クイーンズ・ハウス(Queen’s House)ー幽霊が出る螺旋階段で写真を撮ってみましょう!

螺旋階段がある素敵な建物。アルマダ・ポートレイトもお見逃しなく!

クイーンズ・ハウス(Queen’s House)は国立海洋博物館の隣に位置する建物で、ゲインズバラ、レノルズ、ターナー、ホガースなどのイギリスを代表する画家の絵が所蔵されています。

この建物は、イニゴー・ジョーンズと言う建築家によって1616年から制作が開始され、イングランド王・ジェームズ1世が、王妃のアン・オブ・デンマークに贈り物として与えられたものだと考えられています。

何のための贈り物かと言うと、狩猟の際、王妃がジェームズ1世のお気に入りの犬を誤って撃ってしまったことに対し、ジェームズ1世が王妃の前で悪態をついたことに対する謝罪のためのものだそうです。ちょっと変わってますよね。

しかしながら、王妃は建物を見ることがないまま逝去しました。

1936年ごろにやっと完成したのちしばらくは王族所有の家だったのですが、チャールズ三世が亡くなった船乗りたちの子供のための孤児院として Royal Naval Asylum と言うチャリティー協会に貸し出しました。

孤児院が東イングランドのサフォークに移転してからは、国立海洋博物館の一部となっています。

クイーンズ・ハウスへのアクセスと開館時間・入館料など

住所:​Romney Road, Greenwich, London SE10 9NF

最寄りの地下鉄駅:Greenwich, Maze Hill(補足情報参照)

開館時間:10:00~17:00/毎日 休日も開館。

入館料:無料

公式ホームページ:https://www.rmg.co.uk/queens-house

補足情報

最寄りの駅はナショナルレールの Greenwich と Maze Hill です。ほかにもアクセス方法はいくつかあるのですが、そちらは国立海洋博物館の補足情報も参照ください。

セントラルロンドンからのおすすめの行き方は、地下鉄駅の North Greenwich から129番または188番のバスで National Maritime Museum のバス停まで行き、そこから歩いていく方法です。

また、バス停からクイーンズハウスは見えるのですが、門から入り口まで少し距離があるので、徒歩5分ほどかかると思います。

クイーンズ・ハウスの個人的な印象と見どころ

この家の展示品の一番の見どころは、「アルマダ・ポートレイト」と言う、エリザベス1世の肖像画です。

こちらがその絵です。

作者は不詳で、同じテーマのものが3つ現存します。残りの2つは ベッドフォードシャーのWoburn Abbey、ロンドンのナショナル・ギャラリーでそれぞれ展示されています。

クイーンズ・ハウスに展示されている物は個人所有のものだったのですが、2016年にロイヤル・ミュージアムズ・グリニッジ※がおよそ14億円で購入しました。

※ロイヤル・ミュージアムズ・グリニッジは、国立海洋博物館、カティーサーク、クイーンズ・ハウス、ロイヤル・オブザバトリーの、グリニッジにある4つの名所のことを言います

この絵がクイーン・ハウスに飾られるようになったかについての理由はいくつかあるのですが、エリザベス一世がグリニッジで生まれであること、そして、この絵のテーマがアルマダの海戦(=船の戦い)でスペインに勝利した時の様子のものであるという理由などから、国立海洋博物館の絵画のコレクションを展示する場所であるクイーンズ・ハウスに飾られているそうです。

チューダー時代の絵の特徴に、モチーフ一つ一つにいろいろな暗喩が込められているそうです。

一番わかりやすいのは、エリザベス1世の手が地球儀に置かれている様子ですよね。その下にはアメリカ大陸があります。

イングランドによるアメリカ大陸の植民地化は、エリザベス女王の治世から本格化したそうです。

この Armada Portrait を購入後、博物館は9か月に及ぶ修復作業と綿密な調査を行ったそうです。

その際に分かったことなどの解説も、パネルやビデオで紹介されていました。

また、この家には “Tulip Stairs” と呼ばれる螺旋階段があるのですが、そこで写真や映像をとるとお化けが写るという噂話があるそうです。

私はこのことを知らずに行ったのですが、結構有名な話のようで、人が途切れることなくみんな次々に写真を撮っていました(笑)

私も何枚か撮ったのですが・・・

私の前には・・・・

姿を見せてくれませんでした^^;

ちなみにゴーストの写った写真は、こちらのページで見ることができます。

クイーンズ・ハウスで気になった展示物

メインの展示物が絵画だということで、船や海をモチーフにした作品をたくさん見ることができました。

個人的に気になったのが、この部屋の人物画です。

先の2つの大戦では、政府が戦争画家を雇って軍人の肖像画を描かせていたのですが、その対象となったのは将校以上のランクの人がほとんどで、1916年までは一般の兵士が描かれている肖像画はほとんどなかったと言う、初めて知ったこともありました。

「年金受給者の一日」を説明したパネル。

少ないながらも、絵画以外の展示品もあります。

なぜか伊万里焼のお皿がありました。

また、建物のインテリアは螺旋階段だけでなく、いたるところが美しいです。

私、こんな感じの床好きかも。

天井も豪華なので、お見逃しなく!

門も素敵です。碇のマークが効いてますよね^^

奥に見える2つのドーム型の建物は、Old Royal Naval College と言う世界遺産の建物。(ちなみにグリニッジのこの辺一帯が世界遺産に登録されています。)

これは・・・ライオン+人魚?^^;

細かく見ていくと面白いものがたくさんあるので、ぜひいろいろと探してみてくださいね!

クイーンズ・ハウスの見学のポイントまとめ

  • 修復されたエリザベス女王の肖像画、「アルマダ・ポートレイト」を鑑賞できる
  • お化けが出るという螺旋階段で、写真を撮ってみよう!
  • 豪華な内装も要チェックです!