ナショナル・ギャラリーの個人的な印象と見どころ

やっぱり、見たことがある有名画家のオリジナルの作品を、実際に鑑賞できるのが一番の魅力だと思います。

館内は広々としているのですが、スクールトリップで来ている子供たちが多くいた印象を持ちました。

ナショナル・ギャラリーで気になった展示物

やはりなんと言っても、ゴッホのひまわり!

この絵の周りには人だかりができていましたw

ちなみに、ゴッホってヒマワリをモチーフにした絵を何枚か描いていて、日本にも損保ジャパンの美術館にありますよね。私も見に行ったことがあります。

でも、やっぱりこのナショナル・ギャラリーのもののほうが見ごたえがありました。

ガラスケース越しでないので、ギャラリーの風景としても溶け込んでいるし、よく観察することができるからです。

クオリティの保持と言う点からするとよくないのかもしれませんが、やっぱりこっちのほうが嬉しいですよね~と、素人目線で語ってみる。

これ・・・なぜかめちゃくちゃ気になったw

こちらの絵の、レースの緻密さとかすごく凝ってる!

内装もなかなか魅力的なので、その点も要チェックです!

お土産ショップも、名画をモチーフにした商品がたくさんありましたが、私は特にほしいと思うものはなかったかな~。

でも個人的に気になったのは、ロンドンバスの絵が描いてあるトートバッグw

このタイプのバスは、「ルートマスター」と言う古いタイプのバスなのですが、写真に描かれている9番は2014年に廃止されてしまい、今は15番のバスのみ走っています。

これがその15番のバス。

ちなみにトラファルガースクエアが停車駅に含まれているので、運が良ければ見ること(あるいは乗車すること)ができるかもしれませんよ!

ナショナル・ギャラリーの見学のポイントまとめ

  • アクセスがしやすいトラファルガースクエアにあるギャラリー。
  • ヨーロッパ中から集められた名画が一度に鑑賞できる

ギルドホール・アートギャラリー(Guildhall Art Gallery)ロンドンの中心にある、隠れた名ギャラリー

ロンドンの中心で名画を鑑賞できる場所はここ!ローマ人が作った演技場もあります!

Guildhall Art Gallery は、次回紹介する予定の London Police Museum の後に、偶然立ち寄ったアートギャラリーでしたが、この場所は当たりでした。

なぜなら、イギリス滞在中に見た絵画のトップ3に入る、お気に入りの一枚に巡り合うことができたからです!

その絵は後ほどご紹介したいと思います^^

ギルドホール・アートギャラリーへのアクセスと開館時間・入館料など

住所:Guildhall Yard, London EC2V 5AE

最寄りの地下鉄駅:Moorgate, Bank, St Paul’s(いずれも徒歩5分程度)

開館時間:10時~17時/月~土、12時~16時/日

入館料:無料

公式ホームページhttps://www.cityoflondon.gov.uk/things-to-do/visit-the-city/attractions/guildhall-galleries/Pages/guildhall-art-gallery.aspx

補足情報

  • すぐ近くに City of London Police Museum、 徒歩圏内に Bank of England Museum があります。
  • 入り口で持ち物のセキュリティチェックあり。(空港のチェックと同じような感じで、本格的でしたw)
  • 時間によってはガイドツアー(無料)あり。

ギルドホール・アートギャラリーの個人的な印象と見どころ

実はこのギャラリーでは、見学を始める前にちょっとしたハプニングがあったんです。

荷物検査を終えてさっそく鑑賞しようと階段を登り始めたら・・・なんと、大音量のアラームが鳴り始めたんです!(◎_◎;)

え?え?私何かした?と思っていたら、

係の人が「みんな外に出て!!」・・・と。

中にいた人たちは建物の外に追い出されました。

↑外で再び入館できるのを待っている人たち。

こんなことは初めてだったのでどうなってるんだ!って感じでしたが、意外とみんな動じていませんでしたw

10分ほど経って、中から係の人が出てきて「入っていいよ」、と。

結局、ただの警報機の誤作動だったようです。

タイミングが私が入ってすぐの時だったから、何も悪くないのにになぜか焦ったわ~。←チキンなのでw

見どころは、数こそ少ないですが、イギリスの有名画家の作品を間近で見ることができること。

この日は「オープンハウス」と言って、ロンドン中の普段は一般に公開されていない建物の内部を見学できるイベントの日だったせいか、人が多かったです。(ギルドホール・アートギャラリー自体は普段も一般公開されているんですけどね^^;)

普段はもう少し落ち着いていた感じだと思われます。

時間帯によってはボランティアの方によるツアー(確か30分ほどでした)に参加することができます。事前予約なし、途中参加オッケーでした。

私も参加してみたのですが、英語なので完全に理解はできなかったものの、「へ~、この絵の描かれた背景にはそんなことがあったのか~。」とか、面白い発見がありました。

ガイドツアーってあんまり参加したことないけど、やっぱり作品への理解度は深まりますね。

・・・と言いながら、今この記事を書いている時から半年以上たっているので、すっかり忘れています!(ダメじゃん…。)

ギルドホール・アートギャラリーで気になった展示物

このギャラリーで特に気になったのは、「LOVE」がテーマの作品。

ガイドさんがこの絵にまつわる興味深いお話をしてくれたのは覚えているのですが・・・内容はすでに忘却の彼方に去ってしまった (/_;)

でも、この絵からは甘酸っぱさが伝わってきますよね (*´Д`)

私的には後ろのおじさん(女の子のお父さん?)が気になるw

そしてこちらの絵!

