イギリスで餃子を作る。ほとんどの材料は、普通のスーパーで手に入るものを使います。
餃子を皮から作ったことはありますか?私は今回作るまで、皮から手作りしたことはありませんでした。
餃子の皮はこちらでも日本食材屋さんなどで売っているのですが、どうせなら一から作ってみたかったので、今回挑戦してみることにしました。これまでに2回ほど作りました。
1回目は微妙でしたが、2回目は何とか餃子と言えるものができたと思います(笑)
イギリスでの餃子づくりについて、私の体験を自分自身の備忘録も兼ねて、書きたいと思います!
最初の餃子・・・微妙に失敗w
今回は、モランボンの餃子の作り方で作りました。分量がちょうどよく、説明も分かりやすいです。
さて。餃子の主な材料と言ったら、ニラですよね。でも、イギリスのスーパーでは手に入りにくいので、spring onion で代用しました。味は当然違います・・・w
(spring onion って、わけぎのことだったんですね!知らなかった。日本で見かけるわけぎより、太いです。長ネギのミニチュア版みたい。ちなみにこちらのネギ、leek は、長ネギの2倍くらいの太さがありますw)
そして、白菜!Chinese cabbage。 こちらの白菜は小さくて、片手でつかめるくらいの大きさです。
両方ともみじん切りにして、キッチンペーパーなどで水気をよく切っておきます。(何気にすごく重要。これをしないと、肉と混ぜたときに種が水っぽくなってしまいます。)
また、ニンニクとショウガを入れると、断然香りがよくなります。間違えて作ったニンニク・生姜なしの餃子と食べ比べてみると、差が歴然でした。
あとは豚ひき肉ですね。イギリスの肉は、脂肪分がパーセンテージで表示されていることが多いのですが、数が大きいほど(脂肪分が多いほど)安くなります。なぜ?
私が今回買ったのは、脂肪分5パーセントのものだったのですが、これは失敗だったかも。やはりジューシーさが足りない気がしました。
なので、次作るときは絶対に脂肪分高めの肉を使いますw
でも見た目はいい感じの種だと思います!
調味料は・・・すみません、日本から持ってきたごま油と、この前日本食材屋さんで買ったキッコーマンのしょうゆを使いました。イギリス製のものが両方ともスーパーで手に入るのですが、やはり日本のものとはちょっと味が違うかも。少なくとも、しょうゆは全然違いました。これをお醤油と言っていいの?って感じ(笑)
材料をすべて混ぜ合わせたら、生地は冷蔵庫で1時間ほど休ませるといいそうです。
そしてそして!!!
一番重要な皮の材料です。
一般的な餃子の皮のレシピは、強力粉と薄力粉を1:1の割合で混ぜて使うように書いてあると思います。
私もそれに倣って強力粉を買い、plain flour というこちらで一番よく見かける小麦粉と混ぜて皮を作りました。(50gずつで、熱湯を大匙5から6加えて混ぜ、生地が冷たくなるまでよくこねます。)
綿棒でのして型を抜き・・・
具を詰めて焼いたら・・・
微妙な仕上がりにw
一見、焼き色もしっかりついていい感じなのですが、皮が見た目に反してもちもちしすぎているんです。
私はパリッとした皮ほうが好きなので、この仕上がりには納得がいきませんでした。
なんでだろうと考えた末思いついた理由は・・・
・皮が厚い
・小麦粉が日本のものと違う
この2つです。
手で伸ばしているので、皮の厚さが機械で伸ばすように均一に、薄くはなりにくいです。でもこれ、私は結構極限まで薄く伸ばしたので、多少の凸凹はあっても、厚みはそんなには変わらないと思う。
小麦粉の違い・・・これは結構大きな問題でした。
というのも、イギリスの plain flour は、日本では薄力粉というより、中力粉に近い感じだそうです。
何が違うかというと、たんぱく質の含有量。イギリスの粉のほうが多いです。たんぱく質が多いほどグルテンを形成しやすいので、もちもち・ずっしりとした食感になるみたい。(だからパンは強力粉でつくられ、ケーキのスポンジなどは薄力粉で作られることが多いんですね。こんなところでお菓子作りで学んだ知識が役立つとは!(笑))
強力粉と混ぜて作った皮がもちもちしずぎだと感じたのも、これが原因だったのかも。
そう思い、2回目は plain flour のみで作ってみました。
plain flour のみで再チャレンジ!
