ヴィリニュス2日目。
今回のバルト三国の中で、リトアニアは私の中で一番関心度の低い国だったため、ほぼノープランで観光することにしました。
リトアニアはバルト三国の中で一番歴史がある国だそうです、確かに、リトアニア大公国って世界史の授業で出てきたような・・・名前しか覚えてないけど^^;
そんな中で唯一私が絶対に行くと決めていた場所がここ、リトアニア国立博物館です。
外観も博物館っぽい。ラトビアの、「え?これが博物館?しかも国立?」って感じのものとは大違いですw
ちなみに国立博物館は他にも何か所かあり、それぞれ展示テーマが異なります。この建物は New Arsenal と呼ばれる建物で、主に建国から20世紀までの、リトアニアの民族や文化に焦点を当てた博物館です。
この方が、リトアニア大公国初代にして最後の皇帝、ミンダウガス。
入り口横に飾られてあった大作。
入り口でチケットを購入します。大人1枚2€で、写真撮影用の別料金はかかりません。
入って右のクロークで荷物を預かってもらうことができます。
日曜日の開館直後だったせいか、館内には私以外ほとんどいませんでした。
スペースが十分にとられていて、広々としているのでゆったりとした気分でじっくりと鑑賞することができて嬉しい。
一方で、学習用の電子パネルや、子供向けの触って体験できる道具などはなかったので、その点に物足りなさを感じる人はいるかも。
↑このショーケースの形に心を打たれました。かわいい。
ただ、リガの博物館とは違って英語での説明も併記されていました。英語の目録?といちいち照らし合わせなくていいのでストレスなく鑑賞できました。
ちなみにこちらは、19世紀に鉄道を作るときに使われた道具だそうです。
こんなものもありました。19世紀半ばに、当時の日本の天皇からロシアの軍艦の将校たちに贈られたものだそうです。
ロンドンの博物館で見られる同年代の展示品に比べると素朴な印象を受けます。
これは・・・バイオリンなのか?w
どんな音が鳴るか超気になるww
これ、写真では伝わらないのですがすごく繊細なタッチで描かれていて目に留まりました。タイトルは Cycle Lithuania.
そしてここからはお待ちかねの、民族衣装のコーナー・・・なのですがやっぱり別ブログにアップしたいと思います。このコーナーともう一つ、民族衣装を見られるコーナーがあったのですが、予想していたよりはるかに素敵でした。
衣装に続いて、当時の人々の生活する場所を再現したコーナーなどもありました。
リトアニアはカトリックの国です。十字架も街中のいたるところで見かけますが、この美術館にもたくさんありました。
ロンドンの美術館ではあまり見かけたことがないので、私的には新しい発見でした。
この絵・・・装飾との仕上がりの差が激しい・・・人物画は得意じゃなかったのかな?超痛そうなのに、絵がヘタウマでシリアスに見えないw
そして最後のコーナーは、リトアニア人の建築家による風景画の展示でした。
構図や色遣いが幻想的で、どこか違う世界の風景を眺めているような気分になりました。
私、抽象画よりこういう細密画のほうが好きみたいです(笑)
リトアニア国立博物館は、この New Arsenal だけだと展示数は多くありませんが、落ち着いた空間でゆっくりと心行くまで作品を堪能することができて、個人的にはとても充実した時間を過ごすことができました。
リトアニアの歴史を知らなくても、その文化や人々の暮らしと言ったものを垣間見ることができる素敵な博物館ですよ^^