William Henry Gore の『Listed』と言う作品で、この絵こそが、私がイギリスで見た絵の中で特に気に入っている絵です。

この青年の服装から、タイトルの “Listed” とは、”Enlisted”、つまり入隊を意味していると思われます。

で、この少女は彼の身を心配し悲しみに暮れているという、とてもシンプルでわかりやすい構図なのですが、そのシンプルさが逆に、胸にぐっときます。

全体的な色合いも好きです。淡い色を使いながらも写実的で、まるで絵の中の彼らが生きている人のような感覚に陥りました。そして、夕日に赤く染められた湖の描き方がすごく効果的!

「あ、この絵いいな」と思う絵はたくさんありますが、1枚の絵にここまで思いを馳せることが私にはあまりないので、この絵は私をそういう気持ちにさせてくれる、数少ない絵の一つです。

この絵に出会えただけでも、ギルドホール・アートギャラリーに行ってよかったと思います^^

Dante Gabriel Rossetti『La Ghirlandata』

ロセッティの描く女性の絵って、唇に特徴がありますよね。

Frederic Leighton『The Music Lesson』

この少女が手を入れているもの、Muff(マフ) と言うハンドウォーマーのようなものだそうで、16世紀ごろから使われていたものだそう。

歴史映画で見たことがあったので目に留まりました。

ギャラリーは地下にも続くのですが、なんと、こんなものまでありました!

Amphitheatre とは「円形演技場」のことで、ロンドンがローマ人の支配を受けていた5世紀ごろに作られたものが、1985年の改装工事で発掘されたそうです。

当時の雰囲気が今に伝わって・・・るのかな?w

そして、このGuildhall Art gallery では、ギャラリー以外のホールの部分も見学することができるんです。

建物は教会や劇場に似た雰囲気ですが、こういうただっぴろいホールを見学することってあまりないので、ちょっと新鮮でしたよ~!

こんな場所で会議とか・・・すごい。

やっぱりステンドグラスが美しいんですよ~!

これはもっと新しい感じのものですね。一番上の紋章は City of London のもので、他にもこのギルドホールの入り口など、いろんなところで見かけました。

カタツムリがかわいい(*´Д`) 似たようなステンドグラスが、ウィリアム・モリスの Red House にもありました。

ギルドホール・アートギャラリーの見学のポイントまとめ

  • 17世紀から現代にかけての絵画が展示されている
  • 5世紀にローマ人によって作られた演技場
  • ギルドホールの素敵な内装とステンドグラス
  • 私のお気に入りの絵がある!(笑)

テート・モダン(Tate Modern)一風変わった作品がたくさん!子供も楽しめる博物館です。

テート・モダンは、モダンすぎてちょっとよくわからないw

テート・ブリテンに行ったのだから、テート・モダンに行かないわけにはいかない!

と思って、長い間行こうとは思っていたのですが、この美術館がある地区は、私の住んでいたところから少し離れたところにあったので、ずっと億劫に思っていました(汗)

しかも、名前の通り近現代作品を展示する美術館になっているのですが、正直モダンアートってよくわからないんだよねw

しかし!

せっかくイギリスにいるのだから行ってみようと、重い腰を上げて行ってきました!

テート・モダンへのアクセスと開館時間・入館料など

住所:Bankside, London SE1 9TG

最寄りの地下鉄駅:Southwark (600m), Blackfriars (800m), St Paul’s (1100m)

開館時間:10時~18時/日~木、10時~22時/金・土

入館料:無料

公式ホームページhttp://www.tate.org.uk/visit/tate-modern

補足情報:テート・モダンへはバスで行くのが便利だったのですが、2018年5月現在、バス停が閉鎖されているようです。

一番わかりやすい行き方は、St. Paul 駅近くのミレニアム・ブリッジ(この写真に映っている橋。)を渡る方法だと思います。徒歩10分くらいかな?

ちなみに写真はテート・モダン側から撮影したもので、ドーム型の建物がセントポール大聖堂です。St. Paul 駅はそのすぐそばにあります。

テート・モダンの個人的な印象と見どころ

モダン・アートの難しさ・・・?

抽象的な作品が多いので、何を意図しているのかをなかなか理解しにくかったです^^;(まあこれはモダンアートに限ったことではないかもしれませんけどね~。)

あ、でも、この建物は、以前は「バンクサイド発電所」と言う発電所だったそうで、中のただっぴろいスペース(タービンがあったそうです!)が印象的な建物でした。

建築に興味がある人にとっては面白いかも!!

