動物の標本ばかりを集めた、遊び心のある博物館
グラント動物学博物館は、ロバート・エドモンド・グラント教授によって、ロンドン大学(のちのユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)の指導教材を保存する場所として、1827年に設立された博物館です。
先日ご紹介した Petrie Museum と同じように、 UCL の中にある大学博物館なので、規模はかなり小さいです。どのくらいの小ささかと言うと、ちょっと広めの1部屋分くらいのスペースしかありません。
しかし、その小さい部屋には 68,000体もの動物の検体が保存されていて、中でもシマウマに似たクアッガと言う動物やフクロオオカミなどの珍しいものが多くあります。
動物学博物館へのアクセスと開館時間・入館料など
住所:Rockefeller Building University College London 21 University Street WC1E 6DE
最寄りの地下鉄駅:Euston Square, Warren Street
開館時間:10:00~17:00/月~土 クリスマスとイースターの時期は閉館
入館料:無料
動物学博物館の個人的な印象と見どころ
壁一面・・・いや、3面+天井にわたって展示されたプレパラートは必見です!
これだけたくさんのプレパラートが並んだ様子は、アーティスティックですらあると思う。
いろんな動物の骨やホルマリン漬けの標本も必見!(ちょっと気持ち悪いかも・・・というものもありますので、気分を悪くなさらないように注意です。)
また、この博物館のユニークな点として「養子縁組」の制度があり、博物館の “Friend of the Grant Museum” の制度に参加してアニュアル会員になると、好きな標本の里親になることができるんです。(一般は15£)
すると、「養子縁組の証明書」がもらえて、博物館にはこのように 自分の名前が入った “ADOPTED BY” の札と一緒に「子供」が展示されます(*´Д`)(ところでこの Guitarfish の顔、すごくないですかww いや、顔じゃないか。)
他にも動物学に関連するイベントのお知らせなども定期的に送られてくるなどの特典があるそうですよ!
面白い取り組みですよね^^
動物学博物館で気になった展示物
展示物1つ1つも面白いのですが、この博物館そのものがいい雰囲気を醸し出しているんですよ!
一番気に入った部分は、中二階(?)から1階を見下ろすスケルトンたち!
柱にぶら下がっているスケルトンまでいて、手が込んでいます^^
象の心臓。20キロから30キロで、1分間に30回ほどしか鼓動しないそうです。
両方ともいい表情ですw
グラント動物博物館、小さいながらも映画に出てくるような素敵な博物館なので、ぜひ足を運んでみてくださいね^^
動物学博物館の見学のポイントまとめ
- 色んな動物の標本を鑑賞することができる
- おしゃれでちょっとおもしろい内装
- 標本の「里親」に慣れる制度も!