ナショナルトラストの会員になったので、せっせと足を運んでいます。まずは近場のロンドン市内の建物から・・・。
先日は、Hampstead にある Fenton House and Garden に行ってきました。
ここは、ロンドンにあるナショナルトラストでもアクセスのしやすい場所だと思います。
地下鉄ノーザンラインの Hampstead 駅から、歩いて3分くらいのところにあります。
門をくぐり、まっすぐ歩いて右に曲がった場所に入り口があります。
今回の訪問はガーデンを見学することがメインだったので、館はおまけ程度に考えていたのですが、楽器のコレクションがユニークでした。
中でもチェンバロの数が、なぜこんなに多いの?ってくらいどの部屋にも最低1つずつはありました。
館の主が世界中から集めたコレクションだそうです。
チェンバロって、英語ではハープシコードのことなんですね。
これは譜面台の装飾が素敵です。
ピアノに比べて鍵盤の数が少ないから複雑な音を奏でるのは向いてなさそうだと思ってしまいますが、コンパクトなのでインテリアにはちょうどいいかも・・・なんて素人の感想w
これはピアノに近いですね。
学芸員のお姉さんのお気に入りは、このチェンバロだそうです。数ある中でもこれ?って思ったww
だって、弾いてるときにこの表情が目に入ったら微妙じゃないですか?w お前へたくそだなと言われてるみたいw
ちなみにイタリア製だそうです。
これはまたユニークな楽器です。黒鍵と白鍵が逆だ!
この机の上に載っている楽器は、二人がかりで演奏するそうです。一人がお尻の部分のバー?を回してる間に、もう一人が演奏するらしい・・・。
他にも応接間や寝室などが残されていましたが、ホテルみたいな内装でした。
寝室の電話。Hampstead と書いてありますね。
レトロでかわいい^^
椅子には訪問者が座らないように、折り紙がおいてありました。
屋敷の2階のバルコニーからは、お庭を一望できます。
ほかのナショナルトラストの庭に比べると小さいですが、コンパクトにまとまっていてこれはこれで素敵です。
この5分の1・・いや、10分の1でいいから、自分の庭が欲しいな~。
この日は天気も良く、時期的にもサマーガーデン真っ盛りの時に来ることができました。
手前の時期が終わってしまったお花は、たぶんネペータと言うキャッとミントの一種だと思います。イギリスの庭でよく見かけるハーブです。
さわやかな色合いが本当に素敵。
春のお庭もいろんな花が競い合うように咲いていて美しいですが、夏のお庭もエネルギッシュで違った魅力があります。
この、真ん中にメインの鉢を置いて周りをサブでかためるレイアウトって、イギリスの庭でよく見かけるものだと思うのですが、何か名前があるのでしょうか。
お庭のアクセントになるので、すごくいいアイディアですよね。個人的にはこういうの大好きです。
さらに奥の方に進むと、orchard(果樹園)があります。これはなんだろう?ひめりんご?
近くには4つの異なる花壇があります。さまざまな様式の花壇を実験的に作っているそうです。
カラフルな色遣いに目が奪われます。
対照的に、こんな淡い色のお花もイギリスっぽくて好き。
この人が庭師だったのかな?よくわからんw
Fenton House and Garden では、こじんまりとしながらも可愛らしいお庭と、チェンバロの素晴らしいコレクションを見ることができました。
人もほとんどいないので、お庭でお花に囲まれながらゆっくりくつろぐのも素敵だなと思います^^