そしてこのように、子供が遊んだりピクニック(室内ですが^^;)ができるスペースがあるので、親子連れが多かったです。

テート・モダンで気になった展示物

ある意味すべての作品が気になったのですが(笑)特にこれは、どうしたらそんな発想になるの?って感じ。

ダリの作品だそうです。

Claude Monet『Water-Lilies』

私の知ってる睡蓮とちがーう!と思っていたら、ウィキペディアによると、モネは睡蓮を題材にした作品を200点以上描いているそうです。

ユニークな作品ですよね。

右の作品の感じも好き。

これ、人気でした。

これ、何でできてると思います?

なんと、人毛だそうです・・・(゚д゚)

そろそろコメントが苦しくなってきたw

やっぱり現代アートってよくわかりません。誰か教えて!w

おなかが減ったのでカフェでサンドウィッチを購入。

正直お値段も結構するし(確か8ポンドくらい)、味も「イギリスのサンドウィッチ=薄味」なので、あまりお勧めしません^^;

テート・モダンの見学のポイントまとめ

  • モダンアートが好きな方や、有名画家の作品が鑑賞できる
  • 建築に興味がある方は、建物自体も見ごたえあり!
  • 子供と一緒にお出かけできるスポット

2018年9月まで、ピカソの企画展も開催されているようですので、ピカソファンの方はこちらも要チェックです!

おまけ・・・セント・ポール大聖堂は、有料ですが内部も見学ができます。

私はこれだけで満足♡

テート・ブリテン(Tate Britain)有名なイギリスの画家の絵を鑑賞できる博物館です

テート・ブリテンでイギリスの絵画の歴史を堪能する

テート・ブリテンのコレクションは、16世紀以降のイギリスの画家の作品が中心となっています。

ターナーやミレー、バーン=ジョーンズ、ロセッティなどの(私でも見たことがあるくらい)有名画家の作品が多く展示されています。

館内の雰囲気も落ち着いていて、絵画をゆっくりと鑑賞できるおしゃれなギャラリーです。

テート・ブリテンへのアクセスと開館時間・入館料など

住所:Millbank, London SW1P 4RG

最寄りの地下鉄駅:Pimlico

開館時間:10時~18時/毎日、特定の金曜日のみ21:30まで開館

入館料:無料

公式ホームページhttp://www.tate.org.uk

テート・ブリテンの個人的な印象と見どころ

やはりなんと言っても、イギリスの有名画家の絵を一挙に鑑賞できるのが素晴らしいです。

館内の雰囲気も落ち着いていて、調光などもしっかりしているので、ゆったりとした気分で鑑賞できます。

展示室は年代別になっているので、分かりやすいです。

私は絵画に明るくないうえに、特にお気に入りの画家と言うものはほとんどいないのですが、そんな私でも見たことのある絵が何点かありました。

西洋画が好きな方にとってはとても居心地のいい場所なのではないかと思います。

テート・ブリテンで気になった展示物

まずはこちら!Tate Britain で展示されている中で一番好きな絵!

Richard Dadd と言う画家の『The Fairy Feller’s Master-Stroke』という作品で、クイーンの曲にも同じタイトルを冠した曲があるそうです。

この絵、遠くから見るとごちゃごちゃした感じでなんだこれwって感じなのですが・・・

近づいてみると、こんな小さいおじいちゃんがいるではないですか!(笑)(ちなみに妖精だそうです。)

表情もさることながら、指とか足の書き方に縮こまってる感じが表れててめっちゃツボりました。かわいいw

このデイジー?のような小花のタッチや色遣いもかなり好みです。

ちなみにこの画家、晩年は精神に異常をきたして病院で生涯を過ごしたとウィキペディアに書いてありました・・・。

John Martin『The Great days of His wrath』

↑どくろなのに表情が豊かなところに惹かれたw

William Holman Hunt の『Our English Coasts』

こちらの作品、羊一頭一頭をよく見ると・・・

これまた可愛すぎる (*´Д`)

John Everett Millais『Ophelia』

やはり、間近で見ると細かい部分までよく観察できます。

こちらはターナーの『Pavlova』と言う作品の一部です。

絵のタッチや色彩などの細かい部分は、どうしても写真や映像を通してからは感じられない部分なので、やっぱり作品を生で見ることは大切なんだな~と実感しました。

John Singer Sargent 『Carnation, Lily, Lily, Rose』

Walter Richard Sickert『Minnie Cunningham at the Old Bedford』

この漫画みたいな表情w

もっと時代が下って、こちらはだいぶ新しめの作品。

David Bomberg『In The Hold』

絵画以外の、写真などの作品もありました。

ところで!このテート・ブリテンは、他の美術館同様、建物も美しいんです。

こんな、宝石のような、石鹸のようなオブジェもあったり

何か神聖なものを感じる・・・(?)

大英博物館や自然史博物館に比べると見学者の年齢層が高めなので、比較的静かなのも、テート・ブリテンの特徴だと思いました。

テート・ブリテンの見学のポイントまとめ

  • イギリスの有名画家の絵が多く展示されている
  • 館内の雰囲気がいいので、ゆったりと落ち着いて鑑賞できる