Innocent Smoothie をスーパーで見かけたことがある人は多いと思うのですが、今回は、ひょんなことからその本社に社会科見学に行ってきました。
この会社 Innocent Drinks は、The Big Knit と言うお年寄りを助けるチャリティーを主宰していて、冬の間だけ帽子をかぶったスムージーを売っているのですが、その帽子を一般から募集しているんです。
で、普通は編んだ帽子を郵送すればいいのですが、郵送代をケチって送付先が自宅からそう遠くないところにあることを知って、直接届けに行っていいか聞いてみたら快諾してくれただけでなく、もしよかったら本社の見学ツアーをアレンジするよ~という、予想外のオファーが!
これは受けるしかない!!と思い、ドキドキわくわくしながら行ってきました!
門をくぐると、芝生スタイルwの車が!
レッドブルの車みたいに、ドリンクを積んで街の人に無料で配るそうです。
受付で帽子を手渡します。お姉さん、満面の笑みで写真に写ってくれたのですが、掲載許可をいただいてないのでお顔はモザイクで^^;
右に写っているケビンさんが、案内してくれました。
ケビンさんを待っている間、周囲をくまなくチェックw
キャラクターのグッズもありました。(ちなみに Dude と言うニックネームがついているそうです。由来は説明してくれたけど、いまいちよくわかりませんでしたw)
ご自由にどうぞのスムージーも!ぜ・・・贅沢w
だけどなんかいけないような気がして(日本人気質?w)手を出しませんでしたw
この奥が食堂になっています。ちなみに奥に見える段ボールや袋の山は、全部チャリティー用の帽子です。すごい量!
食堂の入り口のウォール。消費者からの写真や作品が飾られています。
隣にちょっとだけ写っているのは、 Banana Phone と言う電話です。innocent 社のカスタマーコールはこの電話につながることになっている・・・らしいw
この帽子のことについてはもう一つのブログに書こうと思います。
で、狂ったように写真を撮りまくっていたらケビンさんが現れて自己紹介。さっそく会社を案内してくれました。
帽子のあった場所は社員食堂ですが、その奥には小さな実験室のような場所もあります。
ここで新商品の開発をしているそうです。(別の工場でやってるわけじゃないんだよ。この場所でやってるんだ!と自慢していましたw)
ちょっと高いところから撮った写真。レインボーの柱(これは LGBT のイベントに合わせたものかも)とイギリスらしいバンティング。バナナのソファー?に卓球台まであるしww Make natural…の標語ですら可愛くて、イノセントそのものって感じ。
ここからエレベーターで5階まで上がり、各階を案内してくれたのですが、オフィスにまで入っていいの!?って感じでびっくりでしたよ~!皆さん普通に仕事をしてるしw
ドアも解放されていて、ワンフロアに仕切りがない!!あってもガラス張り!
CEO も社長室のような部屋ではなく同じフロアで仕事をしていて、「すぐに、誰とでも、気軽にコミュニケーションをとれるような仕組みになってるんだ!」と言っていましたが、社長と同じフロアで働くことを想像したら嫌だなと思ってしまったのは、たぶん私の日本での職場をイメージしたからでしょう(笑)
これは会議室(ガラス張りになってる)の天井なのですが、なぜか電車がww
壁にはスムージーのおまけのマグネットがたくさん貼ってあったりして、会議室とは思えない、子供のプレイルームみたいな場所でした^^;
ケビンさんの説明によると、「長時間の会議でみんなが退屈しないような工夫がされているんです。」だそうですが、いや・・・それはどうかな?と思ったよw
別の階の執務室の中央にあった、レゴの壁www
ちなみに反対側にはルイージ(なぜかマリオじゃないw)とミニオンもいました。
イノセント社は、Big Knit のチャリティーはもちろん、環境問題などサステナビリティにも積極的に取り組んでいる会社です。
このレバーはそれを証明するようなもので、最後に部屋を出る人はこのレバーを引くと、すべての不必要な電気がシャットダウンされるそうです。
ユニークかつ合理的なシステムですよね。
執務室を出て階段を下っていくのですが、会社の商品や歴史が書いてある壁を見ながら説明を受けます。
イノセント社はスムージーから始まった会社ですが、以前はそれ以外の製品も作っていたそうです。
なんで今はやめちゃったのかは、なんとなく怖くて聞けませんでした(笑)
意外なところとしては、アメリカのクリントン元大統領が、イノセント基金と言う世界の飢餓を救うファンドに出資にしているそうです。イノセントとクリントン・・・結びつかないw
こちらは初期のスムージーのパッケージデザイン。
悪くないけど、今のほうが可愛いかな。
ちなみにこの Fruit Towers と言う名前は、イギリスでは工場などの住所を書くときに、Unit 10 とか Unit 12 とかで表示されることが多いのですが、そんなのイノセントらしくなくてつまらない!と言うことで付けられたそうです。
そんな、今でこそとてもユニークな建物の Fruit Towers ですが、19 年前は上の写真のように、今と比べると殺風景なもので、居心地もよくなかったらしいw
そもそもイノセント社設立の経緯がすごいんですよ!
