日本人はまじめに働くと言うイメージがあると聞いたことがありますが、それはかなり当たってるかも。と言うか、欧米人の働くことに対して姿勢と比べると、ほとんどの日本人はちゃんと働く人々だと思うw日本では全然働き者じゃなかった私でも、ここではよく働く人にみえるみたいですw
この1ヶ月でスペイン人、フランス人、イタリア人、アフリカ人、イギリス人、そしてアメリカ人と仕事をしてきましたが、研修中なのに疲れた~連発とか、時給はいくらなの?とか、めちゃくちゃ忙しいのに休憩とっていい?とか、日本人的にはあり得ないくらい、新人なのに図々しいw 人の話しを聞かずに、できないのに勝手にやって失敗するしw
でも、欧米人がみんなそうかと言えば、それもまた違いました。
私がいつも店を閉めるとき、スペイン人の女の子とペアになることが多いのですが、彼女はすごく働き者なんです。その上、要領がいい。
ある日、閉店時間内に店を閉めることができずにいたのですが、彼女が研修中のアメリカ人を気遣って、
「私は締め作業があるから残らなきゃいけないけど、もしあれだったら先にかえっていいよ。」
と言ったんです。
するとそのアメリカ人の新人は、
「本当に大丈夫?」
と一度だけ確認の言葉を口にして、
「じゃあ、また月曜日にね!」
と言い残し、その後あっさりと帰って行きましたw
いやいやいや、ここは行間を読むところじゃないのか?wと。でも、欧米人はサビ残なんて有り得ないって考え方だから、そんなもんかと、その時は思いました。
しかし後から考えると、帰っていいと言われたから帰っただけなんだという結論に至りました。
以前アメリカでホームステイをしたときも、同じような事があったのを思い出したんです。
ホストマザーに、以前一度行ったお店で買い忘れたものがあるので、もう一度連れて行ってもらいたいとお願いをしたのですが、その時点でお店は閉まっていました。
彼女はいろいろと方法を考えようとしてくれたのですが、私が
「難しそうなら全然大丈夫です!(日本人特有の、一応遠慮してみるってやつですw)」
と言うと、彼女は
「そう?分かったわ」
と言い、あっさりその話は終わりましたw(ホスピタリティの精神が溢れる方だったので、めんどくさかったからではないと思う。)一緒にいた別の日本人の女の子もぽかんとしていたので、え?これでこの話しは終わり?と思ったのは、 彼女も同じだったと思いますw
今回もそれと同様で、いいと言われたから、彼女も本当にいいと思ったんでしょう。仕事だし、ましてや研修中だし。
概してアメリカ人は、その言葉の裏にあるものを読み取らず、額面通りに受け取る傾向にあるのかも。もちろん、アメリカ人が全てそうだという事はないですよ。
で、そんなことがあった翌日、違う新人(イタリア人)が来て、スペイン人の彼女がまた同じ事をいったんです。
するとそのイタリア人は、
「いや、みんなで終わらせるまでいます!」
と答えたのですが、それを聞いたスペイン人は、
「私、昨日のアメリカ人よりあなたの方が好き。チームで働いてるんだから、一人だけ先に帰るのはちょっとないよね。」
みたいなことを言ったんです。
これを聞いて、私はまたびっくりしました。欧米人はみんな、仕事に対して割り切った考え方をしているところがある印象を持っていたのですが、そんなことはなくて、人によるんだな~と。それとも、アメリカ人とヨーロッパ人を一緒にしちゃいけないのかな? 私にはまだ外国人と働いた経験があまりないので、わかりませんw
もちろん、アメリカ人にだって空気を読む人はいるし、やっぱりイメージ通りに働かないヨーロッパ人も当然いると思うのですが、仕事に対する姿勢は、本当に人それぞれなんだな~と気づかせてくれた出来事でした。(単なるヨーロッパ人とアメリカ人の違いなのか?外国人と働いた経験が浅いので、よく分かりません (笑)
今日はそんなお話でした。