つい先日、コッツウォルズに日帰り観光に行きました!
コッツウォルズはロンドンから車で2時間ちょっとと、そんなに遠くない場所にあるのですが、車がないと移動に不便な場所でもあります。
そういった場所を効率よく周るのには、ツアーが最適ですよね!
と言うことで、今回は初めてツアー利用してみることにしました。
コッツウォルズの名前こそ、イギリスに来るずっと前から知っていたものの、なかなか訪れる機会がありませんでした。
可愛い村なんだろうけど、あまりに観光地として有名すぎて、あまのじゃくの私はあまり行きたいと思わなかったんですよね^^;
しかし、大のラベンダー好きの私としては、ラベンダーの丘があると聞いたら話は別です!w
ちょうど、ラベンダー畑を中心としたツアーがあることを発見し、申し込みました。
注)ここから先はツアーのネタバレを多く含みますので、参加なさろうとお考えの方はご注意を願います。
ツアーは7月のラベンダーが咲いている時期の日曜日限定で催行されます。
コッツウォルズまではコーチバスで行きます。8時20分に国鉄ビクトリア駅のプラットフォーム1番線の前に集合。
25人くらいが参加していて、意外と多かった気がします。
ビクトリアからロンドンを出るまでは、日本人のガイドさんがロンドンのガイドをしてくださいました。
ガイドさんがつくことは知っていましたが、ロンドンの説明までしてくださるとは思ってなかったのですごく興味深い話が聞けて、得した気分♪
特に自分が住んでいる地域なので印象に残りましたし(実際に家の前を通ったw)、ガイドさんの広範な知識にただただ感動!
↑上の写真は、バスの中から見えたカウンシルフラット(低所得者のための集合住宅)です。悲惨な火災事故があったグレンフェル・タワーも、カウンシルフラットでした。
ほかに記憶に残ってるお話の中だと、例えばバッキンガム宮殿の裏庭は日比谷公園の広さだとか、ロンドンの交通事情は、例えば高速道路の標識は青で、一般道は緑で表示される(日本とは逆の色遣い)とか、M25 と呼ばれる環状線はいつも渋滞していてちっとも動かないので、世界最大の駐車場と呼ばれているなど、とても面白い話が聞けました。
あと、この煙突の上にくっついている小さな筒状のものをチムニーポットと言うのですが、1つずつが暖炉に直結している、すなわちチムニーポットの数でその家に暖炉が何個あるかわかってしまう!と言うものだったそうです。
なぜ過去形かと言うと、ロンドンでは暖炉を使うのが法律で禁止されているため、今は実際には使われていないそうなのです。
しかし、外観を保つために、ロンドン市民はそのままの姿で維持しているそうですよ。ちなみに維持費は高いとのこと・・・。
それでも安易に取り壊さず古いものを大切にするイギリス人、素敵ですね。(家は古ければ古いほど価値が高いと考えらているというのも理由の一つかな。)
そんなお話を聞きながらロンドン郊外に出ると、そこにはもう家やお店はありません。
2時間ほどこのような景色が続き、バスは Snowshill と言う場所にあるラベンダー畑に到着しました。
例年、イギリスにおけるラベンダーの見ごろは7月中旬なのですが、今年は暑い日が続いたため満開になるのが早くなると予想し、9日の日曜日のツアーを予約しました。(ブルーベルもバラも見ごろが去年より確実に早かったことから学習しましたw)
そしたらこれが大当たりでした!どんぴしゃで9日前後がピークだったと思います。
こういった予想ができるのも、イギリスに住んでるからこそのことですよね。日本からだと何か月も前から準備をしなくちゃいけなくて、なかなか花の見ごろと滞在期間をマッチさせることが難しいと思います。本当に、一番いい時期のラベンダーを見ることができて良かった^^
ツアーは日本からいらっしゃった方がほとんどだったのですが、その方たちはラッキーだったと思います。去年の今頃は、まだ5分咲き?くらいだったと思うので・・・。
入り口入ってすぐのラベンダー。すでに8分咲きくらい?
個人的にはちょっと咲きすぎの気もする。
Hitchin のラベンダー畑と似て、入り口付近のラベンダーの種類は何種類かに分かれています。
あ、ちなみに入場料は3.5ポンドですが、ツアー代金に含まれていました。
この Snowshill Lavender 園では、35種類のラベンダーが90エーカーの土地に植えられているそうです。
ロンドン・ピンク・・・こんなかわいい名前のラベンダーがあるんですね。知らなかった~。
ピンクや白のラベンダーは、観賞用かも。香りもしますが、若干弱めの気がしました。
清楚な感じがして可愛いですけどね^^
そして、奥のラベンダー畑。
かなりの広さです。ご覧いただけるように、すでに満開!
