ロンドンで生き物に出会える素敵な博物館。珍しい楽器のコレクションも!
ホーニマン博物館は、Frederic Horniman と言うお茶の貿易商人によって、世界各地から集められた動物や昆虫の標本を所蔵している博物館です。
日本ではさほど知られていない博物館ですが、地元の人、特に小さい子供がいるご家庭の方には人気の場所のようで、私が訪れた日もたくさんの子供がお庭で遊んでいました。
ホーニマン博物館では、アクアリウムやButterfly House と呼ばれる蝶を飼育している部屋を見学することができます。(どちらも有料)また、Animal Walk と呼ばれる道では、動物たちを近くで眺めることができます。
ちょっと珍しい楽器のコレクションも見どころの一つです。
ホー二マン博物館へのアクセスと開館時間・入館料など
住所:100 London Road, Forest Hill, London, SE23 3PQ
最寄りの駅:Forest Hill(徒歩5~10分程度)※注:地下鉄ではなくオーバーグラウンドの駅です。
開館時間:10:00~17:30/毎日(12月24~26を除く。)アクアリウムは10:30~17:30 ガーデンのオープニング時間は季節によって異なるので、詳しくはホームページを参照してください。
入館料:無料(アクアリウム・バタフライハウスは有料)
公式ホームページ:https://www.horniman.ac.uk
補足情報
- Forest Hill から博物館までの距離は徒歩10分程度ですが、上り坂なのでお子様連れの方はバスなどを使ったほうがいいかもしれません。目の前のバス停には、176, 185, 197, 356, P4 のバスが停車します。
ホーニマン博物館の個人的な印象と見どころ
ホーニマンによって集められた世界各地の動物のはく製は、すごく迫力があります。
また、楽器のコレクションの部屋は小さいながらもユニークで、なぜか日本のひな人形や和楽器が展示されていていました。
博物館を見学した後は、Animal Walk で動物を見学するのも面白いですよ!
お庭がとても広いので、暖かい日はランチやおやつをもってピクニックをするのもいいかもしれません。
私は今回は見学しなかったのですが、アクアリウム(博物館の地下にあります)や生きた蝶を見学できる部屋などとにかくいろいろあるので、1日中いても飽きない場所です!
ホーニマン博物館で気になった展示物
最初に目に飛び込んでくるのは、動物のはく製。特に、大型動物のものはかなり迫力があります。
まるで生きているかのようです・・・。
カラフルな鳥のはく製もあります。
こちらは、「Horniman Merman」
Merman とは半魚人のことで、18世紀初頭から19世紀にかけて、船乗りたちによってアジアからヨーロッパに持ち込まれたそうです。
最初はアジアの海に住む実在の生き物だと思われていたそうですが、すぐに科学の力で偽物だと見破られてしまったそう^^; ちなみに、サルと魚をつなぎ合わせて作られたものが多かったようです。
こちらの Horniman Merman は、Wellcome Institute( Wellcome Collection と関連のある機関だと思います)からここに移されたもので、 “Japanese Monkey-Fish” と呼ばれていました。(私も子供の時テレビで見たことがあったので、日本のものとして有名なのかもw)
CT スキャンの結果、猿は使われておらず、木や粘土、魚の骨やうろこなどからできていることが分かったそうです。
great crested grebe(日本語ではカンムリカイツブリと言うそうです。聞いたことないw)という動物から作られた Muff(マフ=ハンドウォーマーのようなもの)。Guildhall Art Gallery で、このマフを使っている女の子の絵が展示されていました。
階段を上がった先の廊下には、膨大な数の、昆虫の標本のコレクションが飾られています。
とても美しい色と模様をした蝶々がたくさんありました。
これはすごい種類のカニ!
これは・・・なんでしょうかw Sea-Urchin って書いてあるから、ウニ?しかも食用らしい。
標本のコーナーを後にして別の部屋に移ると、楽器のコレクションがありました。
部屋自体はそれほど大きくないのですが、かなりの数と種類の楽器が展示されていました。実際に音を出してみることができる体験コーナーや、デジタル資料も。
これだけものをコレクションしているところって、なかなかないのではないでしょうか。
日本人的に気になったのは、お雛様。
なぜここに?と思って説明を読んでみると、五人囃子が和楽器について解説されていました。
アコーディオンもこの形だけでなく丸型のものまで、いろんな種類があるんですね。
アコーディオン弾きってかっこいいですよね。ロンドンの街中でもたまに見かけました。
館内の見学を終えて、Animal Walk に立ち寄ってみました。
ここでは動物に餌やりをすることはできないのですが、近くで眺めることができます。
このヤギ、ずっと体を着にこすりつけていました。痒かったのかなw
ウサギは子供たちに特に人気がありました。
ホーニマン博物館の見学のポイントまとめ
- 動物・昆虫の剥製のコレクションが充実していて、動物や海の生物も観察できる
- 楽器のコレクションもユニーク
- 家族連れが多く、お庭はピクニックにも最適な場所