内装を観るためにだけでも行く価値のあるロンドンの博物館を、3つ+α ご紹介します!
前回は V&A博物館(ヴィクトリア&アルバート博物館)のインテリアが素晴らしい!と言うことをレポートしたのですが、ロンドンには V&A 以外にも、建物やインテリアが素敵な博物館がたくさんあるんです!
そこで今回は、私が訪れた博物館の中でも特に素敵だな~と思った博物館やギャラリーを3つご紹介したいと思います。
↑V&A のインテリアについてはこちらからどうぞ。
その1:フリーメイソン図書館と博物館(Library and Museum of Freemasonry)
この博物館は、フリーメイソンに興味がない人でも、その豪華な建物と展示物を観るためだけに、足を運ぶ価値があると言っても過言ではないかもしれません!!(笑)
建物自体は1933年に完成したものなので、イギリスの博物館の中では取り立てて古いというわけではないのですが、その装飾は、フリーメイソン独自のユニークなものだという点が面白いです。(ちなみに建物の建築様式は、アールデコ様式だそうです。)
例えば、よくフリーメイソンと関連付けられる、↑このダビテの星とか。
ここにも!
こちらは入り口のエントランスから階段を上がった途中の窓。
この植物が何かフリーメイソンに関係があるのかは不明ですが、そんなことがわからなくても味のあって魅力的な絵です。
同じ窓の装飾。斬新なデザインですよね。
こちらは何かの台の装飾。
これまた、フリーメイソン的に何か意味のある人物(聖人?)なのだとは思うのですが、私はどうしても、その間に彫られている植物のデザインのほうに意識が向いてしまいます^^;
やはり、歴史を感じさせる・・・と言うよりは、どこかしらモダンな感じがするデザインです。
こちらはフリーメイソンの集会が行われる、「グランド・テンプル」内の写真です。
カーペットがおしゃれ!
なんとなく、「不思議の国のアリス」を思わせるようなデザインじゃないですか?(ほら、同じイギリスだしw)
こちらの床の装飾は、エジプトっぽい。
天井なんかも、とてもゴージャス!
とにかく「綺麗」(掃除が行き届いているという意味で)と言う印象が強かったです。頻繁に補修作業とか改修をしているのでしょうか。
ところで、こういったフリーメイソン博物館のインテリアを堪能するためには、ツアーに参加することをお勧めします。
と言うのも、ツアーでないと、この博物館で一番美しい、グランド・テンプルの内装が観ることができないからです。
ツアーの参加方法やほかの情報は、ぜひこちらの記事も参考になさってくださいね↓ここで紹介しきれなかった装飾もレポートしています^^
フリーメイソンリー図書館と博物館(The Library and Museum of Freemasonry)ツアーに参加してフリーメイソンの秘密に迫る!?
フリーメイソンリー博物館、アールデコときらびやかな感じがお好きな方には、かなりおすすめの場所です。
その2:自然史博物館(Natural History Museum)
自然史博物館の内装は、歴史を感じさせる建物の外観と、博物館のテーマに沿った内装が魅力的でした。
例えば、柱一つとってみても、いろんなパターンの装飾を発見することができます。
しかも、どことなく手彫りのような風合いが出ているのがこれまたいいですよね~^^
このお花、日本の家紋のような感じがしませんか?編みこみ模様も素敵♡
このような動物のはく製は、鳥だけでなく様々な動物のものがありました。もちろん、有名な恐竜の骨も!!
そしてこの部分は、アーチ形の部分が特におしゃれで気に入っています。
くっついているのは何だろう?と思って近づいてみると・・・
猿!w
なんとも言えない感じの雰囲気を醸し出していますww
自然史博物館のステンドグラスは宗教色がなく、可愛らしい感じでした。
個人的にはこちらのシンプルなタイプも好き。
V&A のように、場所ごとにいろいろなテイストの装飾が施されているというわけではなく、全体的に統一感がある作りになっていますが、細かい部分に目を向けるといろいろな発見があって面白い博物館でした。
その3:ウィリアム・モリス関連のギャラリー
ウィリアム・モリスにゆかりのある場所はロンドン近郊のものも含めて4つあるのですが、やはりどの内装も、美しいものであふれていました。
↑この写真は、ウィリアム・モリス・ギャラリーの2階へ続く階段の写真なのですが、カーペットや手すり、窓に至るまでとても美しかったです。
こちらの渦巻きみたいな優雅な手すり。
窓の形もデザイン性に富んでいます。
こちらはカフェの屋根。モリスがデザインしたパターンが使われています。
勿論、有名な「ハニーサックル」のパターンなど、モリスの様々な作品も豊富で、そちらも十分に堪能できる場所になっています。
また、こちらはモリスが晩年を過ごしたロンドンの家、ケルムスコット・ハウスですが、ここの内装もとても素敵でした。
ケルムスコット・ハウス(Kelmscott House)ーウィリアム・モリス・ソサエティーの拠点で、モリスが晩年を過ごした場所
これまた有名な作品、「イチゴ泥棒」のポスター。
書かれているスローガンからは、彼の社会主義的な思想が感じられます。
おまけその1:ホーニマン博物館のドア
ここからは、建物自体はそれほど特徴のあるものではないのですが、目に留まった装飾があった博物館を2つご紹介したいと思います。
まずはホーニマン博物館。前述のとおり、内装自体はそんなに見どころがあるというわけではないのですが、ドアの装飾がアール・ヌーヴォー風だったので思わず写真を撮ってしまいました(笑)
こういうテイストのドアノブはなかなか見かけないので、発見できてうれしかったです^^
ホー二マン博物館と庭園(Horniman Museum and Gardens)ーロンドンの中心で動物に出会える博物館。珍しい楽器のコレクションも!
おまけその2:大英博物館のドアノブと床のタイル
大英博物館のドアノブ、このようなお花の形になっているんです。すごくかわいい♡
場所によってデザインが微妙に違いました。こちらは鍵付きのもの。
床にもお花のデザインが。
大英博物館は、装飾と言う観点から見るとあまり面白みがない博物館ですが、それでもあれだけ広いので、細かいところに目を向けるとこういったものを見つけることができるので、ぜひ探してみてくださいね^^
こんな感じで、今回は博物館の装飾という観点から、おすすめの場所をいくつかご紹介しました。
博物館巡りの際は作品の鑑賞はもちろんですが、ぜひその場の空気も楽しんでみてくださいね~^^