そして、見渡す限りラベンダーです!!
これだけ密集して咲いていると、ふとした瞬間にラベンダーの香りがするので幸せです。
Hitchin のラベンダー畑もラベンダーとの距離がかなり近かったですが、こちらも同じ位かそれ以上でした。
こちらのラベンダーは、アングスティフォリア系のラベンダーがメインに植えられていたのも、Hitchin のラバンジン系とは異なりました。
一般的に、ラベンダーはアングスティフォリア系のほうが香りがいいと言われており、高価格で取引されます。開花の時期も早いです。
(でも、個人的にはラバンジンのほうがラベンダーらしい香りがすると思っている・・・^^;)
こちらはラバンジン系のラベンダー。おそらくグロッソと言う種類だと思います。
アングスティフォリア系より大株で、開花時期も遅いです。(まだ5分咲きといったところでしょうか。)
この日は晴れ時々曇りで、日が出た時にシャッターチャンスを逃すまいと必死でした(笑)
そういえば写真を撮っていたら、隣の列を歩いていたおじいさんに、日本から来たの?と声をかけられたのではい!と言ったら、
日本にはこういう場所あるの?と聞かれたので北のほうにありますと言ったのですが・・・
でも、これほど広い場所はないです!とかフォローすればよかった^^;(でも実際、富田ファームとかは同じくらいの広さだしな・・・。違いは人の多さかな?)
とにかくおじいさんは私が No と言うのを期待していたのかもしれないと、なんか申し訳ない気分になってしまいましたw
「あ・・そうなんだ。・・・・ここもすごい光景だよね!」みたいなことを言って去って行かれたのでw ちょっと気まずかったw
この色の蝶々は見たことない。
あ、あと蜂がすごくたくさんいました。普通に歩いているだけだと刺されることはないと思いますが、ちょっと怖かったかも^^;
育成中のラベンダーの列もありました。
これは2年目といったところかな。
一通りラベンダー畑を楽しんだ後は、入り口付近にある Distillery(蒸留所)を見学。
中にはラベンダーを収穫して蒸留をするための機械とともに、説明パネルが展示されていました。
外にもこんなに大きい装置が。
これも蒸留のための機械かな?
入り口を出て道を挟んだ向かい側に、お土産ショップとカフェがあります。
このラベンダー風味のアイスクリームはガイドさんのおすすめでしたが、人がたくさん並んでいたのと、集合時間が迫っていたので食べられませんでした。残念。
もしこれからツアーで行く方は、逆にアイスクリームを食べてから見学と言う、ほかの人と時間が重ならないようにする手もあるかも。
ヒッチンやメイフィールドと同様、スノーズヒルのラベンダー畑でもラベンダーを使った商品がたくさんありました。
これなんか、このあたりで売られていそうな典型的なラベンダーのポプリですね。
珍しいところでは、ラベンダーの香り付きの砂糖や、料理に使えるラベンダーエッセンスなども売っていました。
私はこのエッセンスを購入したのですが、ちょっとおかしな話。
買う時にレジの人に「どのくらい持ちますか?」と聞いたんですよ。
そしたら、「それはあなたの使う頻度によるわね。でも1滴でも結構しっかりとラベンダーを感じるから、あまり多くの量を使わなくて大丈夫よ。」、と言われました。
いや、私が知りたいのは賞味期限がいつまでなのかだったのですが、話がかみ合ってなかったw
最初から Expiration date はいつ?と聞けばよかったです^^;
ラベンダー畑での滞在時間は、約1時間20分でした。
アイスクリームを食べ損ねたのは残念でしたが、今回の旅ではラベンダーの最高の時期を見ることができて、大満足^^
ただ、観光地化されている場所なので、Hitchin に比べたらちょっとごみごみしてるかな・・・。そういった意味では Mayfield と似た感じかも。
コッツウォルズのラベンダーが見たいけどお車をお持ちではない方は、このツアーはすごくお勧めですよ!
ラベンダー畑の後は、Stow-on-the-wold と言う街に向かったのですが、長くなってしまったので、明日に続きます。
ロンドンから気軽に行けるラベンダー畑をお探しの方は、こちらも併せてご覧ください!↓↓↓
https://introvertful.com/hitchin-lavender-01/
https://introvertful.com/mayfield-lavender-01/