1か月ほど前、外国人の同僚から語学学校に誘ってもらい、学校に登録をしに行ったという記事を書いたのですが、そこで話題にした無料の英語レッスンが無事に(?)終了したので、レポしたいと思います。
ロンドンで、タダで英語を学ぼうと思うと、やっぱり meet up などの交流から学ぶというのが一般的なのかな?と思います。
それも一つの方法だし、否定する気は全然ないのですが、私はもっと、英語を勉強している!と言う感じの「授業」を受けたいと思っていました。
そう考えると、やはり語学学校に通うと言う選択肢が一番に来ると思ったのですが、学校で英語を学ぶと言うことは私にとってはすごく勇気のいることで、性格的にも向いていないことだと分かっていたので、費用対効果が少ないことにお金を使いたくない・・・wと言うのがあって、ロンドンに来てからもなかなか語学学校に行くという決断をできずにいました。
そんな中会社の同僚から勧められたのが、ロンドンのとあるカレッジで行われている、「CELTA と言う、外国人に英語を教える先生を目指している人の授業の一環として行われている、無料の英語レッスン(長いw)」に参加することでした。
その辺のいきさつについては、こちらの日記に書いてあります↓
https://introvertful.com/enrollment-for-college/
こういった無料のレッスンを見つけるにはどうしたらいいのかと言うのを、実は渡英前にワーホリネットさんのセミナーで教えてもらったことがあります。
それによると、大学の掲示板などで “free English lesson” などといった内容で募集がかかっていることがあるそうです。だから、そういうのをチェックするといいよ~、と。
でも、学校に通っていない人がわざわざ学校まで行って掲示板に目を通すって、なかなか大変じゃないですか?そもそも、部外者は構内に簡単には入れないし・・・。
私は同僚からの情報提供(笑)で、ラッキーなことに、その存在を知って実際にレッスンを受けることができましたが、その同僚は、友達からそのレッスンのことを教えてもらったと言っていました。
案外、口コミのほうが役に立ちそうですね。
で、紆余曲折あったものの、何とか授業に関する情報を手に入れて、さっそく初日のレッスンに参加しました。
私が参加したのはイブニングコースだったので、生徒の年齢層も高め。20代後半から50代くらいまでの人が授業を受けていました。
レベルは Intermediate のコース。あくまでも無料レッスンなので、elementary か intermediate しか選択肢がありませんでした。ちなみにほぼみんな南米やヨーロッパ、中東出身で、アジア人は私だけでした。人数は、毎回若干違いましたが10~15人程度。
先生(見習い)は4人で、その先生たちの指導をする本物の先生が、毎回授業を観察していました(笑)授業時間は1時間30分くらいで、4人の先生のうち、毎回2人が持ち時間の範囲内で授業を担当します。
初めてのレッスンを受けてみての感想は・・・なにこれ、予想外に結構楽しい!でした(笑)
私が感じたメリットとデメリットを箇条書きで書くと、
メリット;
・無料で語学学校で行われている授業と同じような「英語の授業」を体験できる。
当たり前ですけど(笑)
語学学校には無料の体験レッスンがあるところが多いと思うのですが、そういった体験レッスンは1回、多くても数回のところが多く、あくまでも体験だな、と言った感じではないでしょうか。
それに比べて、このレッスンは週2回・1か月間ほど続くものだったので(トータルの期間はもっと長いですが、今はハーフターム中で休みなんです。)、単発じゃない分深く学べたのがよかったです。クラスメイトと顔見知りになるにしたがって、だんだん打ち解けてくるし。
また、先生の卵による授業とは言え、「英語の授業」なので、言葉の微妙なニュアンスの違いが学べます。特に、文法のレッスンはすごく為になりました。私は典型的な日本人らしく、文法は結構得意なほうなのですが、will と、 be going to/ ~ing などの使い分けなど、普段は気にせずに使っていたことが間違っていたりと、新たな発見がありました。こういうのは、meetup ではなかなか学べないかな・・・。
先生が用意してくれたハンドアウトももらいました。結構わかりやすい。
・お茶友達ができた!
これは予想外の出来事だったのですが、クラス以外でも会うお茶友達ができました!フランス人の女の子なのですが、お互いに同じくらいのレベルの英語なので、気楽に話ができます。今度ご飯に行く約束もしました^^
デメリット;
・先生がたまに confused (笑)
先生はまだ英語教授法を学んでいる途中なので、たまに教え方に戸惑ったり、答えが分からなくなる時があります(笑)
面白かったのが、選択肢の中から答えを選ぶという問題を解いて答え合わせをしたとき、先生自身その答えが何か分からなくなってしまったことです(笑)
で、監督の(本物の)先生に答えを求めていたのですが、その先生は非情にも、「あなたの授業なんだから自分で何とかしなさい」と言い放ち、え?ちょwでも私たちにとっては答えが分からないままで困るんですけどwwwって感じでしたがw
ちなみにその後、先生(の卵)はどうしたかと言うと、「o…okay, we will come back to this question later」と言って、2度と戻ってくることはありませんでした(笑)
・授業内容が、どちらかと言えば文法とリーディングに偏りがち
先生の卵たちのトレーニングのためか、スピーキングとリスニングのレッスンと言うのはなく、文法とリーディングの授業に偏っていました。
というか、リスニングはできて当たり前と言ったレベルだったかも。私のクラスのレベルが intermediate のクラスだったということもあってか、ナチュラルスピードで話す先生が多かったです。
スピーキングに関してはみんな、当てられなくても、答えに自信がなくても、めげずに発言していました。やっぱり、英語が完璧でなくても、外国人は積極的に発言する人が多いと実感。(ちなみに私も頑張っては見たものの、毎回 “Don’t be shy!” と言われていましたw)
・生徒の英語レベルが様々
語学学校の授業だったら、開始前にテストを受けてレベル別にクラスが分けられると思うのですが、このコースは先ほども言ったように、elementary か intermediate のクラスしかなく、テストもありません。
なので、同じクラスの中に色んなレベルの人がいて、ペアになって問題を解くときは少し大変でした。
こんな風に、正規の語学学校の授業ではおそらく起こらないようなこともありましたが、語学学校って大体こんな感じなのかな?と思います。正直、お金を払って語学学校に行こうと思うかと言うと、微妙・・・(笑)何度も言うように、学校はインプットの場と言う側面が強く、私の一番苦手な分野(スピーキング)を伸ばすためには、学校の授業じゃ不十分だと感じました。
・・・あれ?デメリットのほうが多くなっちゃったw
いえいえ、細かい不満はありましたが、私はこの授業を受けることができて本当によかったと思っています。
英語力の飛躍的な向上はありませんでしたが、語学学校の授業がどんな感じなのかを知るいい体験ができました^^
もしこういった授業を受けてみたいと思う方は、CELTAと言うコースを開講している大学を見つけて問い合わせてみるといいと思います。私の行った学校と同じようなレッスンを提供しているところがあるはずなので。
おまけ:構内に入るための ID カード。その場で写真を撮って、1分くらいで作成してくれましたw