ジェフリー博物館(Geffrye Museum)ーロンドンの中流家庭の家とガーデンが専門の博物館

イギリスの家の歴史とガーデンに関する博物館

ジェフリー博物館は、1914年にオープンした「ロンドンの中流家庭の家とガーデン」をテーマにした博物館です。

2020年の9月まで改装工事中のため休館中ですが、今回は私が2017年に訪れた時の様子をレポートしたいと思います。

ジェフリー博物館へのアクセスと開館時間・入館料など

住所:​136 Kingsland Road, London, E2 8EA

最寄りの駅:Hoxton(Hoxton はオーバーグラウンドの駅です。博物館は駅のすぐ裏側にあります。)

開館時間2020年まで修復作業のため閉館中。(Almshouse は特定の日だけ、フロントガーデンは常時オープンしています。(詳しくはホームページをご確認ください。)

入館料:博物館とガーデンは無料、Almshouse は有料(5ポンド)

公式ホームページhttps://www.geffrye-museum.org.uk

ジェフリー博物館の個人的な印象と見どころ

この博物館の魅力は、17世紀~現代にかけてのロンドンの中流家庭がどのような暮らしをしていたかを、建築様式やインテリア、ガーデンを通して知ることができるところにあります。

実際に使われていたものなどの展示物はもちろん、このような、時代ごとのロンドンの住環境を解説したパネルもあるので、より深い知識を得ることができます。

4月から10月の間だけオープンしている、Period Garden と言う年代別のガーデンはそれぞれ特徴が違っていて、比べながら散策するのも面白いですよ!カフェもあるので、天気のいい日は外でお茶をしながら庭を眺めることもできます。

また、この建物はもともと “Almhouse” と言う、貧困にある高齢者のための家だったのですが、ロンドンの経済発展と人口過密により、入居者たちはロンドン郊外に移住させられたという歴史があります。

今日では、Almohouse は復元され、当時の入居者たちの生活を知ることができるツアーも日にち限定で行われています。(ちなみにツアーは有料で、博物館の休館中の現在も行われています。)

ジェフリー博物館で気になった展示物

やはりなんと言っても、ロンドンの家とインテリアの変貌を見るのが面白かったです!

中流家庭とは言え、かなりいい家に住んでいたんだな~というのが第一印象。でも、召使いさんの部屋もあったりして、たぶん私が想像する「middle-class」より、少し上のほうの家庭のものなのかも。

↑こういったものが、当時どのように使われていたかなどの説明とともに展示してあります。

ここで初めて Japanning と言う言葉を知りました。

17世紀当時、日本の技法はイギリスやフランスを中心としたヨーロッパでもてはやされたそうです。Japan という言葉自体に漆器と言う意味があるくらいですしね。

そしてその、「ジャポニズム」が西洋文化に与えた影響が想像以上に大きかったということは、イギリスのほかの美術館や博物館を見学していても感じ取ることができます。日本人としては嬉しいですよね^^

こちらは「1890年代、とあるカップルが住む家の応接間」という設定を再現したもの。Aesthetic Movement(耽美主義)の人々に愛されたスタイルだそうです。

1800年代のものの展示はここで終わり、20世紀以降の物に関する展示は奥のギャラリーに続いています。

先ほどまでは廊下のような場所に一直線に展示ルームがあったのですが、ここでは円形状のホールのようなところに、モデルルームと家具が展示されています。

こちらは Mid-Century Period Room と呼ばれる部屋。1950年代から60年代のものです。

なんだかイギリスっぽくないな~と思っていたら、この時代はスカンジナビア(特にデンマーク)の影響を強く受けたデザインが流行ったそうです。

暖炉の代わりにセントラルヒーティングが普及し、テレビが新しく部屋の必需品になってきた時代でもあります。

このテレビ、逆に新しい感じw

螺旋階段を下っていくと、”Living in London” がテーマのコーナー

ホワイトボードに、来館者が「自分にとって家とは」を書き込めるスペース。

「姉がおならよくをする所」なんていうのまでありますw

室内の見学を終えて、ガーデンへ。

実はこの日は、博物館のスタッフによるガーデンツアーが行われていたので参加してみたのですが、お話を伺っていると、イギリスがガーデニング大国である理由がわかる気がしました。

ツアーは無料なので、都合がつけば参加してみるのもおすすめです。

すごくかわいい、小さな温室。

こんな絵になるディスプレイも。

お土産ショップは、小さいですが博物館オリジナルの商品もいくつかあったので、覗いてみてくださいね!

ジェフリー博物館の見学のポイントまとめ

  • 17世紀以降のロンドンの中流家庭の家とガーデンについて学べる
  • おしゃれなカフェでくつろぎながら、ゆったりとした時間を過ごすことができる