当たり前ですが、生地をこねるところからして感触が違う!若干扱いやすいです。
生地がまとまったら、ラップをして常温で30分ほど寝かせておきます。
再び型で抜いて・・・(この作業が何気に大変。形を気にしないのであれば、適当でいいかも。)
100g の plain flour から、約25枚くらいの皮ができました。
↑モランボンのサイトの「木の葉型」に包みたかったのですが、動画を見ても難しくてなかなかきれいに作れなくて挫折w いつもの簡単な包み方にしました。
それにしても・・・餃子づくりって楽しいw 子供のころ、母や弟と一緒に作ったのを思い出しました。もちろん皮は市販のものでしたけどね~。
ちなみに種を包むときは、スプーンではなくナイフを使うと空気が入らなくていいそうですよ。私も2回目はそうしました。確かに包みやすかったです。
焼き方は色々あるみたいですが、私は最初強火でちょっとだけ焼いて軽く焦げ目をつけ、(焦げやすいので注意!)熱湯を餃子の高さの3分の1ほど入れ、ふたをして蒸し焼きにします。お湯がなくなったら油を振りかけて、パリッと仕上げます。
そうしてできたのがこちらです↓
うん!最初のよりよくなりました^^
皮のパリパリ感が増しました。焼き方は変えていないので、やっぱり粉のせいだと思います。
でも私の中では中力粉でももっちりし過ぎなくらい。日本で皮から作るときは、薄力粉多めでもいいのかも。(でも、わざわざ皮から作ることはないかな^^;)waitrose では薄力粉に近い小麦粉も売っているそうなので、もしお近くにある方はチェックしてみてくださいね。
お肉のジューシーさが足りないのは、やっぱり5% fat のものを使ったからでしょう^^;
そして、たれもスーパーで購入できるものを使いました。(容器がプラスチックなのは見なかったことにしてくださいww)
この malt vinegar は、イギリスでは一般的なお酢で、書いてある通り fish and chips にかけて食べたりするそうです。値段もすごく安いw
私はこれにお醤油とごま油を混ぜて使いました。なかなかいい感じでしたよ!
イギリスで餃子を皮から作るとき重要なこと、結論:粉は plain flour を、肉は脂肪分多めのものを使う!
この2つが特に重要なことだと思います。これを守れば、日本で食べていた餃子に近いものが作れることでしょう!
あとはお好みで野菜を変えたり、いろんなたれで食べるのも美味しいと思います。
頻繁に作るのはちょっと大変なので、ある程度の量を一度に作って冷凍しておくといいかも。皮同士がくっついてしまうので、粉をはたいてから冷凍するか、くっつかないように並べて冷凍したほうがいいと思います。(↑これだとくっつきましたw)
ちなみに余った材料はロール白菜にしました!白菜をさっとゆでて、ロールキャベツの要領で餃子の種を包みます。
種に濃い目の味がついているので、スープは薄めでも大丈夫です。(私はコンソメを入れすぎてしょっぱくなりました・・・泣)
最初に言った通り、こちらの白菜は小さいのでミニロール白菜になります(笑) お弁当のおかずにもおすすめです。(ケチャップが欲しかった!!)
以上!「餃子をつくってみた」レポでした。
予想外に長くなってしまいましたが、これからイギリスで餃子を作ろうと思われた方の参考になるとうれしいです!
餃子は日本食レストランで働いていたときもかなり売れていたので、こちらの人にも受けがいいと思いますよ!ピクニックやパーティーの時などにもピッタリな食べ物ですので、ぜひ作ってみてくださいね~^^
ではでは!
よもぎさん、、こんにちは~。
お久しぶりです。
いつも楽しんで拝見しています。
そちらでもオリンピックは盛り上がっていますか???
タイムリーなところでは、体操男子が4位発進から中国、イギリス、ロシアを抜いて金メダルを取りましたよ~。
さておき。
餃子、おいしそうです~~。
皮から作るなんて、すごい!(しかもイギリスの食材で)
夏といえば餃子&ビール!
私も、食べたくなってきました。
東京では「餃子女子」なるものが流行っていますよ(笑)
みなみさん
お久しぶりです!
日本は夏真っ盛りといったところだと思いますが、いかがお過ごしですか?
オリンピック!日本にいたときは毎回地味に熱中していたのですが、
イギリスでは(少なくとも、私の周りでは)全然盛り上がってない感じです(笑)
体操はすごいですね。私も、アテネの時の予選で初めて体操という競技があることを知り、
深夜なのに決勝まで観るくらい魅了されたことを思い出しました・・・(笑)
あの時の金メダルまでの道のりは、すごくドラマチックでしたよね~!
餃子は、皮は既製のもののほうが私は好きですw
(でも、手作りのもちもち感がたまらないという方も多いみたいですね。)
イギリスではニラが普通のスーパーで手に入らないので、餃子もどきみたいなものしかできないのが残念ですが
なんとか形にはなってよかったです^^;
餃子女子ですか~(笑) 餃子を作る女子?それとも食べる専門のほうでしょうかw
ニンニク臭くなるなんて言っていられないほど、餃子は無性に食べたくなる時がありますよね^^