前回の日記でも少し触れましたが、先月から語学学校に通っています。
きっかけは、職場の同僚に「大学で行われている無料の英語のレッスンに参加しない?」と誘われたことでした。
近くの大学で、 英語が母国語ではない人たちに英語を教えることを学んでいる生徒たちの授業の一環として、無料で英語のレッスンが行われているそうなのです。
普段は人からのお誘いは慎重に考えてから返事をする私ですが、この誘いには、二つ返事でオッケーしました(笑)
と言うのも、渡英したてのころ語学学校に行くかどうか迷っていたのですが、その理由の一つが金銭的な問題だったんです。
いや、お金を払って授業を受けること自体は全く問題ないのですが、そんなに安くない授業料を払って得るものはどのくらいだろう・・・と考えた時に、私の内向的な性格ではクラスに溶け込むのが難しいかな~なんて思ってしまい、興味はあったもののずっと保留にしたままでした。
↓この記事でも書いた通りですね。

でも、無料のレッスンだったら、これは無理だと思ったら行かなければいいだけの話なので、気が楽です。失うものは時間だけだし。
しかもラッキーなことに、その大学は家から徒歩30秒(笑)出不精の私でも大丈夫!w
と言うことで、その同僚と早速大学へ手続きをしに向かいました。
で、受付のお兄さんに事情を説明したのですが、まずは登録をする必要があるよ~と言われたので、住所などを登録するための手続きに向かいます。
同僚はすでに済ませていたので、ここでお別れです。
個人情報を登録したら、「次はライティングのテストだね!頑張って!」と言われたのですが・・・これがそもそも間違いでした。結論から言うと、そのテストは私の受けたい無料の英語レッスンのためのものではなく、カレッジの入学のために必要なテストだったみたいなんです!
(イギリスのカレッジは日本でいう専門学校のようなものだと思うのですが、今回私が行ったカレッジの enrollment は、試験日が「○月○日」と決まっているわけではなく、「○月○日~○月○日まで」に受ければよい、みたいな。アバウトな感じでしたw)
とにかくそんなこととはつゆ知らず、言われるがままにテストを受けてしまいました(笑)
私が受けた試験は、英語・数学・ライティングの試験です。(そのほかに Interview と言う項目もあったのですが、そこに至る前にこの試験が間違いだということに気づいたので、これは受けずに済みました。)
ライティングのお題は3つの中から1つを選び、15分で書くというもの。私が選んだテーマは”The most important decision I made” みたいなもので、正直、英検1級のライティングに比べたら超簡単でしたw
量もA4一枚程度だったので、ちゃちゃっと5分くらいで終わらせました。
ここまでは何の疑いもなくテストを受けていたのですが、「次は mathematics のテストね!」と言われて、え?ってなりましたw
なんで英語の授業を受けるために、数学の試験を受けなくてはならんのだ、とw でもまあ、そんなものかと思いながら、言われたとおりにパソコンで受けます。
レベル的には、中学~高校1年レベルだったと思います。自慢じゃないですが、私は高校時代に通知表で数学が10段階中3だったことがあるくらい、数学が苦手ですw
が、そんな私ですら難しくないと思うくらいのレベルでした。むしろ、説明文に出てくる英単語のほうが分からなかった。
例えば、数学で mean と言ったら、平均を表すそうなんです。月ごとの図書館利用者数を示す棒グラフがあって、その平均は何人ですか?と言うような質問があったのですが、mean の意味が分からないばかりに、間違ってしまいました。
平均を求めるなんて、数学が3だった私ですらできるくらい簡単なのに・・・(笑)
あとは、公式に当てはめて解く数学と言うよりは、実生活に結びつけて考える必要があるような、面白い感じの問題が多かったです。
そのあとは英語の試験も同様に、オンラインで受けました。こちらも本当に初歩的なことで、すごく簡単なテストでした。難易度的にはTOEICなんかより全然簡単です。30分くらいで深く考えずに解けちゃうような問題。
そんな中でも、印象に残った問題が1つあって、「アポストロフィーを置く正しい位置を書きなさい」という問題がありました。これは例えば、”Youre going to go shopping” みたいな文章があったとしたら、Youre を You‘re にする、と言った感じの問題。
これって、日本ではあんまり見かけない問題だと思います。少なくとも、入学試験のようなものでは。
この問題を見たとき、高校時代の英語の先生の話を思い出しました。
その先生は学生時代、小学校低学年くらいの帰国子女の子供に、英語を教えるというアルバイトをしていたそうです。帰国子女に英語を教えるって、え?必要なくない?と思いますよね?
しかし、例えば He’s been watching TV. の ‘s が、has の短縮形であるということが分からない子がいるそうなんです。
帰国子女であるがゆえに、英語を音としてとらえる子が多く、文法的に文の構造がどうなっているのかと言うことが苦手な子(幼い子たちは特に。)もいたという話をしていました。
今回私が解いた You’re の問題も、そういったネイティブにとって間違いやすい問題だったのかな~と、興味深かったです。
話がそれましたが、そんなこんなで結構な数の問題を解き終わった後、その場で結果がパソコン画面に表示されるのですが、結果は 数学・英語ともにその試験の最高レベルの、Level 2 でした。
イギリスにはGCSE と言う、10代の子供が義務教育を卒業するときに受けるテストがあるのですが、それの最高ランクと同等らしいです。
・・・なんていうと一見すごそうに見えますが、高レベルとはいっても、義務教育レベルの試験なので、全然すごくないw むしろこれで微妙なスコアだったらかなり落ち込むかもw
こんなかんじで試験は受けたものの、この時点でさすがの私も、これが無料の英語クラスのための試験じゃないのではないかと言う疑いが強くなっていました。
そこで同じ教室にいた教授に聞くと、あっさり、「これはカレッジのコースのための試験だよ!」と。
やっぱり・・・・。でも、この試験は無料の英語クラスと何か関係があるんですか?と、スタッフ2,3人に聞いたんですよ~。みんな関係あるって言ってたのに(怒)
その後、教授のカレッジ入学への勧誘を華麗にスルーしつつ、何とか無料レッスンに関する情報を聞き出し、担当者に通してもらうことができました。
その担当の方に話を聞くと・・・
「9月○日の○時に、カレッジに来てね!」
と一言。
・・・・・
「え・・・?それだけでいいの?じゃあ私が受けたこの試験は何だったんですか?」
と聞くと、
「それは単なる間違いね。」と。
私の試験時間2時間は何だったんだw
こうして、私のカレッジ受験は、棄権と言う形で?幕を閉じました。つーか入学する気はなかったんで、棄権もクソもないんだがw
でも、まさか自分がこんな試験を受けることになろうとは夢にも思わなかったので、ある意味面白い経験ができてよかったです(笑)
そしてそして!!英語の授業のほうは指定された日に再び学校に行って、無事にレッスンを受けることができたのですが・・・とても長くなってしまったので、そのお話はまた今度にしようと思います^^