↑この写真にあるように、ケンブリッジ大学の同級生3人が退屈な会社勤めを辞めてスムージーの会社を設立するかどうかの判断を、スムージーを買ったお客さんの投票で決めてしまったという・・・(◎_◎;) (ちなみに8割近くが「辞めるべき」だったそうw)
やっぱり、才能のある人たちは普通の人なら躊躇するようなこともできるんだな~と。もちろん、それだけの自信もあったことだとは思いますけどね。
そんなこんなで30分くらいの会社見学をさせていただき、最後にダメ押しの帽子の写真を1枚とっていると、ケビンさんが先ほどの冷蔵庫を開けて、好きなのをとっていいよと言ってくれました。1つだけ取ると、もっともっとと言いながらスムージーを取り出して袋に詰めはじめました。その数、なんと7本!気前が良すぎて・・・イノセントスムージー、かっこいいww
でも、さすがにこんなたくさんは消費できないのでフラットメイトにあげたら、ファンになったと言っていました(笑)
私がそれより地味にうれしかったプレゼントは、私の名前のマグネットですwww(意外なところで本名がバレるw)
見学をしているときに広告担当の女性?がやってきて、私の帽子に感謝したいからとのことでした。100個以上編んだことに感動してくれたみたい (゚д゚)!
ちなみに U のマグネットが2枚なのは、牛の乳の形のデザインが気に入らないかもしれないと思ったからだそうw
イノセント商品に使えるクーポンまでくれて、たくさん編んで、直接届けてよかった!
こんな感じで、今回のイノセント社・社会科見学は、私が今までイギリスで体験してきたものの中でもトップ3に入るくらいユニークなものになりました。
イノセント社はその名のとおり、純粋な心を忘れないでいられるような、遊び心とユーモア、そして思いやりの心があふれる会社だということをこの目で見ることができて、なんだか幸せな気持ちになりました♪
帽子付きのスムージーは10月に売り出され1つにつき 25p がチャリティーにわたるそうです。最初の2週で売り切れてしまうことが予想されるらしいですので、興味のある方は忘れずにチェックしてみてくださいね^^
http://cosythings.introvertful.com/visiting-the-fruit-towers/
↑私が編んだ帽子についてはこちらもどうぞ♪
ワァー!素晴らしいですね!
私も、イノセントのスムージー、いつも飲んでます♬こんなに素敵な会社だったとは〜。それにしても帽子、カラフルで可愛いです。
りりあなさん
こちらにもコメントありがとうございます♪
イノセントスムージー、なんとなくグーグルとかそんな系統の会社だという印象を受けました。
私は実をいうとスムージーがそれほど好きじゃないのですが、写真に写っている四角いペットボトルのドリンク(スムージーじゃない)は
美味しかったです。生姜とかビートルートとか、材料にちょっと変わったものを使っています。
一つ2ポンド以上するので、頻繁には飲めないけど・・・^^;
機会がありましたら、ぜひお試しください☆